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うどん食べ歩きブログ
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てんまや ー 若い頃の記憶が蘇る、そんなきつねうどんでした ー

2022年03月06日 | 大阪府八尾市のうどん屋さん

私の地元、河内音頭発祥の地、大阪府八尾市のうどん屋さんを紹介致します。

この日は八尾市役所で用事を済ませた後、少し足をのばして近鉄大阪線河内山本駅へ。

河内山本駅南口から徒歩1分ほどの場所にあるお店「てんまや」さんを訪ねました。

こちらも古くから地元に根付いたお店です。

早朝5時から深夜1時までの営業をされているので、ご近所にお住まいの方は、

いつでも出汁が美味しい温かいうどんを食べる事が出来るわけです。

店内に入りますと、10人掛けのカウンター席のみで、こじんまりとした雰囲気です。

↓↓メニュー

こちらのお店ではカレーうどんが人気のようです。

でも私は、ガチの大阪うどんを味わいたくて「きつねうどん」を注文しました。

370円という価格も有難い。(^-^)

あと、うどんの出汁に中華麺を合わせた「和風らーめん」も気になりました。

関西では提供が少なくなった言わば「中華うどん」になるのかな?

食べてみたいので、次回訪問の楽しみにとって置く事にします。

ほどなくして品物が運ばれて来ました。

出汁の良い香りが鼻を抜けていきます。(^-^)

大阪うどんの始まりは、砂場(現在の大阪市西区新町)からと言われています。

大阪城を築城の際に、必要な砂が置かれていた所から「砂場」と言われたそうです。

詳細は当ブログのこちらの記事に記載していますのでお暇な時にでもご覧ください。

何を申し上げたいかと言いますと、大阪うどんは400年以上の歴史があるという事。

大阪人のうどん好きは筋金入りだという事です。

私も大阪で生まれ育った人間です。

幼少の頃からうどんを食べ、特にきつねうどんは大好きでした。

でも、そういう事を長く忘れていた様な気がします。

この数十年、私の中で大阪うどんは讃岐うどんの影に隠れていました。

このところ、地元のうどん屋さんを食べ歩く事で、

大阪うどんの記憶が甦り、自分が大阪人である事に改めて気づかされた様な気がします。

目の前にあるこの「きつねうどん」は、正に大阪のソウルフードです。

まずは出汁からいただきますと・・・、

鰹や昆布の豊かな香りと旨味が口の中に広がります。

後味も爽やかで美味しい出汁です。(^^♪

麺は自家製ではなくて製麺所のものと思われます。

モチモチで柔らかな食感が大阪うどんらしい。(´▽`)

ふっくら肉厚で甘めの油揚げは、出汁を吸収しジューシーで美味しい。(^^♪

若い頃、こういう「きつねうどん」を出すお店が多かったなぁ・・・と、

なんだか懐かしくなりました。(^-^)

現在の大阪では、讃岐うどん店でも「きつねうどん」を提供するお店が多く、

また、大阪うどんと讃岐うどんの良いところを掛け合わせた、

「関西讃岐うどん」というジャンルもあり、そんな中で「きつねうどん」も進化しています。

古くからの味も大切ですが、進化していく味も大切です。

大阪ではその両方の味の「きつねうどん」を楽しむ事が出来ます。

てんまやさんの「きつねうどん」は、古くからの味を大切にしているなと思いました。

てんまやさんの「きつねうどん」満足させていただきました。(^-^)

しかしうどんの世界は広くて果てしない・・・。

どのジャンルのうどんも影に隠れる事がないように、

ジャンルにとらわれず、多くのうどんを味わい、うどんを愛したいですね。(^-^)

 

てんまや
〒581-0013 大阪府八尾市山本町南1丁目3−6

 



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