ものづくりあれこれ

ものづくりで毎日を楽しもう!

雪見障子のはりかえ

2017年02月07日 17時01分39秒 | 福島県白河市東のお話
立春を過ぎたとはいえ、冷たい北風が吹きすさびます。
寒い寒い毎日を過ごしています。

今日は雪見障子のはりかえのお話です。


ようやく雪見障子のはりかえができました。

古民家に引っ越してきて10カ月が過ぎました。
何年も放置されていた家の障子は、どこも朽ちてボロボロ。
とりあえず、道路側のよく見える場所から順番に張り替え、夏までにはほぼ張り替えましたが・・・。

最後に残されたところは、居間の雪見障子。
2枚の障子が重なるようになっている仕組みなので、どうやって張り替えるのだろうと思っていたら、ガラス枠を外して貼ることを知りました。
素人では、とても大変そうです。
本職に頼むと、1枚3千円で張り替えてくれるとのこと。
4枚で1万2千円。
それなら、節約のため自分でやろうと決意したわけです。

子どものころから、障子の張り替えはやったことがありません。
母がやるのを見ていたことはありました。
何とかなるだろうと、材料を買いに行きました。
最近は、障子紙は1枚物のロールになっていて、障子枠に糊をつけ、上から紙を転がして貼ると説明書に書いてある。
四苦八苦しながら張り替えているうちに、何となく要領よくなってきたのです。

古い障子紙を取り、枠をきれいに拭きます。
障子紙の上側をピンで固定し、横幅を合わせて置き、その下側の枠にでんぷんのりを水で薄めて刷毛でつけていきます。


糊付けは、トントントンといい調子。

次に障子紙を転がして、しわを伸ばして貼り付けます。


余分な紙は、物差しを当ててカッターで切り落とします。


まあ、なんと合理的。
下側の動く枠を少しずらして紙をはさみこみ、先に貼ります。
次に、上側の枠にも同様に貼っていきます。
貼り終わった障子全体に霧吹きで湿らせて一夜置くと、ピンと和紙が伸びてなかなかの出来上がりになりました。

雪見障子の場合、ガラス枠のつけ外しが大変でした。
そして、さっそく敷居にはめ込むと、部屋は新しい雰囲気で、気分は最高。
部屋の暖かい空気も逃げることなく、これからは快適に過ごせそうです。

やってよかったわ。



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« りんごジャム入りのアイスボ... | トップ | アルパカウール「ソノモノ」... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

福島県白河市東のお話」カテゴリの最新記事