老中の市井日記

理想を失うことなく老いの中を楽しみながら、日々発見、日々刺激、日々出会いを大切にしていきたいと思っています

異分野融合セミナー(府大OBが語る技術革新を支えるプロジェクト・マネジメント論)その1

2012-08-18 09:13:48 | 大阪府大
現在、大阪府立大学には産学協同高度人材育成プログラムの一つとして、
「異分野融合研究会」があり先月第11回異分野融合セミナーが開催されました。
その時のテーマ「府大OBが語る技術革新を支えるプロジェクト・マネジメント論」を
講演されたのがパナソニックの古池顧問(元代表取締役副社長)でした。

異分野融合研究会は学生(特に博士後期課程の学生)が、自分の研究分野とは
異なる分野で活躍する研究者の方々と交流し、自分の研究分野以外にも視野を
広げるための場を提供するものです。学内のポスドクの研究発表もあります。

私が4年半前に母校の大阪府立大学の門を再び叩いたのは、ポスドクと中小企業の
コラボの提案でした。

理事長補佐・戦略連携担当の委嘱

古池顧問には、今から2年ほど前の三洋電機副社長時代に大阪府立大学校友会の
第2回校友懇話会でお話を頂きました。この講演は配布資料やレジメが無く、
プロジェクタから見せる内容の企業経営者から大学への要望がかなり強烈でした。

そんな事も有り、研究・教育の当事者(ポスドク、院生含む)にどのような
コメントされるか可也興味があったのですが、仕事中ということで挨拶だけで
後から資料を見せて頂きました。

気になるメモ:
1.アナログからデジタル時代への転換期に何が起こったのか-日本の産業力の喪失-
・国内市場の成熟に対して、グローバルな視点で新たな価値創造がないと成長しない
・日本だけがGDPが伸びない(3ヶ月ごとの会合でもデータで確認)
・先進国の累積された経済基盤の優位性が消えた
・アナログからデジタルの変化は時間圧縮の世界を作る
・アナログ時代のモノづくりで日本に負けた欧米は、高度な世界戦略、土俵換え戦略に転換
・アナログ時代の垂直統合(擦り合わせ)匠の技による日本の優位性は消滅

昨日の記事 3ヶ月ごとの会合(送り火編):

昨日の記事「3ヶ月ごとの会合(送り火編)」で言っていることと、切り口が違うだけで
同じようなことが多いです。
内容が可也重いので、何回かに分けて整理します。


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