南青山なでしこ日記

南青山なでしこ(撫子)の音楽業界漂流事情日記

ライジング続き

2005-08-23 11:08:39 | Weblog
占い師がやって来て、その後もばたばたして、昨日は終わった。

で、昨日のフィッシュマンズの空、素晴らしかったんだ。
佐藤君が空から見ていたなんて言うつもりはないけれど、とんでもなく美しい空の色にみんな感激。
バックメンバーはフィッシュマンズでもヴォーカルは?完全シークレットだった。現れたのはこのためだけに来たクランボンの原田郁子、UA、「次はもっとすごいよ」というUAの言葉から、出てきたのは清志郎。

このシーンはライジングサン2005の特別なライブだった。

ぴあの一番行きたいフェスでもナンバー1だったライジングだけれど、札幌からだって遠いんだ。
タクシーなんかに乗ったら6千円くらいはかかっちゃう。
そして初日は雨にやられちゃった。
キャラヴァン&ケイソン、そしてマグノリアがライブをやることになってた、オートキャンプ場。
メニューに載ってないシークレットはかっこいいんだか悪いんだか、遠い、とのかく遠い場所。
どうしても彼らが見たくて車へ便乗させてもらって、着いてセッティングし始めたとたん、来たぁ、アッという間のどしゃ降り。彼らはこの夏をメンバーもスタッフもいっしょくたのバスで日本中を回ってる。そのバスの中で雨宿り。
それでもみんな明るい。
バスの中でギターを弾き始めたケイソンにロープを巻きながら、声を重ねてコーラスが始まる。パーカッションが重なってみんなで雨を待っている。
砂場に並べてあったサーフィンのボードも雨に濡れて行く。
でも楽しそうだ。
きっとこういう夏を送れるのは長くない。音楽を抱えていろんな街へ行く。
気が向いたらそこでライブになり、夜は朝まで騒ぐ。
知り合った女の子たちと遊んだり、ちょっと長旅に飽きたり、夏を追っかけて追い越されて。

キャラヴァンも11月からはメジャーデビューになり、こういう旅は今しかできないかも。
同じような音楽を愛する仲間たちとの夏の旅。

雨のまま、私はそこを抜け出し、声の聞こえる方へと歩き始めた。

橋の所でびっくり!
バイト君たちが「リストバンド見せて、おーおーおー見せてくれ!」と歌っているのだ。
みんなが笑いながら腕を高く上げてリストバンドを見せながらこの橋を渡って行く。
これは感動したなあ。
フジロックでも「リストバンドお願いしまあす」とバイト君たちが確認するシーンはお馴染みなんだけれど歌ってるのにはびっくりもしたし、感動もしました。
だって腕を上げるのが楽しくなってみんな一緒に歌いながら歩いて行く。
義務が面倒じゃなく嬉しくなる、これだけで。
誰のアイデアかはわからないけれど、ここは面白かった。

サンステージでBOOM BOOM SATELLITES,アーステントではレミオロメン、レッドであふりらんぽ、みんながんばってた。
雨が上がってもあやしい空が続く、それでも北海道ならではの空を前に演奏するサンステージの上は最高だね、きっと。
そして電気グループとスチャダラパー、強力なバトルだった。

そう翌日には銀杏ボーイズが。