『何度も言うように、私が生き残れたのは宮部小隊長の列機で
いたからです。そして、生き残ることで逆に死ぬことの怖さを
知ったのです。今だから言えますが、ラバウルに来た当時は、
死ぬことをまったく怖れてはいませんでした。十九歳の若者に
命の尊さなどわかるはずがありません。おかしな喩えですが、
たいした金額ももたないでギャンブルに行き、どうせ負ける
だろうと思って平気で全額を賭けていたようなものです。
しかしどうしたわけか勝ち続けると、いつのまにか恐怖を覚え、
負けたくないと思い始める気持ちのようなものでしょうか。』
百田尚樹著「永遠の0(ゼロ)」より
永遠の0 (講談社文庫) | |
クリエーター情報なし | |
講談社 |
今週末この「百田尚樹著 永遠の0(ゼロ)」という小説を読む機会に恵まれました。先日友人から貸してもらった本です。
私はこの物語の登場人物たちのような非常に過酷な状況に身をおいた経験はありませんが、これまでの経験を通してその言葉の意味がなんとなく分かるような気がします。
もう少し対応が遅かったらこの世に存在していなかったのではと思える体験を近年したことがあります。“どうでも良い”、とは思っていませんでしたが、それまでは自分の命をあまり大切に扱ってこなかったという反省が病後心の中に芽生えました。“いつ死んでもいい”から“一日でも長く生きたい”に変わったのもその時の体験を通してです(笑)。
今はまだ死ねません(笑)。そう思って「努力ができる」今のこの世は本当に素晴らしいし、またその中で生かされていることは本当にありがたいことだと思っています(笑)。
さて11月も後半戦です。しっかりと生きて行きたいです。
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