第3回にしおマラソン完食してきました。
そう、エイドの給食ほぼ全制覇したのです。もちろん完走もしました。
天気に恵まれた事もありとにかく楽しかったです。病気を気にしつつ無理せず走り、マラソンの新たな楽しみを見つけてしまいました。
今回は久しぶりに(10年前のホノルル以来)スマホを持って走ったので、写真たくさんのレポートとなります。
当日朝5時半に自宅を出発。途中のコンビニで朝食のおにぎりと大福を買う。東名に乗る直前にETCカードを忘れた事に気づく。しかたないので一般の入り口から入る。何十年ぶりだろう。
音羽・蒲郡ICで降りる。支払いはクレジットカードが使えるのでETCなくてもさほど不便でもない。
R23の道の駅、幸田筆柿の里でトイレを済ます。
自宅から約1時間40分ほどで指定駐車場のデンソー善明製作所に到着。ただ、駐車場入り口は参加者の車でかなり渋滞していて停めるまでにかなり時間を要しました。広大な駐車場に比べてちょっと係員が少なくて案内に手こずっている感じでした。
シャトルバスに乗って到着したのはスタート会場の西尾市役所ではなく名鉄西尾駅。市役所付近ではバスの乗降する場所がないのだろうが、駅前も決して広いバスターミナルがあるわけでもなく結構不便。
駅から徒歩10分ほどでスタート会場の市役所に到着。
驚いたことに市役所の1階ロビーは開放されてました。会場が狭いので窮余の一策だと思いますが、セキュリティ的にどうなんだろう。
市役所前広場にある着替えのテントも狭く、さらに敷物もないので雨天だと悲惨だろうな。仮設トイレも少なく男性小専用と女性用は空いてましたが、それ以外は大渋滞でした。
8時半の5分前に荷物を預ける。スタートブロック別にトラックが分かれていて、これだと受け取るとき混雑しそうと思ったけど、やっぱりそうでした。
9時にスタート。台上には知事・市長、ゲストの野口みずきさん、千葉真子さん、とアイドルの某女子(すいません失念しました)
天候は曇り。朝の最低気温は4℃。風はないが結構寒い。スタートからしばらくは2車線のさほど広くもない道路をまっすぐ行く。
今日はタイムを気にせずとにかく楽しく走るのを目標としているので、無理に前の人を抜くような事はせず淡々と走る。ただゆっくり走るというのではなく、自分的に一番心地いいスピードで走る。キロ5分45秒から6分くらいかな。
3kmほどで右折すると急に狭い旧市街の裏道に入る。そして茶畑の中の農道を走る。
茶畑の中の農道はかなり狭くスピードは落ちる。記録狙いの選手はかなりストレス溜まりそう。この後も裏道の狭い道路や農道が結構多く急カーブなども多い。個人的には好きなコースですが速い選手や記録狙いの方には向かない大会と言えそうです。
お茶娘さんたちの応援。
チアリーダーの応援、と思ってよく見たら全員男性でした。
5kmあたりで矢作川の堤防道路に出ます。この日は風もなく気持ちよく走れ気が付いたら5分30秒ペースで走ってました。ただ冬型の気圧配置だと強い西風で大変だろうと思います。マラソン大会は天気良ければ全て良しです。
そしてお待ちかねの第3給水所、最初の給食です。
ここは「西尾の抹茶」と
抹茶カヌレです。
このカヌレ、マジでおいしかった!
次の第4給水所にはミニドーナツとミニシュークリーム。
18kmあたりで海に出ます。天気も良く気持ちいい。
このにしおマラソン、沿道の応援が凄かったです。
もちろん小さな地方都市なので絶対数は多くはなく、田んぼの中などはだれもいませんでしたが。でも沿道にいる方全員が熱く暖かく応援してくれるのです。一般の方はもちろんボランティアでコース脇に立ってる方も全員声をかけてくれたり拍手してくれたりボードを持って応援してくれるのです。こんな大会初めてです。
地方大会のボランティアは各組織から動員された人がほとんどで、正直いやいや立ってるだけの場合も多いものです。
自治体からみんなで応援しましょうみたいな声かけや、説明会で周知があったとは思いますがそれだけではなかなかできるものではありません。ふつう何年もかけて応援文化が成熟してきますが、この大会はまだ3回目です。もともとこの地域の方は人を応援する文化があったのかもしれません。
中学生もたくさん動員されてまして、ほんとに全員元気に応援してくれました。凄いです。
自分も沿道の応援に応えてなるべくありがとうを返しながら走りました。病気の事もあり感極まってちょっと涙が出ました。今日思い切って出場して良かった。
そして20kmにある第4給水。一色漁港にある一色さかな広場にあります。
まずはおにぎり。一口サイズで食べやすいです。
そしてそのとなりには一色産うなぎのかば焼き。
過去最年少のボランティアだと思われます。こんなカワイイ子供に薦められたらもらわない訳にはいきません。
ランニング中にうなぎはどうなんだろうと思ってましたが、温かくておいしかったです。おにぎりもあったので後味も問題なし。
漁港の倉庫街の中もコースとなってました。生臭かったです。宇宙人もびっくりです。
一色大橋。富山マラソンの新湊大橋ほどではありませんが、なかなかの景観。
第6給水所には「たけのこの里」の西尾抹茶味がありました。
紙コップの中に3個から6個ほど入っていました。抹茶味おいしかったです。
第7給水所には三河一色のえびせんべい。香ばしくて最高。
第9給水所イカフライのレモン煮?なにそれ。
西尾市の学校給食のメニューらしいです。揚げ物なので脂っこいですが一口サイズなので大丈夫です。
そして第10給水所、遂に来ましたにしおマラソン名物踏切食堂。
もうこうなるとエイドなどではなく祭りの出店状態です。記録狙いの選手はもちろん寄りません。
まずはたこ焼き。
焼きそばは冷えていてまずかったです。
そして「にしがまラーメン」出来立てでおいしかった。
他に写真撮り忘れましたがクラムチャウダーも頂きました。これも美味でした。
そして次はデザートです。抹茶のフレンチトースト。最高です。
更に「油菓子」要するにドーナツです。
これで踏切食堂コンプリートです。さすがにお腹一杯です。
果たして走れるのだろうか心配しましたが、大丈夫でした。私胃腸は丈夫なので、って胃癌患者が言うか?
すぐとなりに名鉄西尾線の踏切があります。幸い電車で止められることはありませんでした。15分に1本電車が通るようです。
こちらのカップルは「千と千尋」のコスプレだそうです。女性の方が「千尋」。男性は「坊」だそうで、ちょっと無理がありますね。
第11給水所には豚汁がありました。踏切食堂の直後でおなか一杯なのでちょっとキツったですが、あつあつでおいしかったです。
白山トンネルにはちょっとしたイルミネーションが。
この給水所は子供中心に運営されてました。ボランティアの英才教育ですか?
第12給水所。遂に最後の給食です。
ここにはエナジーゼリーがありましたが、デカいサイズだったのでとても食べきれる自信もなく、もらうだけもらってそのままおみやげにしようかと思いましたが重いので断念しました。唯一食べなかった給食です。
隣には一口水ようかんが。こちらはおいしく頂きました。ようかん最高。
そして37km付近からはこのコース唯一にして最大の難所の心臓破りの激坂です。
長さも1km近くあり斜度もかなりのもの。回りの人はほぼ全員歩いてました。自分はここまで無理せず走ってきたのでなんとか走って登れましたが、サブフォー目指して5分半のペースで来ていたら間違いなく歩いていたと思います。
そして遂にゴール。
タイムは4時間31分でした。無理せず食べながら写真撮りながらだったので5時間くらいかなと思っていたのですが思いのほか早かった。ゆっくり走るというより気持ちのいい速度で走るようにしてたからだと思います。
ゴール会場は狭く、導線も悪く迷ってしまいました。会場の地図をあらかじめ頭に入れておかないといけないようです。
手荷物の返却も大渋滞。ゼッケンのブロック別にするとこうなります。来年は改善を願います。
選べる参加賞は抹茶スイーツセットです。後日味わいたいと思います。
他にはイチゴと一色えびせんべいが選べます。こういう参加賞はいいですね。
今回は病気の事も考え、タイムを気にせずに楽しく走る事に徹しました。スマホを持って写真を撮りまくりながら。そして給食は全部食べる。胃がんの患者としては無謀だったかもしれませんが。マラソン歴15年ですがこんな大会の楽しみ方は初めてです。
これまでは時計だけを気にして走ってましたから、それから解放されるとストレスがなくなりとにかく楽しかったです。今回病気して、また年齢の事もあり今後はタイムを気にして走るのは限界かもと思ってます。去年の自分を越えるチャレンジも素晴らしい事だとは思いますが。
されどタイムを気にせず楽しく走るのも、ある程度走力がなければ成立しません。ですからこれからも練習はずっと続けていかなければならないでしょう。
必ず病気を克服して大会に復活します。楽しく走れなくなるまで大会に出続けたいと思います。