それもある意味散歩

散歩の横好き集団サンポー(https://sanpoo.jp)のメンバーが、好きなことや気になることを書きます。

木の下が散らかっていて良い

2020-07-31 11:00:00 | 日記
木の下が散らかっていて良い
ヤスノリ

去年の6月頃だったと思うのですが、道にムクゲがたくさん落ちていて、ドットみたいでかわいいなと思いました。

道を覆うほど落ちているものといえばたとえば落ち葉や銀杏が思いつくけれど、花がまるまる落ちてるのをこれまであまり意識したことが無くて、なんかいいな、と思ったのでした。

調べてみると一日花という、次々と花を咲かせては落ちる種類のものがあるのだそう。彼らはいつも、そこにあった。

もっとも、Wikipediaによればムクゲは一日花ではなくて二日咲くことがあるらしいのですが。とにかく、そういうタイプの木の下はとても散らかっていて、賑やかなのでした。

木の下の賑わいに目覚めてちょうど1年くらい経ったので、良かったものをいくつか紹介したいと思います。

 

自宅から駅までの道には何故かムクゲが多くあって、少しだけピンクがかった種類のムクゲも良い散らかりっぷりでした。

落ちたムクゲの愛らしさはゆるい三角形にあると思っていて、ニチフリの「のりっ子」のパッケージを思い出します。

ニチフリより引用)

これです。伝わりますでしょうか。

のりっ子の近影です。今年も素晴らしく散らかっています。

 

秋とは、百日紅が散らかりだす季節。これも次々と咲くので素晴らしく散らかります。

 

冬は山茶花が散らかります。これずっと椿だと思っていて、子供にも「椿きれいだねー」なんて言ったことある気がするのですが、1枚ずつ落ちるからきっと山茶花ですね。下を見て気付くこともあるな。

 

でも、そのすぐ隣に花首から落ちているものがあって、これは椿でしょうか。山茶花と椿は見分けがつかない上に、同じ場所にどちらもあった。どっちも賑やかなのでどっちでも良いです。

 

2月。この白いドットは何だろうと思ったら白梅でした。雨で輪郭が曖昧になっています。

 

梅が散ることを「零(こぼ)れる」と言うのはなんかで読んだことがありますが、零れ梅という言葉があることを知りました。零れ梅を楽しむ行為、零れ梅見。

 

零れ梅道です。

 

落ちるのはなにも道の上だけではないなと思いました。一瞬こういう品種かと見紛う、ツツジとムクゲの悪魔合体。

 

輪のように散らかるのいいな。

 

嵐のあと、赤と白。

 

うっかりこういうのにも反応します。よく見たら粉々のパイロンでした。

 

近づいたらタバコだったこともありますが大丈夫です。

もうしばらく下を見続けます。それでは、さようなら。

 

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ヤスノリ
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「マスカット」ってなぁに?

2020-07-22 11:05:13 | 日記
「マスカット」ってなぁに?
少年B
みなさまこんにちは。ぶどうが大好きフリーライターの少年Bです。
 
前回に引き続き、今日もぶどうのはなしをさせてください。今回のテーマは「マスカット」です。
 

「マスカットって緑のぶどうだよね?」という質問をよくされます。

確かに、一般的には「紫の巨峰、緑のマスカット」ってイメージですよね。でも、実はそうではありません。じゃあ、マスカットとはいったい何なのでしょうか。

まずは、マスカットについてさらっと説明をしておきましょう。


日本の一般的なマスカット「マスカット・オブ・アレキサンドリア」

わたしたちが一般的にイメージするマスカットは「マスカット・オブ・アレキサンドリア」という品種です。北アフリカ原産の非常に古い品種で、一説によると紀元前から栽培されているとも言われています。農家の間では「アレキ」なんて呼ばれることが多いのですが、それはもちろん、マスカットの名を冠す品種がほかにもあるからです。

「アレキサンドリアのマスカット」という名前の通り、アレキサンドリア港から地中海の各地に広がりました。大粒で甘味が強く、「マスカット香」と呼ばれる香りを持つおいしいぶどうですが、日本では気候や日射量の問題で「岡山県で」「ガラス温室栽培」でなければ栽培は難しいとされています。高級品ですが、それだけの手間がかかっているのです。

おそらく日本ではこの品種やシャインマスカットの人気から、「マスカット=緑=高級」というイメージがついているのでしょう。

しかし、実際にはいろんな色のマスカットがあります。かんたんに紹介します。


「マスカットハンブルグ」(サトウカエデさんより)

マスカットハンブルグ」はワイン用の品種である「トロリンガー」とマスカット・オブ・アレキサンドリアをかけ合わせてできたイギリス生まれのマスカットです。ブラックマスカットという別名があります。

なお、日本では2002年に福岡県が作ったまったく別の新品種が「ブラックマスカット」と命名されましたが、後に「涼香(すずか)」と改名されています。ややこしいな。

食用はもちろんワインにもなるほか、育種の親としても多く利用されており、世界の名だたるマスカットはこのマスカットハンブルグの血を引いているものも多いです。

日本ではかつて栽培されていたようですが、後継品種の「ヒロハンブルグ」ともども栽培面積が激減しているようで、わたしもまだ食べたことがありません。うーん、食べてみたい!


赤いマスカットとして売られている「ルビーオクヤマ」

ルビーオクヤマ」はマスカットの名前はつきませんが、純然たるマスカットの一種です。イタリアで生まれた「イタリア(マスカット・オブ・イタリア)」がブラジルで突然変異を起こした品種です。

元品種のイタリアはマスカットハンブルグの子どもで、緑色のぶどうでした。イタリア政府が自国の名を冠して栽培を奨励したと言われる優秀なマスカットで、その血を受け継ぐルビーオクヤマも、当然たいへんおいしいぶどうです。皮の近くにやや渋みもありますが、酸味は少なく、強い甘さと香りが特徴です。

偶然ですが、祖父→父→孫と紹介するかたちになりましたね。ほかにもさまざまなマスカットと名付けられた品種や、名前こそついていないもののマスカットと分類されるぶどうがあります。こうして見ていただくと、決して「マスカット=緑のぶどう」ではないということがわかっていただけたのではないでしょうか。

一方で、緑色ではあるものの、マスカットではない品種も見ていきましょう。たまに通販サイト等でマスカットと書いている場合もありますが、間違いなのでご注意くださいね。


北海道の主力ぶどう「ナイヤガラ」

第2回目の記事でも書いた、北海道の主力品種のひとつです。日本国内ではワインとしても利用されています。北海道のほか、長野などでも栽培されていますが、本州では徐々に作付け面積を減らしています。

香りは強いですが、マスカット香とはまったくちがうフォクシー香という香りがします。


巨峰のなかま「翠峰」

福岡県で生まれた大粒の緑色品種です。巨峰のなかまで、マスカットとは違います。巨峰以上の粒の大きさを誇り、ボリューム感のある緑色品種として近年人気を博しています。

香りはありませんが、巨峰に似つつも、もっと上品な甘さが特徴です。スーパーでもたまに売っているので、ぜひ買ってみてください。おいしいですよ。


指のようなかたちの「ピッテロビアンコ」

レディースフィンガー(淑女の指)の別名を持つ「ピッテロビアンコ」。勾玉のようなかたちが特徴で、種はありますが皮ごと食べられます。見た目がおもしろく、とてもおいしい品種ですが、香りはなく、マスカットではありません。

なにがマスカットでなにがマスカットでないのか、ざっくり写真で見ただけでも意味がわかりませんよね。たぶん文章をしっかり読んでも意味がわかんないんじゃないかなぁと思います。

それでは、マスカットの定義について考えてみましょう。わたしは以前「欧州種でマスカット香のするぶどう」かなぁと答えていました。待って、欧州種ってなに。

実は植物としてのブドウ属にはいくつかの種があり、代表的なのが欧州種(ヴィニフィラ種)と米国種(ラブラスカ種ほか)です。


シャインマスカットの祖父、「スチューベン」は米国型の雑種

欧州種と米国種は交配が可能ですが、特性はまったく異なります。一般的には「食感や味はいいが栽培しづらい欧州種」と「味や食感はそれほどだが栽培しやすい米国種」となっています。日本では交配を重ねて、どちらの長所も兼ね備えた欧米雑種の巨峰やシャインマスカットが生まれているわけですね。ちなみに、巨峰は欧米雑種ですが、米国種の特徴がやや色濃く残っている品種です。

特に違いがあるのが香りです。米国種は「フォクシー香」と呼ばれる香りがあります。巨峰をもっと強烈にしたような感じの匂いです。北海道は過酷な環境から、本州ではあまり見られなくなった米国種のぶどうがいまでも残っているため、北海道産のぶどうはナイヤガラをはじめ、フォクシー香がするものが多いです。好きなひとは好きな香りです。

欧州種は香りのしない品種が多いですが、中には「マスカット香」と呼ばれるよい香りを発するものがあり、そのぶどうを「マスカット」と呼んでいます。海外で代表的な生食品種は先述のマスカット・オブ・アレキサンドリアとマスカットハンブルグの2品種です。

また、マスカットは生食だけに限らず、ワイン用の「ミュスカ・ブラン・ア・プティ・グラン」や「マスカット・オットネル」、「モリオ・ムスカート」など、さまざまな品種があります。

ということで、マスカットとは「純然たる欧州種のぶどうで、マスカット香を持つもの」と定義しました。

ちなみに、上に挙げた3種類の緑のぶどうは、ナイヤガラが米国種、翠峰は雑種、ピッテロビアンコは欧州種ですがマスカット香がないため、マスカットではありません。香り香りうるさいなと思われたかもしれませんが、そういうことなんですよね。


次世代のマスカット「シャインマスカット」

この定義に沿うと、シャインマスカットは雑種なので「厳密にはマスカットではない」ということになってしまいます。しかし、血統のほとんどが欧州種由来の雑種であり、限りなく欧州種に近い特徴を持っている品種。さらに、マスカット香を持つことから、マスカットの名を与えられています。

おそらく、ブランドイメージ的にも「次世代のマスカット」であったほうが味のイメージも付きやすいでしょうし、高級感を出すこともできます。「いや、ほんのすこしだけど米国種の血が……」なんてややこしいことを言うのはおそらく、日本で1人2人くらいのもんでしょう。はい、わたしのことです。


正式名称にマスカットの名を持つ「マスカット・ベーリーA」

ですが、さすがに「ちょっと待った!」と言いたい品種もあります。

一般的に「ベーリーA」の名前で売られている品種の正式名称は「マスカット・ベーリーA」。栽培しやすく豊産で、生食にもワインにも使える便利な品種ですが、米国種の特徴が強い雑種であり、フォクシー香を持っています。

酸味も適度で甘酸っぱく、おいしいぶどうではありますが、マスカットの特徴を持っているかと聞かれると「持っていない」と答えるしかありません。名前が長いことに加えて、お客さんからの「これのどこがマスカットなの?」という疑問に答えられないため、マスカットの冠を外して販売されることが多いのでは……?なんて邪推してしまいます。


ニュージーランド産の「ニューヨークマスカット」(左)。右は巨峰(サトウカエデさんより)

また、ニューヨーク農業試験場で作られた「ニューヨークマスカット」という品種もあります。こちらも米国種の血を引き、栽培しやすく豊産で、皮離れがしやすく、くにゅっとした食感という米国種に近い特性を持った品種です。

わたしはたまたま金沢のぶどう園で見かけて購入したことがありますが、日本では現在ほぼ作られていません。ニュージーランドに住む友人が購入したとのことで、写真を送ってくれました。

マスカット・ベーリーA、ニューヨークマスカットともに、マスカットらしい特徴はまったくありませんが、片親がマスカットハンブルグであるため、「マスカットの子どもだから」という理由で名付けられています。うーん、いいのかそれで。

その他に、近年では「血統が変わった」という問題もあります。


元祖赤いマスカット「甲斐路」

上に挙げた写真ではルビーオクヤマが「赤いマスカット」の名で販売されていましたが、元々そのネーミングの元祖は「甲斐路」というぶどうです。10月ごろから出回る晩生品種で、上品な香りとコクのあるうまさで人気の品種です。名前は知らずとも、なんとなくスーパーで見かけたことがある、なんてかたは多いんじゃないでしょうか。

この甲斐路の特筆すべき点は味だけでなく、育種親としても多く活用されているところです。日本国内で作出された品種の多くに、甲斐路の血が受け継がれています。例えば、メジャーなところで言うとシャインマスカットの祖父にあたります。

この品種は純粋な欧州種として認知されていましたが、近年この甲斐路に中国ぶどうの血が混じっていることが発覚しました。どういうこと???

悲運の名品種「ネオマスカット」(写真素材 food.fotoより)

原因は甲斐路の父親の「ネオマスカット」。悲運のぶどうです。

1925年(大正14年!)に岡山県で生まれたこのぶどうは「路地でも作れるマスカットを」というコンセプトで、マスカット・オブ・アレキサンドリアに日本在来種の「甲州三尺」をかけ合わせて生み出された品種です。

たしかに狙い通りの品種になりました。やや小粒ですが、うまさはアレキと遜色なく、豊産で日持ちもし、マスカット香も持っています。岡山県のガラス温室でしか栽培できないアレキと違い、山梨でも新潟でも路地栽培ができることから、大衆的なマスカットとして一時はもてはやされました。

ただ、豊産なことと色が緑のことから、一部の農家が目先の利益に目がくらんで「成らせすぎ」や「熟す前」に出荷してしまう事態が起こりました。紫や赤の品種と違い、緑のぶどうは未熟でも色が変わりません。身を成らせすぎると熟しづらくなりますが、見た目では区別がつきませんし、通常の時期よりも早めに出荷すれば、それだけ希少価値が上がり、高値で売れます。

さらに、苗木を供給する母樹の一部がウイルス病に侵され、糖度が上がらなかったことも拍車をかけました。「ネオマス=まずい」という悪評が立つのにさほど時間はかかりませんでした。高いポテンシャルを持っていたはずのネオマスカットは、消費者からそっぽを向かれてしまったのです。

ウイルスフリーの苗が販売されるようになり、劇的に糖度が上昇し、本来の能力を発揮できるようになったころには、子である甲斐路系統や有力な緑品種である「ロザリオビアンコ」が人気を博し、すでに次世代に交代していました。現在ではさらに次の世代であるシャインマスカットが緑ぶどう市場を席巻しています。ああ、なんて不運なぶどう……!

まだまだ不運は続きます。父である甲州三尺は日本在来種ですが「血統的には純粋な欧州種である」とされていました。それゆえに、ネオマスカットも甲斐路も「純然たる欧州種」と認識されていました。


「甲州」のDNA解析(独立行政法人酒類総合研究所より)

しかし、2013年に独立行政法人酒類総合研究所が発表した「甲州」種のDNA解析により、状況は一変しました。甲州は日本在来ぶどうのひとつで、生食はもちろんですが、近年はワイン用としても多く使われています。

この研究結果を一言で表すと「甲州の血統は3/4が欧州種、1/4が中国の野生種というクォーター、もしくはそのクォーターと欧州種がさらにかけあわせてできた品種であると思われる」というものでした。つまり、甲州は中国ぶどうの血が1/4~1/8程度入った品種であり、純粋な欧州種ではなかった!ということが明らかになったのです。

その際、おなじ日本在来種として、甲州三尺も一緒にDNAを解析されました。欧州種とのDNAの一致率は甲州が71.5%、甲州三尺はやや多く81.8%という結果でしたが、共に中国の野生ぶどうの血が入っていることが確認されました。


ぶどうのSSR解析に基づいた樹形図(後藤奈美氏「DNA多型解析による甲州の分類的検討」より)

甲州三尺の来歴自体はわかっていませんが、元々DNA的に甲州とかなり近い品種であることが判明していました。つまり、甲州三尺の子であるネオマスカットも甲斐路も純粋な欧州種ではない……?となると、つまり日本で生まれた品種のうち「純粋な欧州種」とされていたものの大半に中国の野生種の血が混じっていたわけですね。

いや、興味のない人からすると「だから何だ」って話ではあるんですが、厳密にマスカットを定義しようとすると「シャインマスカット」も「甲斐路」も、日本で「マスカット」として育種された品種のほぼすべてが「マスカットでない」となってしまうわけです。


甲斐路の子ども「ルーベルマスカット」


ルーベルマスカットの子ども、マスカット最新品種のひとつ「マスカットジパング」

ルーベルマスカット」も「マスカットジパング」も甲州三尺~ネオマスカット~甲斐路の血統なわけで、純粋な欧州種ではありません。

それこそ、「純粋欧州種でマスカット香のあるもの」となると現行で栽培されている品種はアレキのほかには海外から輸入されたルビーオクヤマくらいしかないのが現状なんですよね。おいおい、最初の写真に戻ってきたぞ。

一般的なマスカットの特徴を持っていて、消費者はおろか、農家もマスカットと認識している品種がマスカットでない、というのもこまりもの。なので、さいきんは「欧州種の特徴が強く出ていてマスカットの香りがするもの」くらいにざっくり認識しています。はっきり定義がしづらくなっちゃったんですよね。

結局のところ名乗ったもの勝ちだったりするし、ぶどうに詳しくても、そうでなくても、マスカットの定義なんてあいまいなものなのかもしれません。

 
 
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少年B
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散歩で見つかる「あたらしい信仰」とは何か

2020-07-17 11:00:00 | 日記
散歩で見つかる「あたらしい信仰」とは何か
ヤスノリ

散歩をしていると「あたらしい信仰って、現在進行形で生まれているんじゃないか?」と思うことがあります。

教祖様が居るような新興宗教のことではなくて、路上で、ボトムアップ的に生まれる信仰ってあるんじゃないかしら。

はじめてそう思ったのは、確かこれは学芸大学駅の高架下だったと思うのですが、こういうものがありました。

思わずおまんじゅうを置きたくなりませんか。

それぞれはおそらくゴミで、何でもないものなのですが、なんとなく、僕たちの知っている「碑」の形にまとまっています。空き缶がお供えのようにも見えて、新たなお供えを誘うかのようです。

これ、数年後には神になってないかな? なんて思ったんですよね。

日本人は無宗教だと言われていて、それはある意味正しいのだと思います。一方で、僕たちかつてないほどに文化的な素養を共有していて「神の型」をとても良く知っています。例えば鳥居、碑、そのようなものを粗末に扱えないように訓練されています。

この特性によって、新たな神が生まれることがあるのではないかと思ったのです。どういうことか。

アニミズム的な古代の神は、山、泉、滝、自然と我々の想像力から生まれました。

組織的な中世の神が、様々な解釈により理性的に生まれました。

そして現代、「偶然出来たそれっぽい形」を「ぞんざいに扱えない我々の特性」もしくは「ウッカリ」によって、信仰が発生するのではないか、ということです。

 

そのようなことを思っていたところ、家の近くであたらしい信仰が発生するところを偶然にも観測することができたので、過去に薄い本にまとめたことがあります。偶然碑の形に積み上がった"ただの"コンクリート・ブロックが、お供えをもらいはじめる話です。

[型から生まれるあたらしい信仰]

 

家の近くでコンクリート・ブロックが碑の形に立っているのを見つけました。

 

もしかして、こいつは神になるかもしれない、と思って毎日写真を撮っていたのですが、果たしてこの神候補はいろいろな試練を乗り越えて、半年後にはこうなりました。

 

これこそ、ボトムアップ的に生まれた現代の神だと考えています。

 

予想どおり、あたらしい信仰は生まれていました。きっとみなさんの家の近くにもあるでしょう。

それで、散歩中に「神の型」を発見すると「こいつもお供えもらわないかなあ」と応援したくなります。しかし私はその現象を認識して期待しまっている以上、自分からお供えを誘発することはできません。ただただ、見守っています。

このまま地鎮祭に突入できそうな佇まいの瓶。なんとかうっかり、工事業者がここにお供えをしてくれないだろうか。

 

これは双体道祖神の素質があると思いました。いわれが様々ある神様ですので、紫のハンガーをも受け入れる包容力がありそうです。一段下のまるくて平らな石は、神と我々を繋ぐものか。

 

これは神の型としてちょっと"ずるい"のですが、僕の言いたいことはこういうことです。絵が信仰を得た例です。

 

ところでこの地蔵の絵はほかのエリアでもたまに見ますが、常に信仰を得られるわけではありません。違いはどこにあるのでしょう。

人工雪の結晶を作るとき、綺麗すぎる水ではうまくいかなくて、埃のような異物の粒が結晶の核となると聞いたことがあります。場を乱しそうなものが、最初の重要な動きをすることがあります。

絵やコンクリート・ブロックにお供えを思わず置いてしまうような、突飛な誰かの行動、そういったものがあたらしい信仰の引き金になるのではないかと、僕は考えています。もしかすると、その人はふざけて置いたのかもしれませんが、一度お供えを貰うとフォロワーが発生しやすくなります。何でも無い池に誰かが硬貨を投げ入れると、次々と投げ入れられる、あの感じです。

ところで、今までのお話のなかで「信仰を得ること」と「お供えを貰うこと」を何の説明もなく同義として扱ってきました。お供えとは人の能動的な行動であり、お供えの存在は信仰の発生をあとから確かめられる証拠なので、僕はお供えによって信仰の有無や強さを判断しています。

お供え。これも面白い現象がいくつかあります。次回はお供えについて書こうと思います。

 

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ヤスノリ
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セブンイレブンおにぎり今昔物語 〜梅〜

2020-07-15 11:00:00 | 日記
セブンイレブンおにぎり今昔物語
〜梅〜
高下龍司(koge)
こんにちは、おにぎりよりカレーのほうが好きな高下(こうげ)です。
でも焼きそばはもっと好きです。

 
さてさて、私はセブンイレブンのおにぎりに貼られているシールを収集しており、およその枚数は1,500を超えてきた。
それを見返してデザインの変化をくらべ、過去の自分に想いを馳せたり馳せなかったりする連載の第3回目である。
 
これまでツナマヨ、おかかとスタンダードな具を紹介してきたが、今回はちょっと変化をつけてすじこ醤油漬け! ということはなく、にスポットをあてたいと思う。スタンダードオブスタンダード。


◼︎1枚目
 


熟成仕立て 紀州南高梅一粒梅。こんなに漢字が続くことってこれまでの人生であったっけ?
 
ケンシロウの声で北斗神拳っぽく言ってもらいたい。
 
ともあれこれを基準に比べ見ていきましょうね。


◼︎2枚目
 


漢字の圧がおさまった。
その代わりにキャッチフレーズがプリキュアみたいになってしまった。「まるごと!プリキュア」ってあったんじゃない? お子さんに聞いてみなさいよ。
 
あと値段が10円値上がっている。
だいたい2,3円くらい小刻みに高くするのがやり口であるが、思い切ったものである。社長の英断に拍手。


◼︎3枚目
 


おっと、これまで一粒まるっと入っていた梅がたたかれてしまった。バイオレンスやハラスメントに厳しい昨今、たたいてしまって大丈夫か。
 
つぶした梅を使っているので、おのずと写真もたたかれた梅に変わっている。
 
あっ、値段が10円下がってる!
やっぱり10円値上げは暴挙だったのだ。そのことでネットでたたかれたから「たたき梅」にしたのかな。
 
 
◼︎4枚目
 


シールの形が変わったことによりレイアウトも変更された。あとは英語表記が追加されたくらいか。梅ってプラムなんだね。

 
◼︎5枚目
 


ほとんど同じなんだけど値段がまた10円上がってしまった。梅は10円単位で価格が変動するのことがわかった。
 
で、なにげに梅の写真が変わってやしないか。
これまでのツナマヨ、おかかでは頑として同じ写真を使用してきたが、なにがあったのだろうか。


◼︎6枚目
 


おっとっと、ついさっき「10円単位で価格が変動する」と言ったばっかりで5円の値上がりをみせた。
 
それくらいかなーと見比べていたら、なんと南高梅の読み方が「なんこうばい」から「なんこううめ」に変わっている! 
 
どっちが正しい読み方なのか調べたところ、多くの人が「なんこうばい」と読んでいるが、正式には「なんこううめ」なのだそう。なるほど、正式な読みに修正したということか。
みんなも「なんこううめ」と読もうな。


◼︎7枚目
 


キャッチフレーズの「たたき梅」が「たたき梅肉」に変わっている。と思ったら6枚目から変わっていた。しっかり見ているようで見逃していることが多いのは人生も同じである。
 
とりあえず「人生も同じである」と言っておけば丸くおさまる傾向ってあるよね。
 
それと値段が1円下がっている。微妙!


◼︎8枚目
 


下部に栄養成分表示が追加された以外は異常なし! ヨシ!


◼︎9枚目
 


さきほどは栄養成分表示が追加されたことにより紀州南高梅に平体がかかっていたが、2行にすることにより解消した。これぞ商業デザインである。
 
それと英語表記に「Chopped」が追加された。
そうか、一粒梅ではなくたたき梅だから「Chopped」が必要だったのか。
 
ほんとうは機械かもしくは棒でたたいてつぶしてるのだろうけど、チョップと聞くとどうしてもコンベアで流れてきた梅をパートのおばちゃんがチョップでつぶしている光景が想像されて大変趣がある。


◼︎まとめ



さて今回も地味ながら味わいのある変化を楽しむことができた。

得られた知識を披露する場所がないことでおなじみのこのシリーズであるが、今日は南高梅(なんこううめ)の読み方が知れたので皆さん大儲けである。

ツナマヨ、おかか、梅の次は何が出るかな、何が出るかな、ふふふふんふんほにゃらら〜。

それではまた近いうちにお会いしましょう。



 
(エンディング曲)
「おにぎり食べたい」
作詞:わたし 作曲:あなた
 
ツナマヨエビマヨ梅鮭おかか〜♪
次回の具材はなんだろな〜♪
おにぎりおにぎり食べたいな〜♪
セブンイレブンいい気分〜♪
たぶん余分なこの部分〜♪



なんと同じマニアブログフェスタに参加されている むらたぬきさん が、このエンディング曲にメロディをつけて歌ってくれました! ありがとうございます!
みんなも口ずさもう!








【過去記事】
ツナマヨネーズ編(4月8日公開)

 
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高下龍司(koge)
「まあいっか」の精神でやってます。
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奇跡のぶどう・シャインマスカットについて

2020-07-08 11:37:54 | 日記
奇跡のぶどう・シャインマスカットについて
少年B
 

みなさまこんにちは。散歩は好きだけどぶどう大好き、フリーライターの少年Bです。
 
あいも変わらず、ぶどうのはなしをさせていただきます。今回のテーマはみんな大好き「シャインマスカット」です。


 

シャインマスカットの畑

 

たぶんね、みんな名前くらいは聞いたことあると思うんですよ、シャインマスカットって。

でもこれ、よく考えたらすごくないですか?だってさ、みんなが子どものころって「巨峰」と「デラウェア」、「マスカット(・オブ・アレキサンドリア)」にせいぜい「ピオーネ」くらいしか品種の名前って知らなかったと思うんですよ。

たとえば日本で古くから栽培されているぶどうには「マスカット・ベーリーA」(1927年作出)とか「ネオマスカット」(1925年作出)、「キャンベル・アーリー」(1892年にアメリカで作出、日本には1897年に導入)なんて品種があるんですが、その名前を言われて「ああ、聞いたことあるな」って思う人がどれくらいいるでしょうか。ましてや名前と現物が一致するなんてかたは、農業・小売関係者以外ではあんまりいないんじゃないでしょうか。「品種名を覚えてもらえるポジション」に入るって、それだけ難しいことなんです。

 


主要品種の栽培面積の推移(農中総研より)

 

シャインマスカットは1988年に作出されたぶどうですが、農中総研によると一般向けの栽培が開始されたのは2007年。なんと、栽培されるようになってから、まだわずか13年しか経っていません。

他の品種の栽培開始時期はわかりませんが、作出時期は判明しています。一般的にも知名度のある品種で言うと、巨峰は1937年、ピオーネは1957年の作出。海外品種のデラウェアは1872年、マスカット・オブ・アレキサンドリアは1880年ごろに導入されたとされています。いずれも、シャインマスカットより30年~100年以上前に作出・導入されています。

歴史が古くとも一般的な認知をされていない品種があるなか、シャインマスカットの一般化は、極めて異例のスピードであることがわかります。

では、なぜシャインマスカットがこのような知名度・人気を獲得することができたのでしょうか。

 

 


シャインマスカット。かんじんの質感が表現できない写真ですみません

 

シャインマスカットは、ちょっとテカっとした、ろう細工のような見た目が特徴のぶどう。一目で「ほかのぶどうとは違うな」とわかる質感は、この品種独特のものです。粒は小ぶりなものから大粒まで、ものによってさまざまですが、一般的には巨峰と同程度の大きさのものが多いです。

さらに、その味です。いままでのぶどうとは一線を画すそのうまさ。10人食べたら9人は「うまい」と言うはずです。さらに、時期によって味の変化も楽しめるのも特徴です。初物は甘さがひかえめで、サラダのようにさっぱり食べることができ、熟期になるにつれどんどん糖度を増していきます。最終的には砂糖菓子のような甘さになります。

このシャインマスカットの革命的なところは、見た目や味はもちろんですが「種がなく、皮ごと食べれる国産の緑ぶどう」だったことではないでしょうか。

 


「先代のマスカット」、マスカット・オブ・アレキサンドリア。皮は厚く、種があります

 

緑=マスカットの図式がわれわれ消費者の頭の中にあります。実のところマスカットではない緑の品種もありますし、黒や赤のマスカットもあるのですが、日本で一般的に「マスカット」と呼ばれる「マスカット・オブ・アレキサンドリア」が緑の品種であることから、日本ではそのイメージが強いのです。

また、マスカット=高級品のイメージもあります。高級品のマスカットの新種で、しかも種なし皮ごと食べれる……となると、消費者の覚えもいいはずです。

 

 

例えば黒いぶどうであれば、巨峰とピオーネが君臨しています。ここに割って入るには、見た目や味、大きさで相当のインパクトがなければ名前を売ることができません。もしくは、「作りやすさ」で勝負をして、農家が巨峰から切り替えるように仕向けるか、です。

 


巨峰の仲間、ナガノパープル。見た目で巨峰と判別することはほぼ不可能

 

黒いぶどうでは1粒が30gにもなる「藤稔(ふじみのり)」や、巨峰の風味はそのまま、皮ごと食べれて種もない「ナガノパープル」、温暖化に強い漆黒の「ブラックビート」が3番手争いをしていますが、消費者目線ではいまいち認識できていないのではないでしょうか。

 


オリエンタルスター。あまりまともじゃない写真ですみません

 

実はシャインマスカットの異父兄弟品種として「オリエンタルスター」という品種があります。シャインと同じ血が入っているだけにとてもうまく、もちろん種なしで皮ごと食べられる品種です。

個人的にはとても好きな品種なのですが、黒いぶどうというだけで巨峰と見た目で被ってしまい、残念ながら一般的な認知度が高いとは言えません。巨峰とは味もまったく違うし、パキッと割れるような食感もたいへん魅力的なのですが……

このことからも、シャインマスカットの認知度を押し上げた大きな要因は「種なしで皮ごと食べられる」「緑のぶどう」であることだと推測されます。

 


 
また、わたしは「シャインマスカットは奇跡のぶどう」と常々言っているのですが、それには大きな理由があります。

シャインマスカットは国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構で作出されたぶどうで、親品種が公開されています。ルーツを探ってみましょう。

母品種が「ブドウ安芸津21号」、父品種が「白南」というぶどうです。これはどちらも市場には流通していない品種で、わたしも特徴がさっぱりわかりません。しかし、その親品種、つまりシャインマスカットの祖父母を見てみるとそのすごさがわかります。

ブドウ安芸津21号の親は米国種の「スチューベン」と先代のマスカット「マスカット・オブ・アレキサンドリア」。白南は「カッタクルガン」と「甲斐路」のかけあわせでできた品種です。これらの品種はどれも、圧倒的な長所と短所を持ち合わせています。

 


シャインマスカットの祖父母品種の長所と短所(少年B発行の同人誌「ぶ同人誌」より)

 

例えば、カッタクルガンは見た目や味は最高ですが、農家さんに言わせると「割れるのが趣味」というほどよく割れるため、ほぼ売り物になりません。一部の観光農園では少量を作っていますが、この品種をメインに作っている農家はおそらく、日本中探しても1軒たりともないでしょう。

マスカット・オブ・アレキサンドリアは日射量の関係で、日本では「晴れの国」岡山県以外での栽培は無理とまで言われており、さらにガラス温室内でなければ栽培ができません。高価な理由も納得がいくというものです。

このように、ものすごい長所と致命的な短所のある品種をかけ合わせた結果、奇跡的に長所ばかりが出た品種がシャインマスカットなのです。

 

 

ぶどうには米国種と欧州種があり、一般的に米国種は頑強で栽培がかんたんな反面、小粒で味や肉質の面では劣ります。欧州種は大粒でおいしく、よい香りを持つものもあります。しかし、日本の気候にはあまり向いておらず、耐寒性や耐病性に問題があります。

日本ではこの条件をクリアするために、以前から両種の雑種を交配してきました。巨峰やピオーネなどがそうです。巨峰はやや米国種の特徴が残っていますが、純粋な米国種とは比べものにならないほどおいしいぶどうです。

 


シャインマスカットの祖父、スチューベン。主に青森県で栽培されており、鶴田町のものが有名

 

シャインマスカットには米国種の中では最も品質のいいぶどうのひとつ、スチューベンの血が入っています。スチューベンは小粒で種があり、「くにゅっ」とした肉質は近年の消費者の好みからは外れているのですが、きわめて甘く、耐寒性が強いブドウです。気候の関係で巨峰が栽培できない青森県においては主力の品種で、主に12月~2月ごろまで出回っていることが多いです。

12月にぶどう?というと不思議な感じがしますが、これはスチューベンの「日持ちがよい」という特徴を生かしたもので、10月に収穫し、りんごの貯蔵技術を応用して作られた専用施設で保存し、国産ぶどうが出回らない冬の時期に流通させることで、価格を保っています。

 


シャインマスカット収穫期延長・貯蔵マニュアル(農研機構より)

 

この血を引くシャインマスカットも当然、長期間の保存に期待ができるため、研究の結果「専用施設で3ヶ月程度の保存が可能」という結果が出ています。

また、青森県同様に巨峰の栽培ができない北海道でも有志によって栽培研究がされています。通常、北に行くほど熟期は遅くなるため、もし北海道での栽培に成功すると「日本で最も遅く収穫できるシャインマスカット」が誕生することから、今後はさらに販売期間が延びることが期待されます。

 

 

シャインマスカットの影響はそれだけではありません。

 


ぶどう輸入量の推移(農中総研より)

 

一般的に「種なし皮ごと食べられる」ぶどうは海外品種であることが多いのですが、シャインマスカットが一般的になった2010年以降、海外ぶどうの輸入量が大幅に増加をしています。さらに、従来シェアの多かった大粒で種のある赤色品種「レッドグローブ」が大きくシェアを落としています。

つまり、シャインマスカットの影響で「種なしで皮ごと食べられる」ぶどうのシェアが伸びたことが推測されます。ぶどう界に大きく影響を与えすぎでは……?

なお、海外の品種は主に国産ぶどうが出回らない12月~5月にかけて輸入されるため、シャインマスカットの競合にはなり得ません。なので、消費者は夏はシャインマスカット、冬は輸入ぶどうと「種なしで皮ごと食べられる」品種を選んで食べることが可能というわけですね。

 

 

さらに、シャインマスカットの後継品種の研究も始まっています。

 


巨大な粒と見た目によらず上品な甘さが特徴の雄宝

 

上品な甘さと、25gにもなろうという巨大な粒が特徴の「雄宝」や……

 


赤い品種のコトピー

 

シャインマスカットの子どもの中では真っ先に生み出された「コトピー」、

 


山梨県が作出した品種ジュエルマスカット

 

山梨県の農業試験場で、海外の品種とかけあわせて生まれた「ジュエルマスカット」。

 


次世代の覇権を握るか、クイーンセブン

「ぶどう史上最も糖度が高い」という触れ込みの「クイーンセブン」などなど、シャインマスカットを親にした品種が次々に生まれています。シャインマスカットの次の世代の覇権争いは、すでに始まっているのです。人気が出る品種もあれば、淘汰される品種もあるでしょう。この勝負の行方から、目が離せません。

 

 


どっちが甘いでしょうか?

4000字以上に渡ってシャインマスカットの魅力をお伝えしてきましたが、さいごにもうひとつ。

見た目と味が一致しないのもシャインマスカットの特徴です。ぶどうは追熟しないため、収穫時点での糖度・酸度から変化がありません。

本来、早穫りをしてしまったぶどうは十分に糖度が上がっておらず、食べられたものではないのですが、シャインマスカットはそのポテンシャルの高さから、甘くなくともじゅうぶん食べれてしまいます。少し後味に青臭さはありますが……

青々として魅力的な見た目のものはおいしそうに見えますが、もし「甘いシャインマスカット」が食べたいなら、写真左のような「黄緑色」のものをえらぶとおいしいですよ。見た目があんまりよくないので安いですし。今年の秋は、ぜひシャインマスカットを食べてみてはいかがでしょうか。

 
 
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少年B
ぶどうが好きなライターですが、ちゃんと散歩も好きです。
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