
細くて柔らかそうな分葱ができた。さあ、食べよう!
我が家で育てている分葱を採り入れた。まだかまだかと、せかされながらようやくその時がきたのだ。
プランターが一つ、空いたので、豆の根元にあった分葱を植え替え、一握り食べてみることにした。
分葱の小さな種は、8個あり、それが見事に株分かれして、細いがたくさんの株に増えている。広い畑に植えてやれば、もっと立派に育ったことだろう。

株を土に埋めておいて、また抜いて食べよう。
さて、分葱の枯れた皮をむいて、きれいに洗った。ぷっくりと膨らんだ根元がかわいい。湯がいたら柔らかくて甘いと思う。今日は、あさりの剥き身を入れてぬたを作りたい。

根元と葉の部分を3センチくらいに切り、さっと塩ゆでにする。根元を早めに入れ、少しおいて、葉っぱを入れた。湯がき過ぎないよう、沸騰してすぐにざるに取り冷ます。

湯でぐあいを味見してみると、歯ごたえもあり、とろみもあって美味しい。

次に、辛子酢味噌を作った。

私は、たれを作る時、いつもかがつ(すり鉢のこと。中国四国地方の方言)とすりこ木でするのが好きだ。特に、ごまや味噌の場合、これですりつぶす方が、良く混ざって美味しいのだ。
さて、あさりであるが、湯がいて入れることにした。子どもの頃、よく親と潮干狩りに行って、たくさんあさりを食べていたことをよく覚えている。たくさん採れたあさりは、よく洗って、少なめに水を入れて湯がく。すると、剥き身の貝の味がよい。湯がいて出来た煮汁で剥き身をそっと洗うようにすると、砂が取れて美味しくなる。

あさりパックについた説明ラベルに、「水1リットルに塩を大さじ2杯入れ、1時間ほど砂抜きをするとよい」と書いてあった。これはとても参考になった。いつも塩の分量が解らず、あさりが貝を開いてくれないのだ。蓋をして暗くしたら、細い水管をのぞかせていた。
こうして、何とか分葱とあさりのぬたが出来上がった。食べてみると、新鮮な分葱なので、適度な歯ごたえもあり、最高のおつまみとなった。

ただ今の心境は、
わーい! ベランダ野菜ヽ(^。^)ノ万歳!
というぐあいです。