おいしいコーヒー牛乳のであい方
王田土人
私は、「白バラコーヒー」というコーヒー牛乳を知ってから、他のコーヒー牛乳が飲めないからだになってしまいました。
こいつです。こいつが白バラコーヒーです。20%引きです。
こいつに出会ってから、大半のコーヒー牛乳は薄くてただ甘いだけに感じてしまうのです。
白バラコーヒーはなぜこんなにおいしいのか。
そんなことを考えながら、日々コーヒー牛乳を飲み漁っていると、白バラの他にもおいしいコーヒー牛乳がちゃんとあると分かりました。
これは何かコーヒー牛乳を見分ける方法があるのではないか。
そう思って、さらに色々なコーヒー牛乳を飲んでいくうちに、何となく方法を見つけました。今回はそれを紹介します。では早速。
先ず、コーヒー牛乳を手に取ったら、裏面を見て次の3つに注目しましょう。
- 生乳の使用割合
- 原材料名
- 無脂乳固形分・乳脂肪分
左は白バラコーヒー。
右はお店でよく見かけるコーヒー牛乳。仮に「A」とします。
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順に見ていきましょう。
先ず、生乳の使用割合。
50%が基準ラインです。実はこれが一番簡単な判断方法だと思います。
生乳が50%を超えている場合は、裏面に書いていあります。
逆に50%未満でも、正直に自己申告している場合もあります。
その時は「正直で大変よろしい」とその姿勢を評価しつつも、今回の趣旨には沿わないので、そっと棚に戻しましょう。
上の画像を見てみると、白バラコーヒーは「50%以上」の表記がありますが、Aの方は何も書かれていません。
また、やはり自慢したいのか、パッケージのおもて面に書いてあることも多いです。
白バラコーヒーも書いています。かわいい。
ちなみに、生乳50%超えはそれなりにいたりしますが、70%超えになってくると猛者の域に達し、稀に90%超えという規格外もいます。
ではこれが、100%になるとどうなるか。
100%は牛乳です。牛乳。
値段の方も生乳の使用割合に応じて上昇する傾向にあります。
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次に原材料。
これは少なければ少ないほどいいです。
想像してみてください。
ある日突然、宇宙人にさらわれて「コーヒー牛乳ヲ作ルノダ§¶!!仝Θ」と迫られたら、皆さんはどうやって作りますか。
とりあえず、コーヒーと牛乳と砂糖を入れて混ぜますよね。
それでいいんです。
「コーヒー、牛乳、砂糖」
この3つだけに近いほど信頼できるのです。
上の画像を見ると、白バラコーヒーは原材料名が4つに対し、Aは10です。
違いがよく分かると思います。
ちなみに、ココナッツオイル、生クリーム、香料辺りが出てくると、何やら雲行きが怪しいと思った方がいいでしょう。
また、最近は、コンビニのプライベートブランドが出すコーヒー牛乳も美味しくなり、生乳50%を超えてくることも珍しくなくなってきましたが、保存料などを入れている関係か、どうしても原材料は多くなる傾向にあります。
さらに言うと、カップ型のコーヒー牛乳も(カフェオレ、カフェラテという名前が多い)たくさん見かけますが、こちらはハズレが多く、あまり手を出さない方が無難だと思っています。
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最後に無脂乳固形分・乳脂肪分ですが、これは高い方がいいです。
無脂乳固形分は2.0%、乳脂肪分が5.0%くらいはほしいです。
ざっくり言うと、この2つの数値は高い方がまったりした味になる傾向にあります。
まったり系のコーヒー牛乳が好きな人は2つの数値が高いものを選ぶといいでしょう。
上の2つで比較すると、白バラコーヒーが無脂乳固形分は2.5%、乳脂肪分が5.9%に対し、Aの無脂乳固形分は0.1%、乳脂肪分が3.1%です。
無脂乳固形分が3.0%、乳脂肪分が8.0%辺りに達すると、とんでもなく高い数値といえます。コーヒー牛乳界のミルクモンスターといっても過言ではありません。
以上の3つをあげましたが、このうち2つをクリアしていれば、最低限のおいしさが保障されたコーヒー牛乳にであうことができるはずです。
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おまけでもう1つ。
おいしいコーヒー牛乳は飲んでみたいけど、牛乳が強くて甘いのはちょっと...という方は、おもて面を見てみてください。
「○○産の豆を使用」のように、コーヒーについての記載があればコーヒーの苦みが強く、あっさりした大人の味になる傾向があります。こちらはあくまで目安ですが。
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まとめます。
- 生乳の使用割合を見る→50%以上
- 原材料を見る→5つ以下
- 無脂乳固形分、乳脂肪分を見る→2.0%、5.0%以上
このうち2つに当てはまれば、おいしいコーヒー牛乳にであえるでしょう。
ちなみに、白バラコーヒーが飲んでみたい方は成城石井で手に入ります。
関西圏だとセブンイレブンで普通に売っているらしいです。うらやましい。
では、ステキなコーヒー牛乳ライフを!
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