しいたけの伊豆高原情報と放浪旅

(伊豆をバイクで回って10年、伊豆高原に住んで26年目に突入、いろんな事がおこりますねえ!)

お払い箱DVDにも名作がありました

2020年12月20日 | ビデオ名画劇場
・                   【老夫婦が人生最後のキャンカー旅です】

人生最後の旅たちのドラマです、認知症が進んでいる夫の言動には許せないことがあっても、妻は全てを許し最後の行動をとるのでした

(結末は悲しいけれど、息子や娘たちにはすがすがしい最後でした)

古いキャンカーでの長い旅立は仲の良い老夫婦の休暇を過ごす物語かなと思ってました、末期のがんを患う妻が認知症の夫を思っての決意の旅でした


・             【高齢の夫は認知症、妻はがんが全身に転移でした】

従って夫の運転も侭になりません、心配そうに妻がのぞき込んでいました、わが夫婦も似たような体験をしています


・              【原題は「ロングロングバケーション」ではありません】

出発は娘や息子に内緒で出ていきます、心配する息子には行き先を告げずにロングバケーションに出発しますと書置きでした

(途中で何度か連絡していますが、認知が進んでいる夫はヘミングウエイの生地を目指すのです、妻は最後まで子供には行き先は告げません)

僕なら日本のへミグウエイと言われる開高健さんです、彼は大阪生まれで人生最後の地は茅ヶ崎でした、茅ヶ崎なら毎週通過してますし
大阪でもキャンカーでは近すぎです、ハイウエイを使っても何日も掛かるアメリカの広大な国土を連想します、日本なら全土一周でないと
こんな物語の展開はありません

僕は作家の思い出の地に行きたいほど本を読んでません、最近は目も悪く細かい文字を読み取れなくなってます、最後の文豪と言われる
井伏鱒二さんの全集14巻も20年前に神田で購入しましたが、5巻目で進んでいません


・              【僕もママを置き去りしたことがありました】

笑ったのは僕も同じ経験をしていました、給油中に妻を置き去りにして出発してしまったのです、映画ではハーレーのバイクのお兄さんに
妻が跨って追いかけてくれました、僕の場合は途中で誰もいない車内の雰囲気を察して気が付いたのが30km先でした、運転席から降りて
ドアを開けるとママのサンダルがありません、居ない事に気が付いて急遽戻った次第でした、彼女は僕が隣の人と話し込んでいるので
そっとトイレに駆け込んで朝の洗顔を行っていたのです、戻ってみると携帯電話もなく、財布も持っていないパジャマ姿で不安げな表情で
僕が戻って来るのを待っているママがおりました

(寝間着姿で携帯もなく途方に暮れていました、当然ですが自分の行動を反省する事なく、一方的に僕に向けて怒りが爆発していました)


・             【老人ホームに入りたくない老夫婦の最後でした】

悲しい最後でした、老後や人生最後の行動にはいろいろあって身につまされる感じですが、僕は共感を覚えました



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