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佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

人生の“主人公”になる二つの条件

2020-12-17 17:14:26 | 日記
あるベテラン脚本家の話。
「ドラマの主人公には共通する
二つの条件があります。
一つは、ドラマは揉め事から成り
立っているので、トラブルを解決
する能力のない者は主人公になれ
ない」

実社会でも同じだと思います。
人間関係や仕事でも、うまくいっ
ている間は能力や人間性はあまり
関係がありませんが、

トラブルや失敗したときにどう
対応し解決していくかで、その
人の本性が試されます。逃げず
に、問題に真正面から取り組む
ことです。

もう一つの条件は、「ドラマの
主人公は、個性を生かしている
からこそ魅力的に見える。

だから独自の人生観を持っていな
いと、ドラマの主人公にはなれ
ない」

これも、実社会と全く同じです。
これからは差別化の時代ですから、
自分しかできない能力、自分が
生まれてきた役割は何かを見極め、

それを磨いていかなければ生きて
いけません。

筋書のない、しかも撮り直しの
きかない人生のドラマを、どう
演じるか真剣に考えてみたこと
がありますか?

ハッピーエンド人生のシナリオ
づくりを今こそやってみては如何
でしょうか。


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「一粒の花の種が実を結ぶために」

2020-12-17 17:00:07 | 日記
一粒の花の種があります。
それを、机の上に置いて眺めて
いるだけでは、いつまで持って
も花は咲きません。

適当な土の深さに埋めてやる。
さらに、適当な土の深さに埋
めてやる。さらに、適当な雨
露や陽光に恵まれて、はじめ
て花が咲きます。

二粒の種を同じように並べて
蒔いたとしても、片方は花を
さかせても、もう片方は鳥に
食べられてしまったり、
踏みつけられたりして、花
をさかせられないかもしれ
ません。

前者が因果であり、後者が
緑=運命です。

何事も因と果の間に、緑が
間接的な力として働き、因
を助けて果を生ぜしめてい
ます。

あらゆる物事は、この緑の
力によって、縦横無尽に結
ばれているといいます。

因・緑・果という三段階を
十分に認識したとき、物事
の見方、考え方が変わります。

自分がどんなに努力をしても、
それだけでは結果が生まれま
せん。
どうしても周囲の人の援助が
必要です。

今こうして生きていられるの
だって、縦横無人な緑の中で
生かされているのです。

どうしても因果を感じたとき、
人は謙虚に生きられるのでは
ないでしょうか?

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信じてみるだけで幸福になれる。

2020-12-17 16:52:20 | 日記
夢ってかならずかなえ
られるもの。

夢をかなえるのは努力
じゃない、
大事なのは、あなたが
本当に心から求めてい
る。

そうなってほしいと願う夢
を、
しっかりと心に描くこと、
その夢はものすごく大きく
て立派なものでなくても
かまいせん。

またひとつである必要も
ありません。
「おいしいものが食べたい」

「旅行がしてみたい」
なんていうささやかなもの
だっていいんです。

長い時間をかけてじっくりと
たどり着きたい大きな夢、
あるいは明日にでもかなって
しまいそうな小さな夢、

そんな夢たちを心のなかで
自由に膨らませてあげて
ください

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『雨風』 ーあめかぜー

2020-12-17 12:19:52 | 日記

「昼間はケーキで美味しい顔
夜はお酒で美味しい顔
ぼくはきみから目が離せない
美味しい顔が 一番美人」

【飲み会もお茶会も大好き】
お酒も好きだしケーキも好物、
という人がいます。
甘いのも辛いのもOK,

いわゆる両刀使いの人を「雨風」
といいます。なんともおもしろ
い言葉でしょう。

実は大阪を中心とした上方の言葉
で、どうやら「雨風食堂」という
使われ方をするようです。

「雨風食堂」は、甘いお菓子、
ご飯、うどん、酒と、ジャンルに
こだわらず何でも食べられる食堂
という意味で、正確な語源について
わかりませんが、

「甘え辛え」が「雨風」となった、
つまり駄洒落ではないかという説
があるそうです。

こんな食堂があったら「雨風食堂」
と呼んでみては。




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「丸くなるな、仏になるな」

2020-12-17 12:16:55 | 日記

名城大学の芳村思風さんは、
「長所だけを見つめ、それを
限りなく伸ばしていって、

決して人後に落ちない優れた
能力を獲得することができた
ら、

短所はその人の面白みに変
わる。人間には皆欠点があり
ます。不完全だからこそ人間
なのです。

欠点がなくなって丸くなるの
は、円熟といって神仏の境涯
です」と語っている。

では、長所を見つめて自分を
伸ばしていくには、どうした
らよいのでしょうか?

①現在の自分をしっかり見据え
て欠点や長所を洗い出し、本当
の自分を見つけ出す。

②「どういう人間になりたいのか」
「どういう仕事をしたいのか」
「どいう生活をしたいのか」の
三点を自分に問いかけて、

これから創っていく自分の姿を
明確にし、それに向って自分
自身で歩き続ける。

この「歩き続ける」ということ
が重要です。

③人間の才能とか、長所、
短所として何が引っ張り
出されるかは、人との出会い
によって創られえていきます。

人生や物事に対して絶えず
「問い」を持ち続けていれば、
必ず良い出会いがあるはずです。




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「砂の家」

2020-12-17 12:11:52 | 日記
一度女と寝たということで、
まるで
自分の女みたいに振る舞う
男もいる。

それは女のほうにもいえることで、
一気につんのめっていくタイプも
いる。

けれども時に、その性愛が二人を
結びつけず、男と女を遠ざける方
向に作用することもある。

たった一度のそのことが、関係の
始まりではなく、終わりの儀式に
なることもあるということである。

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『うつむけば 答えのように出る涙 泣いて流れる何もないのに』 Ⅰ

2020-12-17 12:08:10 | 日記
雪というのは、外からながめ
ているぶんには、きれいだと
思う。でも、ひとりで立ち
向かうのはつらい。

白さもつらい。

寒かった。手がかじかんで、
自転車のハンドルにそのま
ま凍りつきそうだった。

耳が切れるように痛い、冬
の寒さも考えず、手袋もせず、
毛糸の帽子もかぶらず、飛び
出した自分があさはかに思え
た。

夜中の電話が迷惑なのは承知
だが、それ以上に熱く突き
上げる思いで、いっぱいだっ
た。

断られるのも、わかっていた。

夜中の訪問をOKするとは思え
なかった。それでも、話の途中
で電話を切られるとは思っても
みなかった。

・・・それだけの私だったの
     だろうか・・・・

さまざまな想いが交錯する。雪
に変った空模様に、しばらくは
酔っていた自分がいたけれど、

ずっと立ち向かっているのは悲しく
つらい。自転車がどこを走っている
のかさえ、わからなくなった。

私には、うちひしがれたクリスマス
になった。

しかし、今夜、おさえ切れぬ想いで
彼のそばまで行き、電話をしたのだ
った。

雪は時として、残酷だ。白くすべて
を覆って、今までの経過や、自分の
想いまで、閉じこめてしまうようで
・・・・。

白い雪が、顔にたたきつけるように
降る。自宅がやっと近くに見えて、
自転車を降りた。街灯に照らされ
て、舞う雪はきれいだった。

寒さを忘れてしばらくながめてい
ると、涙がこみ上げそうになった。

・・もう、会えない。だぶん・・・

彼は、白い雪のベールにはばまれ
て、遠くへ行ってしまった。

ほんの小さな記憶だけれど、かけ
がえのない思い出が、粉々になっ
て舞っていくようだった。
そして、白く、白く、包みこんで
しまう。


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真夜中の雨音 ―完―

2020-12-17 12:07:58 | 日記
ああ、でも、彼からの連絡は今、
途絶えているんです。ずっと
電話を待っているんだけど、
かかってこないんです。
そう言いそうになるのを、懸命
に堪えた。

言ってはならない。この人には
絶対に。なぜだか、そう思った。

いったん口に出してしまうと、
現実が牙をむいて、わたしに
迫ってくるような気がする。

いいえ、そうではない。牙を
むいてわたしに襲いかかって
くるのは、わたしの邪心。
あのひとを信じたいのに、信
じられない弱い心。

それから短い時間、わたした
ちは他愛ない世間話をした。
テーブルの上の小皿はすべて
空になり、代わりに、和やか
な空気だけがふんわりと残っ
ていた。

テーブルの陰で腕時計に目を
落とすと、すでに十ニ時近く
になっていた。
「じゃあ、そろそろ」
芦川さんが先に腰を浮かせた。

「わたしはここから歩いて帰り
ます。十五分ほどの距離ですか
ら」
と、わたしは言った。
「そうですか。それならせめて、
アパートまで送らせて下さい」

ふたつの傘で、歩いた。切り通
しのゆるやかな坂道。闇は深く、
向かい風は冷たく、わたしたち
の躰は傘ふたつ分離れていたし、
激しい雨の中、言葉を交わすこ
ともなかった・

なのに、わたしは芦川さんと
「一緒にあるいている」と
思うだけで、身のうちに、途方
もなく暖かく、包みこまれてい
るような居心地のよさを感じて
いた。

あとにも先にも、その時ほど
強く「わたしとあのひとの距離」
を感じたことはない。それは、
絶望にも似た距離感だった。
まるで、あのひとの存在その
ものが、距離なのだと突きつけ
られているような。

「部屋はこの上です。今日は
ありがとうございました」
「俺の方こそ、桜木さんと飲め
て、よかった。俺でよければまた
いつでも・・・」

そのあとを、芦川さんは言い淀
んだ。言い淀んだまま、わたし
に背を向け、今来た道を引き返し
始めた。傘が右に、左に、揺れて
いた。彼の躰はほどんど、ずぶ
濡れだった。

追いかけていって、背中から、
声をかけてしまいそうになっ
た。よかったらわたしの部屋
で、温かいお茶でも飲んでい
きませんかと。

今夜、ひとりぼっちでいたく
ないと、思っていた。ひとり
ぼっちで、かかってこない
電話を持っているのがいや
だった。

だから今夜だけ、芦川さんで
なくても、かまわない。

優しい誰か、穏やかな誰かに、
そばにいて欲しい。
そんな、ずるい、
自分勝手で、どうしようもない
女が、わたしの中で蠢(うごめ)
いていた。

雨は降り続いていた。
あの日、佳代子は言った。愛
は、帰る場所が同じ、ふたり
のあいだにあると。朝まで隣
に寄り添って眠る、ふたりの
あいだにあると。

「愛は他愛ない会話と、つない
だ手のぬくもりの中にあるの。
愛は一緒に歩いていくこと。

愛は一緒に坂道を登っていく
こと。だから愛は、狂お
しくはないの。だから愛は、せ
つなくないの」
愛は、そばにいてと、願ったり
しないの。

願わなくとも、いつもそばに
あるもの。

「愛は、愛は、愛は」と、繰り返し
ながら、降りしきる雨の中、わたし
は芦川さんの姿がすっかり見えなく
なってしまうまで、路上に立ち尽く
していた。

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