TOM200の何が良かったのか。
まずサイズ。5m×2mは駐車場の問題もあり譲れない部分です。
次にデザイン。低いバンクで流れるようなルーフのデザインは他のキャブコンとは一線を画す斬新な印象でした。
操縦性が良いらしい事。
紹介記事やブログなどを読むと軽量さからくる操作性や安定性が良く、ガソリンエンジンでも動力性能は充分らしい。
ちなみにTOM200の車両重量は2.2トンほどらしい。カムロードベースだと3トンあるのはザラにあるらしい。
ビルダーさんはどこも重量のデータをカタログに載せてないけど、タイヤや足回りへの負担が全然違うし、非常に重要な情報なので是非公表して欲しいものです。
室内のレイアウトが良かった事。
二人で使うので就寝定員6名もいらないのですが、いざという時の余裕は貴重。リアの2段ベッド仕様は収納も考えると一番効率的なレイアウトかと思います。伸縮式のマルチルームもおもしろい。
車体の大きさと室内の広さは当然反比例するもので、結局どこで妥協するかという事になります。
TOM200は我が家の使い方を色々考えて一番の妥協点だったという事です。ある意味一番中途半端なクルマなのかもしれません。
バンクベッドは狭いし、リアの2段ベッドもそれほど広くないしウッドスプリングとか付いてる訳でもない、ペラペラのマット一枚だけ。
外部収納は全然ないし。でもこのサイズで考えるとTOMしかなかったのかな。
最後に価格。カタログに載っている値段は580万円(税別)で、他社のキャブコンに比べて安い。これなら頑張れば買えるかも、と思わせる値段設定。
でもこの値段は単に標準装備がショボいだけの事で、他社モデルで標準で付いているものが全てオプションなのでした。
キャンピングカーを選び始めの頃はあまりにも高額なので、その価格のみに注目が行きがちですが、高いクルマはそれなりに理由があってオプションを付けて見積りを取ると結局変わらなかったりします。
標準装備やオプションをよく精査し、またベース車両の仕様にも注意が必要です。購入後に足回りに不満が出てチューニングとかすると相当な金額がかかります。カムロードに乗ってる方はかなりの確率で足回りにお金をかけているようです。
結局、ハイエースだったから。
TOM200を選んだ一番の理由は「ハイエースだったから」と言っても過言ではありません。
ハイエースは言わずと知れた商用ワンボックスで圧倒的シェアを誇るトヨタの車。
うちの会社で工事とかあると色々な職種の職人さん達が来るのですが、10台ワンボックスバンが並んでいるとそのうち9台はハイエースでした。
プロの皆さんに信頼されてる証拠です。
実は私も以前、20年以上前ですがハイエースに乗ってました。子供が自転車競技をやっていて全日本などを転戦していましたので、トランスポーターとして。
室内は改造して車中泊できるようにしてました。ですからハイエースの良さは分かっているつもりです。
カムロードは完全にトラックですがハイエースはワンボックス。と言うかミニバンに近いかも。ハンドルの角度が全然違うので運転姿勢も変わってきます。
そして最も優れているのが安全性。
トヨタセーフティセンスが付いていますし、インテリジェントCソナーという安全装置もオプションで付けられます。
これからだんだんボケてくるジジィにとってこれは大きい。
売れてる車だからアフターマーケットのパーツなども豊富だし、ハイエース専門ショップとかもありますし。
ハイエースベースのキャブコンはセキソーボディだけではなく数社ですがあります。
有名なのはファンルーチェ。
車種も豊富で例えばセレンゲティはハイエーススーパーロングベースながら、全長は5m未満。幅が2100mmとちょっと広いのですが充分コンパクトだと思います。
ハイエースの標準ボディベースのウラルというモデルもありますが、マルチルームがないのが残念。
TACOSというビルダーもVERYというモデルがあります。
すごくコンパクトでデザインは好きなのですが、やはりちょっと狭い。
外にも色々なビルダーさんが作ってますが、標準ボディは少なくスーパーロングベースの方が多いようです。
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