サロン経営の羅針盤

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6,高利益サロンづくりは、誰をターケットにするかが重要!

2019-01-14 07:50:55 | 日記

先ず、加地太祐氏の著書『成功する人の考え方』の内容の一部を引用します。
簡単に氏の履歴を紹介します。

氏は年間1000人以上の経営者と対話し、会社経営を行う傍ら1人でも多くの成功者を世に出したいと、日夜、執筆に精力を注いでいる人です。
山田方谷を学ぶ実践塾「方谷塾」塾頭、陽明学者。
所属団体
・盛和塾<大阪> 世話人。稲盛和夫の経営者塾世話人
・EO Osaka<Entrepreneur Organization>理事。アメリカに母体を持つ経営者団体。
年商100万ドル以上の経営者が集まる団体

では、ここで「成功する人の考え方」の一部を引用します。
「人生を変えたい」「夢を実現したい」と思う人は多い。しかし、一体どれだけの人がその実現に向け努力しているだろうか。現役の経営者で陽明学者の加地太祐氏は、「成功するためには、何より実践が大事」と説く。

◆商品・サービスを誰に売るのか?
私は、海外の経営者や起業家が集まるコミュニティに参加したりするので、比較的グローバルで成功する人達との出会いも多い。ある時「ユダヤ人経営者」と「友人の起業家との対話」で、とても興味深い議論があった。今回は、その話をしたいと思う。

 その議論は、ユダヤ人起業家の一言から始まった。
「貴方は多くのお金のない人に、この商品を安く提供したいと言っているが、私にはその意味が分らない」
  友人の起業家は言った。
事業を経営する上では、もちろん利益も大切だ。しかし「多くの人に良い物を安く提供してあげたい」という想いのどこが問題なのだろうか?
   「僕は、起業家として良い物を安く提供するのが目的なんだ」
 しかし、ユダヤ人起業家は笑顔で言った。誰かを喜ばせたいと言う気持ちは理解できます。しかし、私が言いたいことはそうではありません」 「はっきり言うが、そのやり方では成功しない」

 ユダヤ人起業家は「多くの人に安く売る」というやり方は、成功しないと断言したのだ。
私も友人も、目を丸くして彼の言い分を聞いていた。なぜなら、僕らは「お金のない人達を喜ばせようとして何が悪いのか?」理解できなかったからだ。

◆金持ちを相手にしろ
ユダヤ人起業家は言いました。
「あなたが悪いと言っているのではない。しかし、お金儲けにはルールがあるのです」
 
「お金儲けにルール?」
「ええ。どんなビジネスでも『どの商品』を『誰に売るのか』この二つでほとんどの成功は決まります。先ず一つは貴方はお金のない人に売ろうとしている。これが問題だ」
  僕らは若かったこともあり、少しカチンときた。

 「世の中にはお金持ちより、お金のない人の方が多いはずだ。この人達の方が圧倒的に人数が多いし、その人達に提供する方が成功の確率は上がるはずだよ」

しかし、ユダヤ人の彼は冷静に反論した。
 「いいえ違います。あなた達は人が何を望んでいるのかを知りません」

 友人は熱くなって反論した。
「何を言っているんだ。僕らは顧客のニーズをよく知っているよ。みんな安くて良い物が欲しいんだ。だから僕が提供するのさ」

ユダヤ人の彼は反論した。
「だから失敗するのです」
  
僕らの??という顔を見て、彼がこう言った。「人々が望んでいるのは、安い商品よりも高価な商品です。彼らは、お金持ちでも持っているような高価な商品を望んでいるのであって、安い商品はあっても無くても良いのです」
   僕らはその答えに驚いた。明日に続きます

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