著書の藤原幸一さんは、生物ジャーナリスト、ネイチャーズ・プラネット代表、ガラパゴス自然保護基金代表をされています。
日本とオーストラリアの大学で生物学を勉強し、その後、野生生物の生きざまや環境破壊に視点をおいた写真家として、南極、北極、アフリカ、熱帯アジア、オセアニア、南米などの取材を続けています。
《地球は何億年もかけて、たくさんの多様な生き物を生んできました。
それぞれの生き物は進化を繰り返し、さまざまな環境に適応してきました。
そうやって長い年月を費やし、たくさんの種類の生き物が暮らせる豊かな生態系が、森や海などに生まれてきたのです。
現在、豊かな生態系が急速に失われつつあることが心配されています。
野生の生き物たちが多少絶滅しても、そんなに深刻な問題にならないのでは、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、たとえ小さな昆虫や、さらに小さな微生物であっても、すべての生き物はつながりを持ちながら、互いに依存しあって生きています。
もちろん人間も例外ではありません》
以前、何度か著者の藤原さんがテレビ出演で自然や動物達の現状や写真を紹介されていたのを拝見しました。
この著書は、自然と生き物達を写真と解説で紹介されています。
ただ、一般的な写真集とは違い、美しく感動する写真ばかりではありません。
(もちろん、お写真自体はどれも素晴らしいものです)
人間が変えつつある自然の中に置かれた生き物達の現状が写されているからです。
私が何度も見返したのが、ペンギン・オットセイ・アザラシ・クジラ・海の汚染・ワオキツネザル・コモドドラゴン・ガラパゴスの現状などでした。
私の中では、まだ、手付かずの自然が残っているイメージがあったコモド島やガラパゴス諸島は、人口増加や森林伐採など人間が与える変化が大きく、ありのままの自然は急速に減少しているようでした。
何度も読み返すうちに、海外のケースだけではなく、日本でも世界に繋がる海や、日本固有の動植物、そして外来種の動植物のことを考えました。
世界はつながっていて人間も地球に生きる生物の一種にすぎず、関係のない遠い話ではないはずです。
著者の藤原さんは、自然や生き物達に関する著書を出版されているので、また他の著書も読んでみようと思います。
「地球の声がきこえる 生物多様化の危機をさけぶ動物たち」を読んでの感想でした。
日本とオーストラリアの大学で生物学を勉強し、その後、野生生物の生きざまや環境破壊に視点をおいた写真家として、南極、北極、アフリカ、熱帯アジア、オセアニア、南米などの取材を続けています。
《地球は何億年もかけて、たくさんの多様な生き物を生んできました。
それぞれの生き物は進化を繰り返し、さまざまな環境に適応してきました。
そうやって長い年月を費やし、たくさんの種類の生き物が暮らせる豊かな生態系が、森や海などに生まれてきたのです。
現在、豊かな生態系が急速に失われつつあることが心配されています。
野生の生き物たちが多少絶滅しても、そんなに深刻な問題にならないのでは、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、たとえ小さな昆虫や、さらに小さな微生物であっても、すべての生き物はつながりを持ちながら、互いに依存しあって生きています。
もちろん人間も例外ではありません》
以前、何度か著者の藤原さんがテレビ出演で自然や動物達の現状や写真を紹介されていたのを拝見しました。
この著書は、自然と生き物達を写真と解説で紹介されています。
ただ、一般的な写真集とは違い、美しく感動する写真ばかりではありません。
(もちろん、お写真自体はどれも素晴らしいものです)
人間が変えつつある自然の中に置かれた生き物達の現状が写されているからです。
私が何度も見返したのが、ペンギン・オットセイ・アザラシ・クジラ・海の汚染・ワオキツネザル・コモドドラゴン・ガラパゴスの現状などでした。
私の中では、まだ、手付かずの自然が残っているイメージがあったコモド島やガラパゴス諸島は、人口増加や森林伐採など人間が与える変化が大きく、ありのままの自然は急速に減少しているようでした。
何度も読み返すうちに、海外のケースだけではなく、日本でも世界に繋がる海や、日本固有の動植物、そして外来種の動植物のことを考えました。
世界はつながっていて人間も地球に生きる生物の一種にすぎず、関係のない遠い話ではないはずです。
著者の藤原さんは、自然や生き物達に関する著書を出版されているので、また他の著書も読んでみようと思います。
「地球の声がきこえる 生物多様化の危機をさけぶ動物たち」を読んでの感想でした。