ヤマゴボウの葉。フキに似た大きな葉っぱ。
早朝、地元の山に詳しい人に連れられて、夫がヤマゴボウの葉をたくさん採ってきてくれました。
保存していた蓬の葉っぱがなくなり、ヤマゴボウの葉でパンを作ってみたらどうかなとすすめられました。
山間部では、笹餅やお団子の色付けとしてこの葉っぱを使うとのことです。
深緑の色素を持ち、ちょうど蓬のようです。
地元の友人に葉っぱをどう処理して保存すればいいか、教えてもらいました。
昔は、冷蔵庫がなかったので、乾燥させ保存し、使うときは、水で煮てあくを取り使用したとのこと。
今は、タンサンで煮て、あくを取り、冷凍保存しておくと便利だそうです。
信州では、蕎麦のつなぎとして使っているとのこと。
いい色の蕎麦になり美味しそうです。
植物について調べてみると、ヤマゴボウは通称で、正式名称は、「オヤマボクチ」と呼びます。
漢字で雄山火口と書きます。
アザミに似た花が咲き、キク科の仲間になります。
葉っぱの裏が白い綿状の繊維がついていて、それが火をつけるのに便利だからそう名付けられたとか。
東北に来て、山里の恵みが数多くあり、初めての食材に感動します。
知るほどに食の豊かさを感じます。
茎の部分を取り、葉っぱの大きな葉脈を取り除いてあく抜きしました。
深緑のきれいな色になります。
左が、蓬の葉、右がオヤマボクチの葉を煮て絞ったもの。
パンに葉っぱを混ぜてやや硬めのパンにしてみました。
米粉、荏胡麻、シコクキビのふすまを混ぜてフランスパン風にして、いい色合いのパンが焼けました。
蕎麦に使うオヤマボクチの葉っぱ処理は、大変な手間をかけてやるそうです。
いつか「オヤマボクチ蕎麦」を食べてみたいなと思います。
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