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SDTMの気まま空間

SDTMが徒然に書いて行きます。

仏教の旅 【五木寛之著】 

2008-09-19 12:29:43 | 書評
★ 仏教の旅 【五木寛之著】 前回、仏教の解説本を読み始めた事を記事にしました。その際に、読むか読むまいかと迷った五木寛之さんが書いた「仏教の旅」シリーズを一気に読んでしました。 本来の順序とは全く違う、ランダムが読み方となりましたが、それぞれの巻が独立なので違和感はありませんでした。しかし、五木さんの文章は本当に読みやすい。知らず知らず、深みに入ってしまうようです。彼の有名な著作「青春の門」は . . . 本文を読む

最近の読書

2008-09-02 12:00:53 | 書評
★ 最近、仏教系の本を少し読み出しています。 例えば、 1.梅原猛の授業「仏教」 2. 「仏教が好き! 」河合 隼雄 中沢 新一 この2冊。教義を勉強したいと言うのではなく、1神教のキリスト教やイスラム教では、固苦しい感じがあるので、仏教なら柔らかいイメージがあるとそういう軟弱な理由で読み始めています。 1の『梅原猛の授業「仏教」』は仏教関連の学校での講義をベースにした内容で非常に判 . . . 本文を読む

2人の「桂子」さん

2008-07-13 09:21:03 | 書評
★ 2人の「桂子」さん   柳澤桂子さん、中村桂子さん   それぞれ生物化学を歩んで来られている方達です。   柳澤さんは、原因不明の難病を患い、職を断念されてしまって、 長い間、病床に臥せっていましたが、病因が判明し、   家の周りくらいは歩けるようになったという経歴の持ち主。   回復後は、持ち前の生物化学の専門を活かしつつ、若者への啓蒙書を   出したり、自分の人生を直視し、「生 . . . 本文を読む

【ともしびをかかげて :ローズマリ・サトクリフ  著】

2007-12-24 16:04:09 | 書評
★ 【ともしびをかかげて :ローズマリ・サトクリフ著】  図書館に岩波少年文庫新刊「銀の枝」が置いてあり、何気なくローマン・ブリテンに関する物語なのだなぁ~と思って、貸出を受けることもせずに其のまま立ち去ったのですが、気になり借りようとしたら、既に誰かに貸し出されてしまった後でした。それで作者のことを調べるとブリテン3部作『 第九軍団のワシ』『銀の枝』『ともしびをかかげて』が連作となっていること . . . 本文を読む

ゲド戦記

2007-11-17 18:26:00 | 書評
★ 【ゲド戦記シリーズ】  BLOGのに「影のとの戦い」の書評を掲載しましたが、シリーズの最終版である「アースシーの風」を読み直し、前回の感想が若干表層的かなと思い、再度トライしてみることにしました。 第1作が1970年代に出版され、今流行りの「ハリーポッター」シリーズの原型にもなった「魔法使い」が主人公となる児童文学小説です。ただ、読んでみて判るのですが、内面の描写が多く、難解と思われる内容 . . . 本文を読む

【大野晋】 日本語と世界

2007-05-22 04:08:30 | 書評
☆ 言語学者の大野晋さんが書く本。   ネット友人のF'Trackさんの書いた記事に触発されて読んだ本。 1)変化する日本語に対する言語学者の分析 2)日本語研究の巨人「本居宣長」の実像 等など読み応えのある内容。 国語の苦手なSDTMも、理解しやすい平易な解説です。ご一読をお勧めします。 ただし、絶版の本なので市民図書館などで借りて読むしか手が無いかもしれません。 TBをF'Trackさ . . . 本文を読む

【書評:動物と向きあって生きる】

2006-10-29 00:54:45 | 書評
☆ 今、動物園で注目度No.1の「旭山動物園」の副園長・獣医の坂東元さんが書いた本。図書館にあったのですぐさま借りて読んでみました。   彼が「旭山動物園」のどん底時代に考えた「野生動物」を見せるとは、、ということをこの本で述べています。   現在、旭山動物園での展示?というか動物たちを見せている「ペンギン館」「あざらし館」「チンパンジーの森」「もうじゅう館」が既にそれぞれ人が集まっています。 . . . 本文を読む

【岩波少年文庫:台所のおと みそっかす】

2006-09-19 00:05:26 | 書評
★ 最近、図書館の少年文庫欄を眺める様になってきました。   読み易い活字の大きさ、やさしい文体というのが理由です。   その中で見つけたのが「台所のおと みそっかす」です。   作者の幸田文さんは幸田露伴の娘さんで、その父親の影響もあってか、中々の文才のあった方のようです。   この本は、編者(文さんのお孫さん)が選んだ短編を集めたものですが、作者の晩年のエッセイとか、若干、父親露伴との関わ . . . 本文を読む

【大岡信:星の林に月の星】

2006-09-01 12:37:39 | 書評
★ 検索サイトでこのタイトルを入れてみると、   『ウルトラマンをつくった男たち 星の林に月の船: DVD: 』と言うのが出てくる。   このタイトルは、実は大岡さんが前書きで書いてあるように柿本人麻呂が読んだ歌で   天の海に 雲の波立ち 月の船 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ がヒントになっています。 これを読もうとした切欠は、梅原猛さんの『黄泉(よみ)の王(おおきみ)―私見・高松塚』で、埋葬 . . . 本文を読む