ワタクシその昔、某食品メーカーに勤めてまして、一時期クレーム処理も担当してました。
まあ食品への異物混入は切ってもきれないもので、根絶は難しいでしょうね。虫・毛髪・包装材の破片等々・・・
もちろん製造者の責任のものが多いのですが、そうでないものも色々ありました。
ある時商品の中に歯が入っている、というお客さんからのクレームが入りました。今回のマックでも同じ事がありましたね。
急いでお客さんの所に飛んでいきました。するとお客さんはすまなそうな顔をして「自分の差し歯が抜けたものでした、すいません」
結構多いのが「ヤ」のつく職業のみなさん。大体「虫が入とった」というクレームですが、その虫が新鮮というか、いかにも今入れましたみたいでした。
普通のお客さんはお菓子とかのお詫びの品を渡して許してくれるのですが、ヤ○○屋さんはそんなものでは許してくれません。
「誠意を見せろ」と言うんです。誠意とは当然現金の事です。
○○ザ屋さん達は横のつながりがあって、あの会社はこういうクレームでいくら出す、という情報を共有してるんでしょうね。
今回のマックの件は会社の対応がまずかったとは思いますが、食品メーカーは異物混入のたびにお詫び会見をしなくてはいけない時代になったのか。
某カップやきそばのように何ヶ月も生産ラインを止めなくてはいけないのか。
そんな対応が求められるようになったら今に日本のスーパーの食品棚から商品が消えるぞ。
今は昔と違って個人でもネットで情報を拡散させることができるので、会社側も対応を誤ると大変な事になる。
以前食品偽装問題でひとつのホテルで発覚した問題が、実はうちもうちもと大変な騒ぎになったが、それと同じ騒ぎになりそう。ってかもうなってる。
