刺し子屋 ~トタコ~

運針で柄を作り出す日本に古くから伝わる技法刺し子
古くて新しい刺し子の魅力を紹介

模様 第六回 ~亀甲~

2012年08月23日 | 模様

刺し子の模様
伝統的な模様にこだわって制作しています

伝統的な模様には名前や意味があります
遠い昔から現代に伝えられた模様に込められた思いを紹介します


第六回は 『亀甲(きっこう)』


平安時代から鎌倉時代に流行した柄です

亀の甲羅のカタチに似ていることから、この名前が付けられました。もともとのルーツは、
西アジアに起こり、中国や朝鮮から日本に伝わったとされています

六角形は魔よけの象徴でもあります
また、亀の甲羅の模様にも見えることから長寿や金運、繁栄を願う意味でもあります


前回の菱形と同様に、戦国時代から家紋にも多く用いられてきた文様です


現在私の手がけている作品には使っていない文様ですが
H Tokyoさんのハンカチに刺繍をしたとき
サッカー柄として登場しました
今後作品に取り入れていきたい模様です



9月15、16日『あおぞらクラフトいち』参加します
お会いできるのを楽しみにしています
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