被災者の方々の避難所暮らし

被災された方々がやむを得ず避難所暮らしをしていらっしゃる様子が報道されている。

その貧しさに言葉を失う。

おにぎり１個にりんご一切れ！

かたや、国の倉庫には備蓄米が数百万トン。

それが、ガソリンがないとか、運転手が運転を拒否とかで、必要とされているところに運びきれていない。

そして、灯油がなくて、寒さに震えているという。

北朝鮮じゃあるまいし。

政府の、こういう災害時の指示系統がまったく出来上がっていなかった、という事実がさらけ出された。

結局、国は、国民の命を守りきれない。

飽食列島、日本。なのに。

数十キロ離れた街では、ビーフステーキを暖房の効いたレストランでおなかいっぱい食べられる。

それが、被災地に入ると、とたんに、おむすび１個の配給になる。

どうなってるの？この、日本。


災害とは言え、未曾有の大震災、想定外の災害とはいえ、もっと機敏に動かなければ、弱い人から順に、命の火が消えていってしまう、そういうことを、政府は真摯に受け止め、対応すべきじゃないだろうか。

都知事はまったく懲りていない

読売新聞から：
「東京都の石原慎太郎知事が、東日本巨大地震に関連し、「天罰」などと述べたことについて、石原知事は１５日、「被災者、都民、国民の皆様を深く傷つけた」と謝罪し、発言を撤回した。
　石原知事は同日、地震対応に関する記者会見の冒頭で、「被災者の失意、無念は拝察するに余りある」「発言を撤回し、深くおわびします」とし、「首都の知事として、被災地のために全力を尽くすことを改めて約束したい」と述べた。」

あれだけ聡明な氏が、一日で自分の考えを変えるはずがない。

人の考えは、早々簡単に変わるはずもない。

周囲の、「これじゃ選挙になりません」のアドバイスがあって、しぶしぶ発言を撤回した。

その図だろう。

人の心のふか～いところが分からない人。

そんな人を冠にいただいている都民の悲劇。

「我欲を津波で洗いなおそう」などという石原氏こそ、あの津波で真っ先に洗われるべきでは？

「津波は天罰」発言～石原都知事

あいも変わらず、この石原慎太郎という政治家は、TPOをわきまえない発言で有名なんだけども。

どういうこと？

「津波は天罰」って。

日本のアイデンティティーは「我欲」だって。

そして、アメリカのそれは「自由」。

フランスは「自由・博愛・平等」だと。

それは、国のスローガンでしょ。

アメリカ人こそ「我欲」じゃないの？

移民問題に大揺れのフランスは「博愛」？

ちょっと極端な短絡思考。

そして、何の罪もない、日々の生活を必死で生きている東北の被災者のみなさん。

まして、亡くなられた方々の死体に鞭打つ、ひどい非情の発言。

人々の生活を、心の安寧を一番に考慮しなければならない政治家の発言ではない。

これで、この人、都知事選挙は敗北が決まった。

映画「ヒアアフター」

こんなつらい気持ちなのに、映画だなんて。

地震で家も気持ちも押しつぶされた人たちが同じ日本に今日を生きているというのに。

何かに引かれる様にチケットを買った。

それが「ヒアアフター」。

冒頭のシーンに、息を呑んだ。

なんと津波のシーン！！！！！

主人公の一人とも言えるマリーがその津波に飲み込まれ、もまれ、死に掛ける。

意識が遠のくと、はるかに見えるのは "hereafter"、つまり「来世」。

　誰もが一度はいたる「死」という避けられない宿命。

その「死」は本当に終わりなのだろうか。

それとも、多くの死を体験して生き返った人たちが一様に描く「光に満ちた来世」。

人は現世でも来世でも、愛を絆にしてつながっている。

死が単なる肉体の死で、来世にまた巡り会えるなら、本当に「ヒアアフター」があるのなら、こんなつらい悲しみはがまんしよう。

そして、復興に立ち上がろう。力になろう。

私は何にもできないけど、少しくらいなら、私にできることで役立つなら。

死が終わりじゃないということを信じたい。

政局やってる自民党は解党したほうがいい

東北太平洋沖の大震災。

この破壊的な惨状をどう復興していくか。

余震が収まったらすぐに着手していかなければならない。

それには莫大なお金が要る。

神戸の震災では、復興に全国から多くの土建業者が駆けつけた。

しかし、地元の業者にはあまり仕事が回らなかったという。

被災者に何が必要なのか。

それは、全てを失った彼らが元の生活を少しでも取り戻すための資金だ。

あの瓦礫と土砂と大量のごみを片付けるには、世界中、日本中からのボランティアだけではどうにもならない。

まず、地元の被災者でがんばれる人たちに片づけを仕事として、日当を出す。

外部の人たちはボランティアで。

県外から復興に駆けつけた企業には政府が資金を出して社会インフラを戻してもらう。

これだけするのに、どれだけのお金がかかるか。

自民党は、政局してる場合じゃないと思う。

早く予算を通して、日本社会にお金が回るようにしないと、今度こそ、自民党は国民に息の根を止められると、思う。

やはり過渡期の装置～原発

昨日１１日に東北・関東を襲った大地震。

福島県にある東京電力・福島原子力発電所第一号機から１２日午後、水素爆発。

これによって、放射能が１００キロのかなたまで漏れるという大災害に発展しそうだ。

未曾有の危機。

こんなことは想定していなかったのだろうか。

電気が止まり、冷却水を原子炉に送るシステムが壊れて、燃料棒がむき出しになり、それが爆発につながった。

風向きが北から南へ吹けば、放射能を含んだ風は首都圏を襲撃する。

２重、３重の安全システムは構築されてなかった？

やっぱり、過渡期のシステムだったのだ。

人間がコントロールできない巨大なモンスターが日本を、これから襲う。

大パニック！

これで菅政権は息を吹き返すかも

11日の午後に東北関東を襲った巨大地震。

被災された方々には心からお見舞いを、また亡くなられた方々には心から哀悼の意を表したいです。

政府は緊急支援はもちろんのことだけど、いろいろな対策を矢継ぎ早に発令したようだ。

つい昨日まで23年度予算関連法案が座礁するのを憂いていた菅政権。

この地震で国民の関心は災害救助1点に集まって行くだろう。

そうなれば、本予算は当然のこと、補正予算も政府の面目躍如だ。

それに棹差す自民党など野党は賊軍とみなされるだろう。

前原全外務相の違法献金問題、菅総理にも同様の疑い。

ぜえんぶ、かすんでしまうだろう。

それを攻める自民には「こんな災害時に何をやってるんだ」という国民のそしりが集中するだろう。


片山総務相は統一地方選挙の延期を示唆。

民主党は、天災に思わずも図らずも救われる形だ。

これで、夏の「小沢総理」の目が出てきた。

イタリアのベルルスコーニ首相を見よ。

国が富めば、国民は多少のスキャンダルには目をつぶる。

日本は「腹切り」の美徳を良しとする美意識の国。

だけど、それが、自分の首を絞めるということに、日本人よ、気付かなきゃ。

武士は食わねど高楊枝の見栄なの？

それとも、裕福さがほしい？

お金は汚い、なんて、へんなこと思っちゃだめ。

お金は、交換の象徴にすぎないんだから。

それをどう交換するか、というプロセスにただ人によって自分を見失っているだけ。

自分に自信をもって、心から裕福さを願い求めようよ、日本人。

東北太平洋岸地震～被災地の皆様お見舞い申し上げます

この地震の被災地の皆様、被災お見舞い申し上げます。

なんて言葉をかけたらいいかわかりません。

お気をしっかり持って耐え忍んでください。

政府や日本国民が総勢で支援に至急向かいます。

がんばってください。

民主政権の事業仕分けー規制編、遅すぎた

菅政権による、事業仕分けの第３弾ー規制仕分け編。

それにしても、ほんとに色あせて遅すぎた登場としか言い様がない。

事業仕分けを実施した民主党政権は、注目に値する。

それまで、官僚とともに、日本国の税金を好きなだけ食い物にしてきた「自民党」と比べれば隔世の感があるからだ。

しかし、民主党すらも、ただ、その事業仕分けを行っただけで、その後出てきた法案は、官僚からの反省や修正というものはまったくといっていいほど欠落している。

つまりは、さすがの民主党の仕分けも、単なる「パフォーマンス」だったということだ。

官僚組織のぶ厚い壁はいかんともしがたい。

相手にならない。

国民は、そのいきさつを見せ付けられて、立ち上がれないほどの焦燥感を感じた。

官僚は賢明で強固に日本を守っているのだから、国民は少しくらいは目をつぶれ！と。

もう、こうなると、どうやっても、日本の無駄はなくならない。

誰が政治を受け持とうと、官僚組織は強すぎる。

だから、あえて今回、規制仕分けをしようとも、もう国民はしらけきっている。

民主党は、演出が下手だなあ。

前原外相辞任～敵失に喜ぶ自民

外国人から献金を受けたとして、前原外相が辞任をした。

菅政権はもうずたぼろ状態だ。

それでも、このまま解散でもしようものなら大敗を喫することは自明なので、総理としては持ちこたえるしかないのだが。

自民が得点を上げたわけではなく、民主党が自失でこけまくっている状態だ。

だから、自民党の支持率はまるで冴えない。


４月の統一地方選は民主はぼろ負けだろう。

原口氏の新たな政治団体がどれくらい求心力となれるか。

ただそれにかかっている。

民主党の新人議員諸氏。

がんばれ～。