Samyの徒然雑記


団塊世代,道産子のSamyが、
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エッツ、中卒?

2016-11-06 16:27:37 | Weblog
今日の「囲碁フォーカス」を見ていて、小生、ビックリしてしまいました。

NHKのアナウンサーが何気なく「三村九段、もし囲碁棋士になっていなかったら、何になっていました?」

ごく普通の質問の様。


答えを聞いた、アナウンサー慌てる、小生もビックリした。


「僕ら囲碁棋士は、中学しか出てないので、高校生に憧れますね。

 学生生活をエンジョイしてみたいですよ。」



プロの棋士の世界、大変なのは頭で知っていた。


小学校の低学年で、アマ3・4段クラス。

そういう子たちが全国から集まってきて

プロの養成機関、院生になる。

この中で、一番強い奴が次のクラスに行ける。

またこのクラスで一番強い奴が上に上がれる。

そして何度か繰り返して、プロの初段をもらえる。

ここで晴れてプロではないのだ。

やっとぷろの卵になれたのだ。


また同じことの繰り返し、プロ初段同士総当たりで、一番強い奴が二段になる。

二段の中で一番強い奴が三段になる。

三段の中で一番強いのが、4段になる。

4段で晴れてプロ棋士の仲間入り。

関東と関西から年に一人しか出ない。


年齢制限がある。

17歳でプロ初段になれないものはクビ。(厳密には少し違う)


プロになっても戦いは終わらない。

4段リーグ勝ち抜いたら、五段。

五段リーグ勝ち抜いたら、六段。

六段リーグ勝ち抜いたら、七段。

こんな順調ではない。

負け越したら、リーグ降級。

七段リーグ勝ち越したら八段。

八段が最高リーグ。



あれ九段は?とお思いでしょう。

八段リーグで優秀な成績を収め、タイトルもいくつか取ったら、九段。

将棋には十段があるが、これはタイトル名。


女酒場放浪記で、万波さんが物を知らないと馬鹿にしているが、人生全て碁にかけないとプロの棋士にはなれないのである。


碁敵?碁の先生、Ginguchi 師匠、訂正するところは訂正してね。