伊東の港では「めじまぐろ」が上がってます

・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【伊東港の市場では「メジマグロ」が美味しいです】

やがて黒潮を北上して成長して本マグロとなって本当の旬を迎えます、今の時期は伊東港で毎日揚がって「メジマグロ」も旬と思えるような
若々しいトロのお味です、勿論本マグロのように艶のあるねっとりとした大トロにはなりません、どちらかというと養殖マグロに近いお味です
コストパフォーマンスを考えれば十分に満足します、お酒のつまみとして半身を豪勢なお造りにしますと一人前ではボリューム感たっぷり、
脂身が若いのでペロッと食べられます

（実が柔らかく普通の包丁でも簡単に切り分けられます）

腹身の部分と背中の部分を切り分けて、大トロの部分にチューブ入りワサビを乗っければちょっと変わったB級グルメのお味です


・　　　　　　　　　　　　　　　　　【伊東でもスーパーにはおいていません】

普通のスーパーには並んでません、魚屋さんの店頭に並んでいまして、伊東港産と伊豆諸島産があって伊豆諸島産の方が若干お値段がお安い

（鮮度の違いだと思います、市場に並ぶ時間が１日遅れると思います、大型の魚となれば熟成期間がありますが、小型であれば鮮度が一番なのです
　僕には味の違いが判りません）

伊東のお安い魚ではソーダカツオだってその日中に食べれば美味しいのです、身は小さいけれどちゃんと初夏のカツオのお味がします


・　　　　　　　　　　　　　　　　　　【背中とハラミを分けます】

伊豆高原の小料理屋さん「葦」のご主人が捌くメジマグロは絶品です、ハラミをそぐように盛り付けますからトロの味が際立ちます
僕はこの味を忘れてしまいました、何が原因かわかりませんが、奥様から出入り禁止を言い渡されてすでに１０年の年月が流れました
多分酔った勢いで失礼をしでかしたのに違いありません、その後スーパーでばったりとお会いしても許してくれないそうでした

（責任は僕にあると思いますが、長い事「葦」には行けてません、そろそろ許して欲しいね）


・　　　　　　　　　　　　　　　　　【大トロ部分になります】

小さくても十分トロぽいお味ですが、「葦」で食べたお味とは少し違っているのが残念です、プロが熟練した技を駆使して作ってくれるお味に
叶うわけありません