諦めた！

五木ひろしでないぞ。（諦めた○○だから）


毎年、収穫が終わると、土が乾くのを待って、石灰を入れ耕し直す。

これは翌年の為である。


然し今年は、土が乾かない。

男心と秋の空で、涙が止まらない。


天気予報に雪だるまのマークがつき始めた。

諦めて、雪囲いを始めた。始めるとダイダラボッチが泣き始める。

例年、一日で終わるのに二日掛った。


俺が倒れてから、俺が指導員で現場監督だったのに、

今や姫が現場監督で、作業員。俺は補助員。


今年は、お父さん出なくて良いよ、と云われてしまった。

補助員は、意地でも出るのだ。


この立場の交代も、諦めた。