子宮内膜症による卵巣のう腫と付き合う

さなの治療、手術、術後の記録

ゾラデックス三回目&術前検査

2011年01月12日 | 日記
2011年11月。ゾラデックス三回目の日がやってきました。

副作用も、たまにやってくるふわっとした発汗や寝汗、頭痛くらいで、そこそこ普通に生活はできる範囲内です。

一番心配していた精神的な不安定さですが、これは何とか大丈夫そう。

イライラに関しては、もともと生理前はイライラすることがあったし、息子二人が好き放題にやってくれると、そのイライラが薬の副作用なのか、そうじゃないのか最早見分けがつかない状態

あまり気にしないことにして、過ごしていました。

もうひとつの副作用は、蕁麻疹です。

もともと蕁麻疹持ちで、数年前には抗アレルギー薬(アレグラ)を常用していました。

しかしその後、気管支炎や肺炎を繰り返し、大変に体調を崩しました。その時に、たまたま読んだ本に「抗アレルギー薬を長期服用すると、薬のせいで外に排出できなかった毒素が肺にたまり、呼吸器系の疾患を引き起こす」という記述を読み、薬をやめました。

というわけで、蕁麻疹も理由があって出てくるわけで、何とか薬なしで対処しようと、食生活改善などに努め、いつのまにかあまり出なくなっていました。

ところが、その蕁麻疹がどうやらホルモン注射の副作用か、また出始めました。

洋服の縫い目などちょっとした刺激からも始まりますが、お風呂から出ると、さらに広がったりしていました。

ふと思いますが、いわゆる更年期障害と一緒で、やはりその人の弱い部分に色々な症状が出るのかなぁと感じています。

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さて三回目のゾラデックス注射ですが、またまた代理のあの女医先生です。

眉間にしわが寄ったまま、視線も合わせずに「どうですか?」って…

「蕁麻疹がちょっと出るんですが、注射の副作用ですかねぇ?」と恐る恐る聞きました。

「ん~、それはどうかな。ないかな。はい、注射するから外で待っててください」

またまた目にもとまらぬ早業で、外に出されてしまいました

はぁ…。でも来月は、優しい主治医の先生だもの!我慢我慢


はい。三回目の注射をしました。何回やっても、この注射は結構痛いですね。

しかも普通の注射と違って「カチャ」っと音がするんですね。

不思議に思って調べたら、ゾラデックスの注射は液体ではなく錠剤

太めの針で、錠剤をお腹に埋め込むのですね。それが徐々に溶けだして効果が出てくるという仕組みのようです。

同じくホルモン療法で一般的なリュープリンに比べると、針が太いために痛いそうです。

はい。確かにちょっと痛いです。へその辺りをつままれて、ガチャンといくわけですが、私は怖いので、いつも目を閉じていて何が起きているか見ていませんそのせいか、痛みも一瞬だし、我慢できる程度ですよ。


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さて、この日は術前検査もありました。

採尿、採血、肺活量、レントゲンでした。

どれも痛くない検査なので大丈夫でしたが、さすがに採血はいつもより試験管のような容器の数が多く、ちょっとビビりました


そして最後に入院の説明を受けに行きました。

実は、子供の学校や幼稚園の関係で、冬休みに手術をしたいと申し出て、年末に手術をすることにしてもらいました。2週間くらい不在にすることを考えると、長期休暇が一番、家族の協力を得やすいだろうと考えた結果です。

それにしても、12月25日入院27日手術です
病院で年越し決定


さて、入院の説明をしてくれた看護師さんはとても優しかったです。

詳細な問診表みたいなものを書かされるのですが、「蕁麻疹」という記述を見て、すぐに反応してくれました。

「担当医師はこのことを知っていますか?」

「えぇ、話したのですが、あまり関係ないのでは、と言われまして…」

「ん?ちょっと待っててね。これは大事なことだから、今連絡してあげますから」

そうして10分後くらいに戻ってきた看護師さんは、「やはり注射の影響でそういうこともあるみたいです。おうちのそばの皮膚科でいいので、お薬をもらってくださいね」と優しくフォローしてくださいました。

やはりこの病院、基本的にはスタッフのみなさん優しいのです。

ちょっと安心して、この日は注射と検査を終えての帰宅となりました。