主婦の椎間板ヘルニアの日々 

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MRI 私はケンシロウ?

2006年05月01日 | 椎間板ヘルニア
ヘルニアの場所によって痛みを感じる場所も人様々だと思いますが、
私の場合は、腰は痛まずに右側のお尻~つま先までが痛い。

だから一番辛いのは 座る という行動。
断続的にずっと痛みはあるものの、座ると激痛で呻き声がでてしまう位に痛いっ。

二番目に辛いのは上を向いて寝る事。ビリビリ痛い。

さて、整形外科に行ってはみたものの、やはりヘルニアはレントゲンでは解らないので、MRIの検査をする事になり早速予約。



このMRI検査、ヘルニアがどれ位神経を圧迫しているかとか、輪切り場に見られたりと、無くてはならない物というのはとーっても解る。
でもでも!痛みとかは全くないものの、私はとーってもコレが辛い。

まず病院に行くまでの間、「座る」という行為でわずかな振動にも呻き声を上げて必死に耐え、病院に着いてからは歩けないので車椅子に乗せてもらいやはり「座る」という行為に耐え、やっと検査室に辿り着く。

あーやっと座る事から開放されたというのもつかの間。
検査台に登り横になるが……

仰向けが待っている。
勿論慣れている検査師の方が、
 「膝を立ててるほうが楽ですよね?」と膝下用のクッションを置いてくれたりするけれど、それでももやは痛い。

それは序の口で、何とこの限りなく痛い状態で20分もじっと動かずに耐えなきゃいけない。

健康な人でもじっと動かずに硬い検査台の上で 耐えられるだろうか?
身じろきもせずに?

念を押すように
 「足・腰を動かさないようにしてくださいね」と何度も言われる。
 「動いてしまうと正確に映せずにやり直しになったりする事もあります」と。

マジックテープのようなベルトで縛られて(本当はもっと何本も縛られたんだけど、我がまま言って2本外してもらった)検査台が奥へと動き
それから始まるとてつもなく長い時間。

難しい事は分からないけど、MRIは磁気を使うらしく、スッゴイ轟音が断続的に続く。検査師の方が耳栓をつけてくれてもそれでもかなりウルサイ。

狭い空間に閉じ込められ
痛い→ツライ→足を動かしたい→頑張らなきゃ→でも痛いよぉ→動かしたいよぉ
→またやり直しも嫌だよぉ→まだなのぉ?→痛い
とエンドレスな発想が頭の中でぐーるぐる。

轟音がそれに拍車をかけて、あまりの痛みとストレスで

北斗の拳のケンシロウのように 私の体を押さえているマジックテープベルトを
 うぉぉぉぉぉおおおおお
と雄たけびを上げながら
ベリベリっと剥がし飛ばして叫びたい衝動に駆られる。

そしたら気持ちいいだろうなぁ  などと妄想に突入するくらい
痛みがヒークを超えている。

勿論ケンシロウになれるワケでもなく、脂汗を浮かべて必死に耐えるしかないんだけと。。



長い長いケンシロウ願望の時間がやっと終わり、
 「はい、終了ですよー、頑張りましたねー」と検査師のお姉さんが
やって来たときには、天使かユリア
かと思っちまいましたよ。


世の中の技術開発者の方々、どうかお願いします。
MRIの検査時間の短縮を一日でも早く、技術開発して下さい。
患者さん達はみんな、きっとみんなケンシロウ状態で頑張ってるんですよ。
(いやもしかしたらケンシロウを実行した凄いヤツもいるやもしれん)