へーちょうなんだ。

ときどき書きます。
4コマ漫画「こねことへんないきもの」略して「こねへん」れんさいちゅう。

シャンプーしてる時後ろに立っている人について。

2012-06-10 01:03:40 | にっき
お風呂でシャンプーをしていて、ふと背後に気配を感じることがある。なにかいるな、と思うのである。稲川淳二なら、怖いな~いるな~、というところである。ゴルゴ13なら発砲しているところである。この例えのくだり、たぶんいらなかったのである。
ともかくなにからいるような気がすることがあるのである。けれどももちろん、振り返ってみても別になにもいないのである。いた試しがないのである。そういう時、ほっとしながらも、なにかこう、失望というか、残念だという気持ちを感じないわけではない。
なにせこちとら風呂に入ってるのである。それを背後から見てくるということは、それは畢竟こちらの裸に興味津々に違いないわけであって、万一そこに幽霊さんがいるならもうこれは完全にこっちに惚れているに違いないのである。違いないといったら違いないのである。国会で青島幸男が決めたのである。
と、なれば当然背後の幽霊さんも、もし目が合ったならば顔を赤らめながら「お背中お流ししましょうか」となるのは自然であって、しかも当たり前のことだがお互い素っ裸、だってこっちが裸なのだから向こうが着衣というのは礼を失するというものなのだから、幽霊さんも裸でなくてはならんのである。というより、何か着てたら健康ランドのマッサージのおばちゃんみたいで嫌なのである。
でまあ、お背中お流ししましょうかときたらもうそりゃ喜んで、と答えざるを得ず、自宅のお風呂は突然なんだか嬉しげな空間になるのだ、とここまで考えたところで、背後に立っていた幽霊が屈強な男だったら、大変だ、さっきまで嬉しげだった空間が唐突に薔薇的香りのあれがあれになってきたので唐突に終わる。

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