シンガポールの剣道少年

　昨日遅くに電車で帰宅中、とある駅で地元の少年が二人乗り込んで来ました。

　一見少年たちは、片手に杖をついて背中に何か黒っぽいカゴを背負っているかのように見えたのですが、それらは実は剣道の「竹刀」と「防具」あることに直ぐに気がつきました。私の胸の奥に一気に懐かしさがこみ上げて来たのはその後です。

　私は小学校から１０年間剣道を習いました。シンガポールの１４年間、一度だけ、あの時も電車の中でしたが、一人の女の子が竹刀を片手に乗り込んできたのに出会ったことがありましたが、それ以来昨日で二回目です。

　彼らの会話に耳を傾けてみると、どうも二人は稽古の帰りのようです。でもこんな時間に彼らが乗り込んで来た駅の周辺に「道場」があるとは聞いたことがありません。

　彼らに話しかけたい衝動を抑えながら電車は一駅過ぎました。私は居ても経っても居られず、「彼らにここで話しかけなかったら次どこでこの二人と出会えるかどうか分からない」と思い思い切って話しかけました（笑）。

　当初彼らはびっくりした様子でしたが、酔っ払いオヤジの根掘り葉掘りの質問に良く答えてくれました（笑）。

　稽古は週二回、水曜日と日曜日、シンガポール人は１２名などの情報を仕入れたので今度稽古を拝見しに行ってこようかと思っています（笑）。


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