子宮内膜症による卵巣のう腫と付き合う

さなの治療、手術、術後の記録

術後2年!

2013年02月04日 | 日記
手術をして丸2年が経ちました。
変わらず訪れてくださる方々がいて、驚きとともに感謝です
きっと似た境遇にあって、こちらにたどり着くのではないかと想像しますが、
ブログが放置気味になっていたこと、申し訳なく思います。

現在は、ホルモンパッチによるホルモン充填療法、骨粗しょう症の予防に
投薬をしている状態です。

骨粗しょう症の薬(ベネット)は、朝起きてすぐに飲まねばならず、
飲んだら30分は飲食できない上、二度寝できないので、少々不便
でも昨年10月から投薬が始まり、だいぶ慣れてきました。

すっかり普通に生活しており、むしろ治療前よりも何倍も元気に活動的であり、
なかなかブログの更新も手が回らずにいましたら、色々変更があったようなので
とりあえず更新してみました。

今後も、ゆっくりではありますが、現状を報告してまいりたいと思います。


子宮・卵巣を切除するということ

2011年10月15日 | 日記
術後、10か月が経とうとしている今ごろになってようやく落ち着いて考えるようになりました。
子宮、卵巣を切除することの影響(後遺症?)。

これでよかったのだろうか。
私の場合は、頑張れば片方を残せたかもしれなかったのですが、薬剤アレルギーを持っているため、度重なる手術というのは非現実的。
卵巣を残して再発のリスクを抱え、ピルや注射でまた偽閉経の状態を作り、更年期の症状と向き合い、二重につらいよりは、再発のリスクのない状態で更年期の症状と10年ばかり早く向き合うなら、そちらがいいかなと決断しました。

しかし取っていい臓器が人間の体の中にあるわけがない。
本当はそうですよね。

吹き出す汗、止まらない蕁麻疹、襲ってくる偏頭痛、記憶力低下(これはもとからかもしれない?)こんなものと向き合っているとそう思います。

そんな時にふと思い出しました

実家で飼っていた犬は、血筋が由緒正しい(?)優秀なショードッグの家系の生まれで、買う時に「繁殖をさせないために避妊手術をする」という契約書にサインをした上で連れて帰ってきました。
うちの子だけは、毛の色の出方が規定外だったためにショードッグにはなれなかったのですね
でもその子から繁殖させたら、またいい犬が生まれるかもしれないから、それで商売はさせないぞってことでしょうね
なかなかシビアだなと、子供心に思った記憶があります。

さて、そんなわけで、うちの子は連れて帰ってすぐに獣医さんのところへ連れて行き、避妊手術をしました。

これっていわゆる今の私と同じ状態

そう思うと、一応人並み(犬並み?)の年齢まで生きたので、自分もそんなものかなぁと思ってしまいました。
しかも犬なので、当然ホルモン充填療法などするわけもなく、普通に過ごしました。
今から考えたら、骨など大丈夫だったのだろうか?!と思ってしまいますが

そう。先日ネットをウロウロしていたら、見かけたのです。
子宮、卵巣全摘をしたグループと、そうでないグループだと寿命が違う、という記載を
そうそう簡単には死ねませんけど。。。と思ったところです。

かなり短絡的ではありますが、ちょっと我が飼い犬のことを思い出し、少し気持ちが落ち着いたところです
ありがとう

基本的には、骨に関してはどうしても注意した方がいいかなと感じます。
ホルモン充填療法には副作用があるといいますが、ここに関しては、いけるところまでホルモン充填をした方がいいのかなぁと。
とくに私はまだ30代なのであと1年ちょっとで終わりますがね


じんましん!

2011年10月14日 | 日記
もうかれこれ術後、10か月が経とうとしています。すっかり元気で、活動的に生活しているのですが、やはりホルモン欠落による症状がたくさん出ています

ホットフラッシュ。
これはもう仕方ないという感じですね。
豆乳を飲んだり、ホルモン充填療法を開始したりしているのに、なったりならなかったりです。

関節のこわばり。
これは、すわリウマチかと病院に駆け込みましたが、やはり卵巣欠乏症の一つですね。
婦人科の主治医には、症状を話しても「みなさん手の指がしびれるというのは聞きますがねえ」と不思議そうにされましたが、癌患者で全摘されている方のブログなどを拝見しても、まったく私と同じ症状です。
明け方になると、指が曲がったまま動きません。初めてなったときはかなり焦りましたが、ウトウトしているうちに治っていることがほとんどです。また長時間同じ体勢でいると、関節が固まってしまうようで、立ち上がる時などがつらいです。
主治医に相談して、エストラーナを貼ることになりましたが、これが全然合わない

初めて貼ったら、眠くて眠くて生活ができないほどずっと眠ってしまう。
というわけで、とりあえず四分の一、半分と切り分けて使ってみています。

さて、ホルモンを少しでも充填しているはずなのに!!!
ここ最近、蕁麻疹がひどいのです

なんとなく夜や朝にポチポチと腕や太ももにできるところから始まりました。
もともと蕁麻疹持ちだったので、あまり気にせず生活し続けていました。

ところが最近は、肌着のゴムのが当たるあらゆる場所(おなか、足の付け根、胸周り、肩)、指の付け根、手足の甲、首の側面、ついには目の下まで昼間っから出てくるようになりました。
これはさすがに痒くてつらいです

充填しているホルモンの量が足りないのか?
それとももう卵巣が切除された以上、こういう症状と付き合っていかねばならないのでしょうか。
この蕁麻疹は放っておくと、どうなるんでしょうねぇ?!

抗アレルギー剤を内服するのは、表面的な症状を抑えるだけで、後から反動が来るので使いたくない手段です。
あまりひどいようだと、また何か方法を考えないといけませんね。

なんだか気分もムラが出てきたように思うし、記憶力が絶対に落ちている!!!!!
自分は比較的記憶力がいい方でしたが、やたらに物忘れが多くて、気になります。
困ったもんですな

術後5カ月

2011年06月01日 | 日記
気がついてみれば、術後5カ月が経ちました。

ちょっとしたのぼせや火照り、たまの偏頭痛発作。これ以外には問題もなく来ました。

ところがこの1カ月ほど、どうも手の指のむくみが気になるような。
そして関節が痛い。指の関節から始まり、手首や足の関節も痛い。
長く座っていて、立ちあがろうとすると歩きだしの10歩くらいがどうもぎこちない。
これは何か身体に異変が起きているんだろうか?!と不安になる。

色々症状から調べていると、もしかしてリウマチ?!と不安になってきました。
そうであるならば、早期発見・治療をしないと大変なことになる
と焦って、かかりつけの病院のリウマチ科にかけこみました。

医師曰く、三つの可能性があります、と。
1-リウマチ
2-シェーグレン症候群
3-ただの腱鞘炎

というわけで、唾液の検査(シェーグレンの可能性)、血液検査などをしました。
そして血液検査の結果、怪しい数値が出たら、画像診断をしましょうとのことでした。

ところが、唾液は正常。血液検査からもリウマチ因子は陰性。
画像診断はされることなく、「腱鞘炎かもしれませんね~」と帰されました


さてさて、ここでふと頭をよぎりました。
「●●がおかしくて病院に行って、検査したのに何も出ないのよ~」
この手の会話をよく中高年の女性がしているのを聞きませんか?
そして最終的に「どうやら更年期障害らしい」という結末。

私はもしかしてコレなのでは??と。
時期的にも、「術後半年で更年期障害が出てきます」と主治医に言われています。

「更年期・関節痛」で検索すると、たくさん出てきます。
女性ホルモンは本当に色々な働きをしているんですね。
関節の動きを滑らかにするのもエストロゲンの働きらしいのです。
それが出なくなるために、関節が痛くなるということ。
婦人科でホルモン充填療法をすると、痛みが緩和されると書いてあります。

ホルモン充填療法については、副作用など色々ありそうなので主治医と相談しながらですね。
前回の診察で質問したときには、「せっかく沈静化している子宮内膜症の病巣から出血してくる可能性があるので、
いますぐに症状もないのにホルモン充填するのは得策ではない」と言われました。
「え?切除したのに、病巣があるのですか?」と思わず聞き返してしまいましたが、どうやら見えないところに
あるかもしれない(例えば直腸や大腸など)ということでした。

とりあえずあと1カ月ちょっとでまた検診があるので、そのときに関節の痛みについては相談しようかな。
あとは更年期障害が増幅しないように、メンタルを保つ努力を少ししようかと思います。

今のところ、かなり快適に過ごせていますので、このまま乗り切るぞ~

吸収糸

2011年04月24日 | 日記
もう術後4カ月経つというのに、いまだに部分的に糸が吸収されずに残っています。
傷跡の上に指を滑らすと、チクっとする箇所が数か所あります。
ここから透明な糸がピョコっと出ているのです。非常に短いですが、確かに出ているのです。

更に傷の一番へそに近い場所。これまで一番きれいになっていると思っていたところ。
黒い点がついていて、きっと糸がまたポロっと取れるんだろうなぁと待っていたのですが、いつになっても取れません。
すると最近、ここがちょっと違和感があって痛痒いような

注意深く見てみると、赤く炎症をおこしていて、その中心部からは透明な釣り糸のような糸が出ています
まただぁ~~
なんだか痛いし、もう自分で抜いてしまえ!!アレルギー体質なんだもの。仕方がない!
えいっ
引っ張ってみましたが、皮がつれて糸は抜けません。
グイグイとやってみたものの、らちが明かないので諦めてハサミで皮膚の間近で切りました。

そして化膿すると怖いので、ゲンタシン(抗生剤)を塗っておきました。

翌日、見てみると赤みが少し引いて、良くなっていました。

やはり吸収糸を吸収できない体質なため、相変わらず糸を身体が異物と判断してどんどん排出しているのですね
あとどのくらい出てくるのでしょう。
最初から抜糸出来る糸で縫ってもらえばよかったです。

1000人に一人の体質だと驚かれましたが、本当にそんなものなのでしょうか