だからというわけではないのですが、連休初日に御嶽山に登ってきました。
2年前に噴火して60名以上の犠牲者を出した御岳。
一般的には王滝口の登山道を登るのですが、現在も閉鎖されたままです。そこで今回はロープウェイのある黒沢口から登りました。
駐車場は休日にしては空いてました。山頂付近はいまだ入山規制されているので登山する人は少ないのでしょう。
この前の仙丈ケ岳とはえらい違いです。
まずはロープウェイで一気に標高2150mへ。今回はややお気楽登山。
ロープウェイ駅から10分ほどにある行者山荘。
山小屋というより御岳信仰の信者のための小屋みたい。古いけどすごく雰囲気があっていい感じの小屋です。
1時間ほどで8合目にある女人堂山荘に到着。
霊山である御岳は8合目から上は神域とされ女性はここまでしか登れなかったのでこの名前がついたらしい。
霊峰御岳は信仰の山らしく、いたるところに慰霊の像やら石塔などがあります。
取りあえずお賽銭はあちこちにおいてきました。
天気もまずまず。北アルプス方面。
手前の大きな山が乗鞍岳。その向こうに穂高連峰や槍ヶ岳も見えました。
手前右の山塊が中央アルプス木曽駒ケ岳。その奥に見えるのが甲斐駒などの南アルプス。
左の方は八ヶ岳連峰。
約2時間半で石室山荘に到着。
山荘の中もさすが霊峰御岳といった雰囲気。
山の日という事でお茶とコーヒーのサービスがありました。
山で水は貴重品でお金を取られるのが普通なのでびっくり。
献花台もあり合掌。
9合目から少し登った所で山頂の剣が峰へ向かう登山道は立ち入り禁止になってました。
8合目から上は火山灰らしきものがまだまだ残ってました。
石室山荘では岩は飛んでこなかったが火山灰が30センチほど積もったそうです。
日本最高所にある池、二ノ池。今年は雪が少なかったので万年雪はなし。
ここも大量の火山灰が降り注いで汚染され、ここの水を利用していた山荘はどこも水不足。
ニノ池から三ノ池(山のくぼみにわずかに見えてる)を回って下山するルートがあるのですが、なんと落石の危険があるので通行止めに。
しかたないので同じ登山道を下山しました。
最後に行者山荘に寄って名物「力餅」を頂く。
つきたての温かいお餅にきな粉がまぶしてあるだけですが、うまい!
やはり山登りには和風スイーツです。力をもらって最後まで元気に下山できました。
下山後は木曽温泉に寄ってきました。
濁った独特なお湯で癒されました。露天風呂が狭くてちょっと残念。
名古屋にいた頃はスキーで何度も御岳に通いましたが、今回何十年ぶりかに訪れ初めての登山。
特に慰霊登山とかの意識はなかったのですが、山頂近くで当時どんな状況だったのか想像したら感慨深いものがありました。
仙丈ケ岳に続きピークに登らない登山となりましたが、御岳の魅力は充分伝わりました。
てっぺん目指すだけが登山じゃないかな、と。
最新の画像もっと見る
最近の「山登り」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事