
先週の7日から10日まで旧正月の4連休があったためか、シンガポールでは今日から本格的に2008年が始まったという感覚です。ただ、引き続き休みを取っている人たちも多いようで、朝、通勤のバスの中は結構人もまばらで空いていました。オフィスに来ても、あまり電話も鳴りません(笑)。例年旧正月明けはこんな感じでスローなスタートです。
しかしシンガポールの人材エージェントたちにとっては、この旧正月明けこそが、その年の本格的な仕事開始となるため、のんびり構えているわけには行きません(笑)。通常シンガポールではこの旧正月後から人々は転職活動を開始し、5月くいからは新卒の就職シーズンも重なり、6月7月とピークを迎えます。で、8月の独記念日後に少しずつ穏やか基調となり、それが9月10月と続き、11月に入ると静かになるといった一年の波を毎年繰り返しています。
なぜそのような波になるのかというと、答えは至って簡単で、企業のボーナス支給時期が年末の12月、または旧正月前の時期に集中しているからだと言われています。「一年頑張ったので、自分はボーナスをもらう資格がある。もらわないで辞めるのは損だ。」ということなのでしょうか(笑)。とてもシンガポール的で分かりやすいです(笑)。ボーナスをしっかり頂いて辞めて転職活動をする。で、6月、7月くらいまでには転職を決める。少し遅くなってしまうとハングリー・ゴーストの時期なってしまうので移動はよろしくない。それが明けてからというと、もう少し辛抱て年末のボーナスをもらった方が得。簡単に描写するとこんな感じでしょうか。
もちろん、そうではなく、いろいろな事情で致し方なく転職を決意する方々も一方では沢山いらっしゃいます。また、たとえボーナスがもらえなくなるとしても、目の前のお金よりも機会(チャンス)を優先して選択する方々も多いです。いずれにしましても、シーズン到来ということで、気を引き締めて仕事をさせて頂きたいとい思っています。そして、依頼を頂く企業さんに対しても、お仕事を探す候補者の方々に対しても、一人でも多くの方々のお役に立てればと願って止みません。