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ものづくりあれこれ

ものづくりで毎日を楽しもう!

夏の里帰り

2015年08月19日 11時12分30秒 | 日記・エッセイ・コラム
8月10日から広島へ里帰りをした。今回は、お盆休みにいろんな友人に再会し、墓参りをして身内とゆっくり歓談した。いい里帰りとなった。

 
 夕暮れの能美島。高速艇からの一風景。

父の乗っていた軽トラックで農道を走り、墓参りをした。あちこち野山や海を眺めながら、懐かしく車を走らせた。
遠く見慣れた景色を眺めると、生まれ故郷は、どこも変わりはなかった。ように見えた。

 
 島の造船所のある風景。

 
 近くのお寺のある風景。

だが、農道の側の畑は雑草が生い茂り、山は荒れていた。人口減少に伴い、町にはどこも空き家が増えている。知人の跡継ぎのいない家は、全て撤去され、空き地になっているのを見て変わり様に驚いたりした。
猪被害も酷く、畑を作って作物を育てることも並大抵ではない。ふるさと再生は、難問ばかり。

実家の母は、近くにいる姉とともに、父の残した畑を作っている。小遣い稼ぎに野菜を植え、少しばかりの出荷物を楽しみに働いている。
久しぶりに、毎日いっしょに食事をしながらいろんな話を聞かされた。母は、話が尽きることもなく、よく喋った。私は合いの手を入れ、少し自分の話を入れながら、せっせと聞き役に回ったのだ。

母は、元気でよかった。1年前、遠く東京へ旅立つことを大反対していたのだった。今では、ようやく元気を取り戻し、以前と変わらず話せるようになった。母は、娘に世話をかけまいと、身体に気をつけ、気を引き締めて毎日を過ごしている。その気概に感動と感謝がいっぱいだ。

買い物に出かけた時、広島県産の小海老を見つけた。生きが良かった。夕ご飯は、ちらしずしが食べたくなった。昔から、母のつくるお寿司は、どれも美味しかった。巻き寿司、いなり寿司、ちらし寿司など。砂糖と酢がよく効いて、具の味が染みた美味しいお寿司。私が準備していっしょに食べることにした。
椅子に座った母は、あれこれ秘訣をアドバイス。有り合わせの材料で話をしながら寿司作りが始まった。干ししいたけ、ごぼう、にんじん、錦糸卵、海老を入れることにした。具の味付けは、母に頼ってやってもらった。すし飯は、すし酢に砂糖を足して、いい味をつけてくれた。
 

とても美味しい夕ご飯となった。「明日食べると、味が馴染んでもっと美味しゅうなるよ。」と母が教えてくれた。翌朝食べたちらし寿司は、本当に美味しかった。

一人暮らしでは、おかずを作っても二日も三日も食べるようになるんよ、とのこと。食べることは生きる力に繋がる。どうか今の気力を持ち続けて欲しいと願うばかりだ。老化は、母のことだけでなく、やがては自分自身にもある大切な問題でもある。母に何かあれば、必ず帰って来ると約束した。解決方法は、固定観念にとらわれず柔軟に。家族で相談しながら、助け合っていけたらいいと願っている。
 
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猫のくぅちゃんと遊ぶ

2015年08月14日 23時31分23秒 | 日記・エッセイ・コラム
久しぶりに娘のアパートを訪問し、一晩泊まって帰った。3ヶ月ぶりだ。
猫のくぅちゃんは、ひとまわり大きく重くなっていた。ドアを開けると、すぐにすり寄って来てご挨拶してくれた。
くぅちゃんと遊ぶのが、何よりの楽しみなのである。

 
 かわいいね。いい子だね。

見かけない人だからだろう。じっと私の一挙手一動をうかがっている。
パッチリとした目で見つめられて、ちょっと照れるなぁ。

可愛くなって遊んでやりたくなる。少し賢くなったのか、多少の玩具ではあまり興味を持たない。
あれこれちょっかいを出したくなって来た。
以前おもしろがっていたペットボトルのふた。遠くへ投げてみるが、ちらっと見るだけで取りに行こうとはしない。

そこで、高い台へ投げてみた。すると、ダイナミックなジャンプで高い台を駆け上がったのだ。
これは、いいぞとばかり、何度もふたを投げてみた。

 
 ナイスキャッチ!くわえて下まで持って来た。えらいね。

 
 下を向いて、早く投げて!とじっと待っている。

こちらの投げ方が悪くて、転がって落ちたときは、下を見て動こうとしない。自分の目の前に届いた時は、夢中で受け止めようとする。
両手で取ろうとしたり、片手で野球のように打ち返すのだ。あるとき、ピタッと両手で受け止めた。うまいなぁと大笑い。
猫の手は、思った以上に力が強くて器用なのだ。

くぅちゃんの手が器用になって驚いたことがあった。
台所の引き戸がぴたっと閉まっていても、こじ開けて入るようになっていた。
そして、冷蔵庫の扉を開けて、中をのぞいてみるのが好きなのだ。これには、娘も困っていたようだ。
そういえば、子どもの頃、家の戸を開けて、近所の猫が入って来て、食べ物をあさって行ったことがあった。
「猫の手を借りたいほど」という諺があるが、まんざらハズレでもなさそうだ。

そういうくぅちゃんは、私の荷物の入ったリュックが気に入った。

 
 チャックから首を突っ込んだり、リュックに乗ったり、探索が大好き。

子猫ながら、ずいぶん成長したものだと感心した。
だが、いつも目をキラキラさせているのでもない。猫は一日を通して、休養したり眠る時間が多い。
遊び疲れて、退屈した時は、こんなふてくされたような時もある。

 
 「ぼくだって、人間相手につかれるんだよ。」

どんな表情や仕草も、かわいいなぁと思う。




  
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トマトが熟れた

2015年07月19日 18時17分37秒 | 日記・エッセイ・コラム
5月に植えたベランダのトマトが、ようやく熟れました。

  

どのトマトも小粒で実が詰まっています。

ベランダに植えた野菜たちには、それぞれにみんな愛着がありますね。

特に、トマトは、土の栄養と水が不足していたのか、上手く育たなくて、途中で尻枯れ病になり、いくつも黒く腐ったので、もぎ落としました。
毎日様子を見に行きました。「どうかうまく育ちますように!」と見守ってきたトマトたちでした。

二、三日前から急に色づき始め、今日は赤く熟れて来たので、採り入れました。
並べてみると、何だかトマトたちがお話をしているみたい。

「よかったね。」「よかったよ。」こんな声が聞こえてきそうです。

さっそく絵手紙にしてみました。トマトの形はこんもりとして、肌はプリッと張りがあります。緑のがくはクルッと跳ね上がって、とても愛らしい形をしています。

歯ごたえは、固太りで、ちょうどフルーツトマトの味わいです。大事に味わって食べることにしましょう。

トマトさんの頑張りに感謝!







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国立の緑を訪ねて歩く

2015年07月14日 22時53分26秒 | 日記・エッセイ・コラム
  
  国立の古民家を訪ねる。軒先の並木が美しい。

毎週日曜日の早朝、昭島から川崎へ車を走らせる。通り道は、新奥多摩街道から甲州街道へ入り、府中市内を通り、東京競馬場の横を走り抜け、是政橋を渡る。そして、多摩川沿いの沿線道路を一路南へと走るのである。
いろんなコースを走ってみたが、このコースが一番快適に走れることが分かった。

甲州街道沿いにあるガソリンスタンドで自動車の修理をしてもらう間、夫と二人国立市内を歩いてみた。
いつも車で走り抜けるばかりで、あまりよく知らない街だ。
山や緑が好きなので、少し歩いて城山公園へ行ってみることにした。

広い街並みの遥か遠く、こんもりと大きな木が茂っているところがある。森を目指して歩き始めた。

途中、禅寺によって水分補給をしたり、緑地保存地区を歩いていると、周りは広い畑や大きな木々に囲まれ、とてもいいところだ。国立第一小学校のそばに、自然林を利用した城山公園があった。

整備された竹林の道を歩き、小川や散歩道があり、緑の中で憩える公園となっていた。しばらくベンチに座って緑の風に吹かれて身体を休めた。

その公園のそばに、古民家があり、自由に見学できるようになっていた。

  

  わら葺き屋根は見事で、家の間取りは、座敷と板の間があり、土間と台所、厩(うまや)が続いている。中で管理者が囲炉裏番をして、薪を燃やしていた。話を聞くと、家を維持するために、毎日火を燃やす必要があるそうだ。家の中は、風通しもよく、夏も涼しいことだろう。

家の軒先には、屋根ほど高い植木が並べて植えられ、きれいに剪定されている。家全体を日照りや雨風から守るためだろう。家の周りの木々もみな大きく育ち、よく手入れされている。

  
  柏の木が見事に育って美しい。
  
  柏の大きな葉っぱ。

家の横には、柿の木や栗の木があった。栗の実が、太陽に照らされ輝いて見える。
  

久しぶりの炎天下、日傘がとても役にたった。二人であれこれとりとめのない話をしながらの散策は、楽しかった。国立はいいところだなと思う。




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雨が続きます

2015年07月06日 19時01分51秒 | 日記・エッセイ・コラム
  
  気がつくと生えていた朝顔のつる。そのまま育ててみよう。


毎日、雨が続きます。気温が低く、湿気が多いので、まだ、敷いているホットカーペットにスイッチを入れて座ったり、布団を引いて温めたりしています。

洗濯物が乾かないので、一部屋に集め、エアコンと扇風機を回して乾燥。でも、除湿くらいでは、乾きそうにありません。そこで、暖房に切り替えて、扇風機をかけると、何とか乾いてきました。きっとどの家でも、洗濯物には、困っていることでしょうね。まだ、しばらくは雨が続きそうです。

ところで、明日は、七夕。
私の小学生の頃は、毎年、七夕飾りを作りました。決まって、父が近くの山から若い笹竹を切って来てくれました。そして、折紙や画用紙で作った短冊や輪飾り、茄子やすいかやキュウリの絵を切り抜いてぶら下げました。そういうメルヘンチックなことが大好きな子どもでした。飾った笹は、願い事が叶うよう、近くの川へ流していました。

娘が生まれてからは、娘のために元気で過ごせるようにと七夕飾りを作ってやりました。短冊の願いごとも、子どもの成長に合わせて親だけでなく、子どもにも書いてもらいました。

後には、介護老人施設に勤務していた時、そこでも毎年、七夕をしていました。
高齢の方に、短冊の願い事を書いてもらい、笹に吊るすのです。何も書くことが無い・・・という人が多くて苦心していました。自分の健康を願う、家族の幸せを願う、世界平和を願うなど、一緒に考えながら、書いたものでした。

そうだ。我が家でも、たなばた飾りを作ってみようかしら。夫と二人でささやかな願い事を書いてみましょう。そういう純真さをいつまでも持っていたい気がします。

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