安田真奈監督の映画「幸福のスイッチ」を観ました。 . . . 本文を読む
アダム・サンドラー主演の映画「もしも昨日が選べたら(原題:CLICK)」を観ました。
人生を早送りできるリモコンを手に入れた主人公。退屈な家族サービスの時間や出世までのプロセスを早送りしていたら、リモコンが主人公の行動パターンを学習して勝手に動きはじめ、早送りが止まらなくなって・・・というお話です。
全体を通してテンポがよく、笑いどころ満載の展開。地味で淡々とした映画が好みの私はこういうのが逆 . . . 本文を読む
西川美和監督の映画「ゆれる」を観ました。
上京し夢を実現した弟(オダギリジョー)と、田舎で家業を守る兄(香川照之)を中心に展開されるシリアスなお話。幼馴染みの転落事故をきっかけに起こる家族のきずなの崩壊とそこからの再生が描かれています。
まず抱いた感想は「テレビでおなじみの華のあるキャスト陣のわりに、地味な映画だなあ」と・・・。(注:地味な映画、というのは褒めことばです。語彙がないのでこんな表 . . . 本文を読む
映画が好き、と言うのが恥ずかしいほど、誰もが知っている名作を観たことがない私。こんなことではダメだと、タイトルを知っているというだけで選んで借りてきたのが『シェルブールの雨傘』(Les palapluies de Cherbourg)です。
ひとことで言うと、「戦争によって引き裂かれた二人の悲しいラブストーリー」ってところでしょうか。正直なところストーリー展開からは何も感じることがなかったので . . . 本文を読む
評判の映画「THE 有頂天ホテル」。ついに観てきました。
大晦日、一大イベントであるカウントダウンパーティーの準備に追われるホテルが舞台。ホテル従業員そして宿泊客の身に起こる事件やら思惑やらが、それはもうしっちゃかめっちゃかに交錯していきます。
期待して観にいったら期待したとおりにおもしろかった、というのが感想。実力派俳優が惜しげもなく登場し、しかもどの登場人物も本当にはまり役!という印象で、 . . . 本文を読む
映画「博士の愛した数式」を観て来ました。
年末に原作を読んだばかり。事故で記憶が80分しか続かない元数学博士と家政婦母子の物語です。
演出や演技にお芝居くささが目立ったのが気になったものの、原作の芯の部分というか、大切なところが違和感なく再現されていて、個人的には満足でした。
記憶が80分しかもたない、という恐ろしい現実を悲劇として扱っていないところ。作品全体にあふれる優しくて幸せな雰囲気。 . . . 本文を読む
ジャン・ユンカーマン監督の「映画 日本国憲法」を観てきました。
日本の自衛隊のイラク派兵をきっかけに、憲法改正の動きが高まってきています。第二次世界大戦の教訓をこめて制定された日本の憲法(特に第9条)が持つ意味合いとは?この60年間、果たしてきた役割とは?・・・この映画は、日本国憲法についての世界の知識人のインタビュー集です。
この映画で特に印象に残ったことふたつ。ひとつは、日本の憲法は確かに . . . 本文を読む
憧れだった横浜の「フランス映画祭」に行ってきました。
鑑賞したのは下記の2本です。
◆「メトロで恋して」(原題:Clara et moi)
始めは軽い感じのラブストーリーですが、主人公が理想の女性と信じた恋人がエイズであると分かってから一気に空気が重くなります。きれいに完結しないところも「愛する人の全てを受け入れられるか」という問題提起を観る人に与えているようです。そんな重いテーマを扱ってはい . . . 本文を読む
普段観る映画ではありえない、女子中高生中心の客層にとまどいながら。。。公開初日の映画「電車男」を観て来ました!
インターネットの掲示板でのやりとりをまとめた本「電車男」の映画版。原作(?)を読んでいたので、これをどう映画で表現するんだろう、という興味で観ようとおもったのです。原作の雰囲気をうまく表現しつつ、初夏にふさわしいとても爽やかなラブストーリーに仕上がっていました♪
お嬢様エルメスに釣り . . . 本文を読む
気になっていたフランス映画「コーラス(原題:LES CHORISTES)」を観てきました!
多くの問題児を抱える寄宿校。ある日やってきた音楽教師は寂しさゆえにすさんだ心を持った子供たちに歌を教え始める・・・。フランスで「アメリ」の動員記録を塗り替えるほど大ヒットした映画だそうです。
ただ甘いのではなく、真剣に子供たちのことを考えている教師。彼のもとで歌をとおして本来の純粋さや明るさを取り戻して . . . 本文を読む