山茶花談

さざんかだん

筆と糸

2021-07-18 | 色鉛筆画



ある暑い夏の日、足元の土は
照り付ける太陽でカラカラに乾いていました。

そんな熱い土の上で、地面にへばりつくように
細く四方に蔓を伸ばす植物に気が付きました。

その植物のかたちが面白く
生命力のたくましさにも惹かれて
以前、この植物の絵を描いたことがありました。

そんな季節がまたやって来ています。


刺繍作家のtsumugiさんに縫ってもらうために描き直した絵です。

普段あまり白地の背景にすることがないのですが
瑞々しい透明感が生まれて、新しい発見でした。

普段よりも、ちょっと肩の力を抜いて白い紙に描いてみる、
違うものが生まれてくるものですね。




          


その絵を見たtsumugiさんが縫ってくれた刺繍。

涼やかで、布の上を伸びていく刺繍糸に
あの暑い日に足元に見た植物の姿が重なりました。














ちいさな小物、(ブローチ)
このシリーズも、tsumugiさんのアイテムの中で、わたしが好きなもの。

もうすぐ初めての展示会が始まりますが
この新しい共同制作が、今とても楽しい。

最近ずっとペン画を制作しているので
CHIKICHIKI(tsumugiさんとの)で新しい色鉛筆画を描こうかな
と思ったのも、新しい発見です。












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