サンズ・トーク

自分を越えたい。時にそう思っている中高年の記。

印旛水系にある甚兵衛沼

2014-07-11 19:01:46 | 自然観察
印旛沼は、今でこそ干拓が進み、北印旛沼と西印旛沼に分かれて水路で繋がっている。
干拓田が広がっているが、その中にもそちこちに沼の痕跡が残っている。
その中に、甚兵衛沼というのがある。



へら鮒の釣り池になっている甚兵衛沼である。
ここの地名は本埜村甚兵衛、それが今では印西市甚兵衛になっている。

江戸時代、佐倉藩の過酷な年貢の徴収を回避せねばならぬ。
佐倉の名主、惣五郎が時の将軍に直訴せんとして、禁止されている水路の間道を利用して江戸に向かった。
甚兵衛という土地の農民が、惣五郎の義挙を助けようとて、惣五郎を小舟に載せ、対岸まで送り届けたのであった。

そういう因縁のある名の沼のほとりにたつと、夏の暑さで、へら釣りなどはシーズンオフなのか、人一人いない沼であった。





釣り人が使うサッパ舟も久しく使われていないようで、係留され、水が溜まったままなのであった。



釣られた鮒を供養する石塔も、静かに立ち尽くしているのであった。

この日は、私は畑のトマトとか取ったあと、余りにも暑くて、車の冷房に当たるついでに印旛沼のほうへひとまわりしたのでした。
急に暑くなると、外出もほどほどにせぬと、それはそれは身に堪えるのでした。




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