四季に暮らす

季節の着物、食卓、ベランダの植物たち
和と洋が仲良く並んでいるような衣食住の風景

十二月大歌舞伎

2019-12-07 | 季節のこと
この週末は息子達が帰ってきたのでバタバタしましたが、
夜は夫と『十二月大歌舞伎』を観てきました
年の瀬ということもあってか、歌舞伎座では普段以上に着物姿の方を多く見かけました
着物で歌舞伎、いいですよね^^

【演目】

一、神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)

二、本朝白雪姫譚話(ほんちょうしらゆきひめものがたり)



「神霊矢口渡」では、成金で強欲な父頓兵衛:尾上松緑(おのえしょうろく)と、その美しい娘お舟:中村梅枝(なかむらばいし)の演技から目が離せませんでした!
松緑の悪役ぶりの可笑しみを満喫、花道の引込みでの鳴り鍔(なりつば)、蜘手蛸手(くもでたこで)の手の動きなどの見せ場は拍手喝采でした
足利尊氏討伐に絡む新田家とこの矢口渡との歴史的背景は、中古本を購入していた『歌舞伎手帖』で予習してありました

イヤホンガイドを聞きながら鑑賞していますが、歌舞伎初心者の私にはこの本があるとよくわかります
今日歌舞伎として上演される演目のうち、比較的上演頻度の高い310作品の解説が掲載されている本ですdown


「本朝白雪姫譚話」は、グリム童話の白雪姫を歌舞伎にした異色の新作歌舞伎で、話題になっていました
玉三郎の白雪姫は、いつもながらしとやかでたおやかな美しさです
私は、心霊矢口渡ではお舟を演じた梅枝の鏡の精の演技も素敵だと思いました
玉三郎(白雪姫)・梅枝(鏡の精)・中村児太郎(野分の前)、3人一緒に箏(こと)を演奏するシーンは美しすぎてうっとりしました・・・


今週お稽古で着ていた結城紬に古典柄の名古屋帯、上に羽織を羽織って^^
羽織紐と帯揚げと帯で、歌舞伎色にしてみたつもり♪

いつでもどこにでも、ひょいっと着物で出かけられるのはやっぱりいいなあ・・とつくづく思います

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