久しぶりの動物小話です★
ここ数ヶ月、なかなかブログの更新ができていませんが、これからも様々な動物さんについてのことを書いていくので、よろしくお願いします★
今回はデンキウナギさんについてを書きます★
電気を発するというのは、最大の防衛方法ではないかと思います★
人間を含め、動物は電気信号で筋肉などを動かしていますね★
よって、電気を外部から帯びると感電し、正常に体の機能をコントロールできなくなります…
場合によれば失神や心停止もありえるわけです…
そんな電気を操ることができれば、野生下で生存するには有利になります★
電気を発電することができるのは、デンキウナギさんだけではありませんが、デンキウナギさんがもっとも強い電気を発することができる動物さんです★
700V程度の電気を発することができるその体には、たくさんの電気を生み出す細胞があります★
その細胞が体表にならんでおり、一つ一つの細胞が作れる電気はわずかでも、例えば電池を並べたように、数千個の発電で、大きな電気を作れるのです★
電気を作る細胞は体の後部、肛門から後ろに集中しています★
というのも、デンキウナギさんの肛門は頭のすぐ下にあって、そこから先は鰭なのです★
そして頭部側と尾側には異なる電極が存在し、電気が流れるわけです★
電気の使い方は様々です★
視力の低いデンキウナギさんは、微弱な電気を流すことによって電場を作り、獲物や敵などの存在を見極めることができます★
また、その電気を使って獲物に体当たりをし、感電させて捕食することもできます★
防衛としても使えます、外敵に捕食されそうになったり、危険を感じると、その電気によって大きな動物さんからも身を守ることができるのです★
それでは、デンキウナギさん自身は感電しないのか? また、水の中で放電すれば水中の魚さんがみんな電気に感電するのではないか? という疑問がわいてきますね★
まず、自分自身は感電するのか?
感電します、ただし、デンキウナギさんは厚い脂肪組織で内臓などを覆っている為、体表で発電した電気は絶縁され、大きなダメージは負いません★
完全に感電してしまうのであれば、デンキウナギさんが発電する時は、死を覚悟する時だけとなってしまうからです。
また、例えば内臓などの生命維持に関わる主要機関は電気に強かったとしても、筋肉に強く作用してしまっては、発電後、捕食したり逃げたりすることができなくなります。
デンキウナギさんが発電した時、痙攣のようなものを起こしますが、わずかに電気が筋肉に作用したあと、動けるのは、この厚い脂肪のおかげです★
電気を使うようになったデンキウナギさんは、その特徴を充分に生かせるよう、それに合わせた進化を遂げたんですね★
ちなみに、ウナギとは言っても、デンキウナギさんはデンキウナギ目で、一般的なウナギさんとは異なります★
次に、水中での放電ですが、水が電気を通すということは知られていますね★
水は電気を通しますが、それは水中に含まれた電解質が電気を伝えるからです★
すなわち、デンキウナギさんが発電すれば、近くにいる魚さんたちは感電しますが、その電気の伝わりはそれほど広い範囲にまでは伝わりません★
それはデンキウナギさんが棲んでいるのが、淡水だからです★
デンキウナギさんは南アメリカ大陸に生息していますが、デンキウナギさんの棲む川は淡水です★
よって海水とは違い、電気を伝えやすいナトリウムが少なく、放電が少ないわけです★
裏をかえせば、放電しにくいということは、電気を無駄なく発電し、有効に使える、というわけですね★
当然、電気を発電するには、大きなエネルギーを使うわけで、いつでもどんどん使えるわけではありません★
ですが、電気という最大の武器を持ったデンキウナギさんは、その水域では捕食者として、生態ピラミッドの頂点の動物さんの一人になったわけです★
もし、哺乳類で電気を作れる動物さんがいたら…最強かも知れませんね★
ですが哺乳類の複雑な体の作りでは、体表に電気を生み出す細胞を配列することは難しいでしょうね…もし発電でき、脂肪で覆って感電をさけることができても、被毛そのものがないことになるでしょうね★
発電に特化すれば他の機能が抑制され……と、もしも話をするとキリがないのでこの辺りでやめておきますが、生命は常に生存競争を勝ち抜く為に進化を続けているわけで、この先1万年、10万年…と長い時間の経過した先に、どのような新しい能力を持った動物さんがいるかは分かりませんね★
そういった意味で生命の進化というのはとても興味深い分野であり、近年話題になっている生物の多様化というもの、生存環境の保護という点にも繋がっていく重要なことですね★
少し話が逸れてしまいましたね…
電気を操るデンキウナギさん、とても素晴らしい能力を持った動物さんですね★
今回はデンキウナギさんに関する小話でした★
ここ数ヶ月、なかなかブログの更新ができていませんが、これからも様々な動物さんについてのことを書いていくので、よろしくお願いします★
今回はデンキウナギさんについてを書きます★
電気を発するというのは、最大の防衛方法ではないかと思います★
人間を含め、動物は電気信号で筋肉などを動かしていますね★
よって、電気を外部から帯びると感電し、正常に体の機能をコントロールできなくなります…
場合によれば失神や心停止もありえるわけです…
そんな電気を操ることができれば、野生下で生存するには有利になります★
電気を発電することができるのは、デンキウナギさんだけではありませんが、デンキウナギさんがもっとも強い電気を発することができる動物さんです★
700V程度の電気を発することができるその体には、たくさんの電気を生み出す細胞があります★
その細胞が体表にならんでおり、一つ一つの細胞が作れる電気はわずかでも、例えば電池を並べたように、数千個の発電で、大きな電気を作れるのです★
電気を作る細胞は体の後部、肛門から後ろに集中しています★
というのも、デンキウナギさんの肛門は頭のすぐ下にあって、そこから先は鰭なのです★
そして頭部側と尾側には異なる電極が存在し、電気が流れるわけです★
電気の使い方は様々です★
視力の低いデンキウナギさんは、微弱な電気を流すことによって電場を作り、獲物や敵などの存在を見極めることができます★
また、その電気を使って獲物に体当たりをし、感電させて捕食することもできます★
防衛としても使えます、外敵に捕食されそうになったり、危険を感じると、その電気によって大きな動物さんからも身を守ることができるのです★
それでは、デンキウナギさん自身は感電しないのか? また、水の中で放電すれば水中の魚さんがみんな電気に感電するのではないか? という疑問がわいてきますね★
まず、自分自身は感電するのか?
感電します、ただし、デンキウナギさんは厚い脂肪組織で内臓などを覆っている為、体表で発電した電気は絶縁され、大きなダメージは負いません★
完全に感電してしまうのであれば、デンキウナギさんが発電する時は、死を覚悟する時だけとなってしまうからです。
また、例えば内臓などの生命維持に関わる主要機関は電気に強かったとしても、筋肉に強く作用してしまっては、発電後、捕食したり逃げたりすることができなくなります。
デンキウナギさんが発電した時、痙攣のようなものを起こしますが、わずかに電気が筋肉に作用したあと、動けるのは、この厚い脂肪のおかげです★
電気を使うようになったデンキウナギさんは、その特徴を充分に生かせるよう、それに合わせた進化を遂げたんですね★
ちなみに、ウナギとは言っても、デンキウナギさんはデンキウナギ目で、一般的なウナギさんとは異なります★
次に、水中での放電ですが、水が電気を通すということは知られていますね★
水は電気を通しますが、それは水中に含まれた電解質が電気を伝えるからです★
すなわち、デンキウナギさんが発電すれば、近くにいる魚さんたちは感電しますが、その電気の伝わりはそれほど広い範囲にまでは伝わりません★
それはデンキウナギさんが棲んでいるのが、淡水だからです★
デンキウナギさんは南アメリカ大陸に生息していますが、デンキウナギさんの棲む川は淡水です★
よって海水とは違い、電気を伝えやすいナトリウムが少なく、放電が少ないわけです★
裏をかえせば、放電しにくいということは、電気を無駄なく発電し、有効に使える、というわけですね★
当然、電気を発電するには、大きなエネルギーを使うわけで、いつでもどんどん使えるわけではありません★
ですが、電気という最大の武器を持ったデンキウナギさんは、その水域では捕食者として、生態ピラミッドの頂点の動物さんの一人になったわけです★
もし、哺乳類で電気を作れる動物さんがいたら…最強かも知れませんね★
ですが哺乳類の複雑な体の作りでは、体表に電気を生み出す細胞を配列することは難しいでしょうね…もし発電でき、脂肪で覆って感電をさけることができても、被毛そのものがないことになるでしょうね★
発電に特化すれば他の機能が抑制され……と、もしも話をするとキリがないのでこの辺りでやめておきますが、生命は常に生存競争を勝ち抜く為に進化を続けているわけで、この先1万年、10万年…と長い時間の経過した先に、どのような新しい能力を持った動物さんがいるかは分かりませんね★
そういった意味で生命の進化というのはとても興味深い分野であり、近年話題になっている生物の多様化というもの、生存環境の保護という点にも繋がっていく重要なことですね★
少し話が逸れてしまいましたね…
電気を操るデンキウナギさん、とても素晴らしい能力を持った動物さんですね★
今回はデンキウナギさんに関する小話でした★
わたしが想像してるのとはちがうかもしれないけど、やっぱり、私たちが食べるうなぎのようなかんじなのかな?
でも、もし、人間が川で泳いでて、その電気うなぎがきて、ちょっとでも触れたら、人間のほうが亡くなってしまうよね。。
それにしてもルカさん、すごい勉強してる!
”ルカ動物辞典”だそうよ!
お久しぶりです★
デンキウナギさんは一般的な食用のウナギとは別のお魚さんなので安心ですよ★
子供の頃は水棲動物さんたちは寒い季節でも普通に水の中で生活出来ることが不思議であると同時にすごいなぁと思っていました★
一般的な勉強は苦手ですが、動物さんのことを学習するのはとても楽しく自然と頭に入ってきます★
まだまだ知りたいことがいっぱいあります★
またGumi Bearさんのところにもお邪魔させていただきます(^-^)