南青山なでしこ日記

南青山なでしこ(撫子)の音楽業界漂流事情日記

ブルース・ウェバーの映画。

2005-08-26 10:55:06 | Weblog
「トゥルーへの手紙」を見た。
ブルース・ウェバーと言っても知らない人は知らない。
80年代初頭、カルバン・クライン、ラルフ・ローレンのキャンペーンの広告写真でそれからの広告写真のあり方までを変えたカリスマカメラマンである。

ここまで言っても何のことだかわからない人だっている。

広告やモードに全く興味のない人だっているからね。

萌、と言っても誰かの名前かなあと思う人もいるように。

作品は彼の犬に当てた彼からの日記みたいな手紙というスタイルで綴られて行く。
美しい映画である。
彼のプライベートがどドキュメンタリータッチで見事な映像で流れるように描かれている。

なにより、彼の交友関係がこの中で鮮やかに登場する。
若かりし頃のエリザベス・テーラー、ダーク・ボガード、ロブ・マチャド、ハービー・フレッチャーなどはサーフィン界のヒーローだったり、エルカミーノは昔の名車、ジミ・ヘンドリックスだってシアターブルックのタイジかなあと思うくらいの雰囲気で写ってる。

もちろん犬好きにはたまらない。

だいたい外国で、特にアメリカで暮らす犬は自由を思い切り楽しんでいるように見えるよねえ。

とにかく可愛い。

去年の11月だったかな、東京デザイナーズブロックの企画で紀伊国屋跡地は巨大テントになった。そこで9月16日からブルースのカフェやドッグラン、個展会場になるらしい。

センスというものに興味のある人にはため息の出るイベントかも。
そしてラブ&ピース。