8日午後の東京外国為替市場では、日本銀行の新たな量的緩和政策への期待感
から円売りが加速。午後4時半過ぎに一時、1ドル=99円03銭をつけました。
1ドル=99円台は2009年5月以来、約3年11カ月ぶりの円安ドル高水準。
週末の予想通り、4月中に101円!? 2年後には180円。下手すれば1000円(笑)
米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは8日付のリポートで日銀が
4日に発表した大胆な金融緩和策について、格付けにはポジティブだが構造問題
の解決にはならないとの見方を示した。ムーディーズは「この規模の金融緩和は
(人類史上)まだ試されておらず、意図されたポジティブなマクロ経済効果を上げるための
日銀の政策の有効性およびスケジュールがともに不透明だ」と指摘し、緩和策は、
信頼に足る構造改革および財政再建計画を日本政府が実施するまでの時間を
稼ぎにしかならないとの見解を示しました。
また、日銀の大胆な緩和にリスクがないとは言えず、成長を促進できなかったり、
日本国債市場の不安定化につながったりした場合には、国債利回りの上昇を
もたらす可能性もあると警告。さらに、日銀の緩和策は日本の銀行の格付けには
ポジティブだが、保険会社の格付けにはネガティブだと指摘した。
止まらない円安が到来しました。円安で喜んでいる人は、本当はどういう意味
なのかを、もう一度考える必要があります。
輸出関連の株が上るとかいう方もいますが
日本が売られているということです!!
民主党政権が売国といわれましたが、円安が進むにつれて、日本の資産を
安く買える事になります。日本の企業がタダ同然で買われる事になります。
ムーディーズの見方を、先ほどのNHKではトップニュースで報じていました。
スマップのの旅とかやべっちの結婚式など、のん気ですね!
さて!ムーディーズが言う、「構造改革が実施されるまでの時間稼ぎ」とは???
まず、考えられることは・・16日に衆院通過すると思われる25年度予算案のことです。
放漫経営に人口減、増える貿易赤字・・格付け会社が狙うタイミングです。
予算案は参院で進まなくても成立するので、5月まで様子を見るかもしれません。
新規に出される国債発行額の7割までが日銀が購入すること
になる為、国債の品薄となって機関投資家は国債の手当てが難しくなります。
更に金利が0.5%以下ということでは利回りが確保できません。やむなく国債から外債
という動きや国債から株へという動きが出てくる流れが始まってきました。
その端緒な動きとして外債の購入が早くも始まってきて、この日本からの資金がフランス
やドイツの国債を購入、並びに米国債も購入、更にはスペインやイタリア国債までも
手を伸ばしているようです。
この日本マネーの動きがこれら欧米の国債市場にも影響を与えてきています。
このため先週末欧米の国債は買われ(金利低下)ました。日銀が無尽蔵に作り出す
マネーは世界の市場を変化させ、まさにお金の価値をなくそうとしています。
その震源地である日本は当然、株の上昇は止まらなくなることでしょう!!
とにかくお金は<価値がなくなる>わけで、特に日本円は価値がなくなります。
早めに預金や保険や国債などから逃げ出さなくてはいけません。
こんなに株価が異常な上げを演じているのに政府も日銀も更にお金を無尽蔵に印刷
するのですから行く末ははっきりしています。救いようのないインフレです。
政府など信用せず、早いもの勝ちで株や不動産を買って、現金から逃げだした人だけ
が明日を生き抜ことができるのかな???