『ミッションとは何か。手もとにある英和辞典を引くと、「使命」「特命」「任務」という言葉がならぶ。日本語だと「命令されたこと」のようなニュアンスが感じられるかもしれないが、私がいう「ミッション」とは、簡単にいえば、「やりたいこと、やらなければならないこと」、つまり「自らが挑戦すべき目標」である。』
今北純一著「ミッション」P13 新潮社2002年
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ミッション―いま、企業を救うカギはこれだ |
クリエーター情報なし | |
新潮社 |
今日は朝早くからマレーシアのジョホール州に出かけて来ました。
イスカンダー計画の中心地であるヌサジャヤで、新しい州政府の庁舎やヨットハーバー、学園都市計画地、医療都市計画地、そして高級住宅建設地などをザッと見て来ました。
計画や構想は壮大です。が、赤土がむき出しになった広大な土地をいくら眺めていても、私の目には「シンガポールを凌駕するほどの国際都市」というビジョンは見えませんでした。今日は暑さが厳しかったせいかも知れません(笑)。いや、単に構想力が無いだけだと思います(笑)。
大手のデベロッパーさんのオフィスでイスカンダーとヌサジャヤについてレクチャーをしてくれた方は、Jさんと言う華人系の若い女性の方でした。
対応の仕方や話し方で人材屋の私はJさんに対して大変興味を持ちました。と同時に疑問に思ったこともありました。それは、「シンガポールにくれば今の倍近いお給料がもらえるのに、なぜJさんはシンガポールではなくヌサジャヤなのか?」ということでした。
その疑問を率直に訊ねると、Jさんは笑ってこう答えてくれました。
「確かにシンガポールに行けば今より良いお給料がもらえると思います。でもそれは為替レートによるものです。それよりも私はこの街の発展と共に自分も成長して行きたいと思っています。日々街が発展していく様を見るのは本当に楽しいです。それ故今の仕事にはとてもやりがいを感じています。」
んーん、と、思わず私は唸りました(笑)。知らずのうちに自分の頭の中がすっかり「シンガポール基準」になってしまっているのを感じました(笑)。そして「自分と同年齢の若い人たちは、自分と同じような考えを持っている人が多いです。」という話をお聞きしたとき、自らの「華人系マレーシア人は皆、出来ればシンガポールで働きたいと思っている」という極めて短絡的な固定観念を大いに恥じました(笑)。
もっと見聞を広げなければと思っています。今後このマレーシアの挑戦であるイスカンダー計画、そしてヌサジャヤを少しフォローしてみたいと考えています。
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