大塚 せつ子~白神の風

白神山地から発見された『白神こだま酵母」が、いつか世界中の大空に羽ばたくように、これからも新たな技術の開発を目指します

消えゆく田圃

2012-11-29 09:54:46 | 徒然に
昨日の日経電子版で、来年度の米作付けについての記事が掲載されていました。

『コメ生産目標、4年連続下げ 需要減で減反強化』

という内容です。

毎年、毎年少しずつ減反されていく田圃・・・・・

自給率の低い日本にあって、主食を作る田圃が消えていく現状に

何か、たまらない焦燥感を覚えています。


昨日、サラのパンの大切な原材料である北海道産の小麦の生産地の方が

10名お見えになりました。

JAびほろの皆様で、オホーツク地域で小麦や甜菜・馬鈴薯が主な作物

を作っていらっしゃいます。

長い間、北海道産の小麦粉を使っていながら、一度だけ北海道の麦畑を

見にいったきりだったことを、思い出しました。

大自然相手の皆様のご苦労と情熱を、目の当たりにうかがうと勇気を

いただきますよね。

国産小麦も勿論、日本の自給率を賄う大切なものです。


先日、たまたまテレビで菅原文太さんがおっしゃっていた言葉を思い出しました。

「農業が商業になり、今では工業になりつつある」

胸の痛い言葉でしたが、まさに『食』が変わりゆく様を言い当てています。


終戦後、劇的に小麦粉の食文化へと変わってしまいました。

一日のうちで小麦粉製品を食べないでいる生活は、おそらく難しいでしょう。


でも、その選択肢が『米』で作れたら、もっと『田圃』は未来の子供たちに

残していけるのだと思います。


米農家だけでは生活ができない・・・・・・

という、お話も

後継者がいなくて、あと5年後には否が応でも米作りを止めねばなんねぇ

という、言葉も耳にします。


何をどうしたらいいのか・・・・・

何もできない自分の影に向かって、いらだたしさを感じることもありますが

決してそうではない!

と、思うようになりました。

私達作る側、食べる側にもできることがあるじゃないですか

米粉をブームにしてしまうのではなく、各家庭で作る技術を伝えることによって

あと10年後・・・・・20年後・・・・・・

それが、当たり前になる時代が来るのかも知れません。

そう信じて・・・・・

これからも更なる技術の向上を目指したいと、この記事を読んで

改めて思った次第です。


『フライパンで簡単!米粉のパン、麺、おかず、おやつ』是非、一度手にとってください。

その中で、ひとつでも・・・・・チャレンジしていただけたら幸せです。




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