都会の生活と違い、片田舎の小さな集落、
強い絆で結ばれていたものである!!
しかし、今日の集落は、行き先の決まらない船が、
「海水に浮いているだけ」、の状態にあるようで仕方がない?
かって、集落内で田植えを早く終えた農家は、
遅れている農家に、応援に行く!!
それを「結」、と呼んでいた。
一方で、水田の水回りの悪いところでは、
「水争い」などもあった!!
当然、田植えが遅れたり出来なければ死活問題、
必死で、自分の水田に水を引くため、
圃場で、寝ずの番をしたとも言われている。
時には、隣同士で喧嘩になり、
大きな事件にまでなった、と言われている!!
この地帯は、いまだに未整理の水田が多いが、
区画整理が完了した地帯は、
水田、一枚一枚に蛇口がある。
水田に、水を引くことが容易になった。
とにかく、百姓は共同しなければ、
生きることが困難な時代を、生き抜いてきたが、
水の問題が解決する時代になって、
助け合う必要性が、希薄になりつつある。
このように、激変しつつある農村社会!!
まだ、古い体質の一面を残したところもあり、
混在した農村社会、となっている。
このような時代は、今しばらく続くのでなかろうか?
このように整理すると、
高齢化社会に後継者不足と言う事態に対処できる、
中年クラスの人材の、奮闘奮起を期待している・・・・。
そうでなければ、集落の赤点滅が、
黄色、青信号に変えることがきないように思う?