放射性セシウム～牛肉

牛肉から、暫定規制値を超える放射性セシウムが検出され、またここで

食の安全性が問われることになりました。


収穫後も水田に放置された稲わらが、原発事故による放射性物質に汚染され、

それを知らずに牛に餌として与えてしまい、牛肉から食品衛生法の暫定規制値を超え

る放射性セシウムが検出されたとのこと。


今回の東北大震災に係わるジレンマと失望は、言葉にならないほどここののなかで

うごめいている。

自然災害だけならば、たとえ遠くはるかな時間がかかったとしても、自然がまた

もとの姿に戻してくれる。

だから、頑張れば必ず明るい未来が来る！！

と、思えたのだけれど、原発には勝てない・・・・。


稲わら・・・・その、多くは田圃で乾かされているのだ。

１２０Kの距離を越え、放射能物質は多くの水田にも降下したということになる。

有機栽培で、苦労しながら土から育てたたくさんの田圃や畑が、一瞬にして放射能を

土壌に取り込んでしまう・・・・。

毎日、朝早くから丹精して育てた作物が販売できなくなる・・・。


こんなことがあっていいのだろうか・・・・と、思わず唇を噛みしめる。

体内被曝・・・食物連鎖・・・


日本の未来に何を残せばいいのだろうか・・・・と、ふと心淋しくなるとき

どうか、これ以上の被害をもたらせないようにと！！

祈らずにいられない。

ちなみに、農水省で今回の牛肉に関しての情報をお知らせします。



http://www.maff.go.jp/j/syouan/0720.html