茄子は、我が家では人気の野菜。
濃い紫のすっきりとした茎と葉脈が美しく、
その凛々しい姿には、ほれぼれとする。
下向きの小さな蕾をつけたときから、花が咲く日を待っていた。
そのうす紫の花のつつましいこと。
何かしら気品のある野菜である。
その昔、子どもの頃は、紫という色が
ずいぶんと大人な気がして、近寄りがたかった。
紫に親しみが持てるようになったのは、
コミックで「ガラスの仮面」を愛読していた頃からだ。
主人公を陰で見守る人がいて、
それは「紫のバラの人」と呼ばれていた。
主人公と同化して、紫のバラの人に心ときめかせ
夢中になって読んだことを思い出す。
紫の服を選べるようになったのは、最近のことだ。
私もようやく大人のおしゃれができるようになってきた
ということだろうか。
一生を通じて紫であり続ける野菜。
そのセンスの良さを見習おう。
最新の画像[もっと見る]
妻から、「線さがし」、「色さがし」を楽しんでやるよう、
子供達に教えていたと聞きました。
これが、良かった。今は、すっかり虜です。
妻の褒め上手のせいでもあるでしょう。
こんな絵でも「良い、味がある。」と褒めちぎられます。
その後と気が経って字を加えると、「あら不思議」
下手は下手なりに味がでるのですね。