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大塚 せつ子~白神の風

白神山地から発見された『白神こだま酵母」が、いつか世界中の大空に羽ばたくように、これからも新たな技術の開発を目指します

マイベイクフラワー

2011-05-09 14:29:27 | ノングルテン~米粉のパン・麺・おやつ
もう5年ほど前のことになりますが、どうしても小麦アレルギーのお子様たちの

ために、ノングルテンの米粉パンを食べていただきたくて「米粉パン」の販売に

踏み切りました。

でも、その世界はとても責任の重い仕事だと言うことを痛感するには長い時間は

かかりませんでした。

何しろ、アレルギーの程度によってはまさに命に係わる問題なのです。

細心の注意を払って出荷しても、運搬の途中にパンの角が当たって袋に

ピンホールなどが開いてしまったら、カビの発生にもつながります。

また、ノングルテンの米粉パンは通常の小麦粉のパンと比べて、水分が多いため

家庭での保存状況次第では、良い状態で召し上がっていただくことができません。



色々ありました・・・



そして、とても責任の重い仕事として限界を感じました。

当時はまだ、米粉のパンはおいしいから食べる・・・と言うより、やはり小麦粉の

パンを食べられない子供たちに食べて欲しい一心で始めたのですが、決して

善意が善意では通らない厳しい世界だと知り、その製造から撤退したのです。

そして、私は思いました。

「それぞれのお家でお母さんが、もっと簡単にノングルテンの米粉パンを作れるように

なればいいのだ!」

と・・・・。

そして、その思いで一心に開発したのが

   『マイベイクフラワー』  

でした。

ノングルテンでは作れない「米粉パン」が、当たり前だと言われている今

このマイベイクフラワーで作る「米粉パン」を『パン』と呼ぶかどうかは別としても

パンのように発酵したふわふわの生地が焼きあがることには間違いありません。


そして、 「小麦アレルギー」だから食べると言う世界から、

『おいしいから』みんなで食べる

という世界へと歩き始めたように思います。

ただ、今までにない技術が必要なことは確かですね。



パンはメソポタミア時代から始まりました。

そして

「ノングルテンの米粉パン」は

まさに今が、メソポタミア時代に当たるのだと思う・・・・


と、西原の生徒さんたち にはお話をさせていただいています。


いつかは、このノングルテンで作ることが当たり前の時代を迎えることでしょう。

そのとき、振り返って原点に立っていたことに誇りを持っていただきたいと・・・

心から願っています。


さて、今日は

『ノングルテンの米粉蒸しパン』をホームベーカリーで作ってみました。

使用機種はパナソニック SD-BMS102 です。


大塚 せつ子~集まれ米粉の魔術師たち

で、詳しくご紹介しますので参考にしてください。

勿論、『マイベイクフラワー』を使っています。




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