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アウシュヴィッツ(ナチスのユダヤ人収容所)生き延びた101歳の苛烈な手記

2021-09-23 15:30:00 | 日記

下記の記事は東洋経済オンラインからの借用(コピー)です。

ナチスに両親の命を奪われ、強制収容所に何度も送られた体験を持ちながら、自らを「世界でいちばん幸せな男」だと語る男性をご存じだろうか。
ユダヤ人大虐殺はまだ過去ではないことを、彼の語りから知ることができる。
エディ・ジェイクは1920年にドイツに生まれたユダヤ人で、今年101歳を迎えた。 彼が苦境に屈せず生きることができた背景には、彼自身の知性と前向きな性格はもちろん、父親や友人の存在が大きく影響している。
ナチス政権下、ユダヤ人の迫害が加速する中で、息子の行く末を案じた父親の計らいにより、エディは「ドイツ人孤児」として腕のいい機械技師になった。 収容所ではユダヤ人への暴虐が行われたが、ドイツに利益をなすとみなされた者は生かされた。
「ヒトラーさえ憎まない」と語るまでに、彼はどれだけの悲しみと苦しみを経験してきたのか。 そして、絶望的な環境で生きる希望となったものは何だったのか。 『世界でいちばん幸せな男』より、一部抜粋してお届けする。
−8℃の極寒でも裸で寝かされた
アウシュヴィッツは死の収容所だった。
朝、目覚めても、夜ベッドにもどれるかはわからない。 いや、ベッドなどなかった。 幅2メートル半もない硬い木の板でできた粗末な台で、凍えそうな夜に10人が並んで眠る。 マットレスも毛布もなく、他人の体温だけが頼りだ。 瓶詰めのニシンのように10人がくっつき合って眠った。 それが唯一の生きのびる方法だった。 零下8度というきびしい寒さでも、裸で寝なければいけない。 裸なら逃げられないからだ。
夜中にトイレに行ってもどってきたら、くっついて寝ている10人目の両端の者を揺り起こして中心に移動させる。 そうしなければ、凍死するからだ。 毎晩10人から20人が両端に長くいすぎたせいで死ぬ。 そう、毎晩だ。 生きのびるため、隣の男と抱き合うようにして眠りにつき、目が覚めるとその男は凍死して硬くなっている。 死んで目を見開き、こちらをみつめているのだ。
夜を生きのびると、冷水のシャワーと1杯のコーヒーで目を覚まし、1切れか2切れパンを食べる。 そのあと、ドイツの工場まで歩いて仕事をする。 どの工場でも働くのは被収容者だ。 ドイツで非常に評判のいい企業の多くは――現在も存続している企業もふくめ――わたしたちを利用して利益をあげていたのだ。
わたしたちは銃を持った兵士に見張られながら、片道最大1時間半の道のりを歩いて仕事に行った。 雪、雨、風から身を守る唯一のものは、薄っぺらい服と、安物の木と帆布でつくった靴だけだ。 荒く削った木のとがった部分が、一歩ごとに足の柔らかい部分に食いこむ。
仕事場への往復中につまずいて転んだら、その場で撃ち殺され、ほかの被収容者がその遺体を抱えて収容所まで運ばなければならなくなる。 ところがすぐに、みんな遺体を抱えられないほど体が弱り、長いぼろ布を持ち歩くようになった。 それを担架がわりにして運ぶのだ。 遺体を運べなければ、ナチスはわたしたちも殺す。 ただし、その場では殺さない。 収容所に全員がもどるまで待ってからみんなの前で撃ち殺して、見せしめにするのだ。 働けなくなれば用はなくなり、殺される。
アウシュヴィッツではぼろ布は黄金と同じくらい、いやおそらく、それ以上に貴重だった。 黄金があってもたいしたことはできないが、ぼろ布があれば傷口をしばったり、服の下に詰めて暖かくしたり、少し体をきれいにしたりできる。 わたしはぼろ布を使って靴下をつくり、硬い木の靴を少しだけはきやすくした。 3日ごとに前後を逆にし、とがった部分が足の裏の同じところに当たらないようにした。 そんなちょっとしたことで、生きのびられたのだ。
最初の仕事は、爆撃で破壊された弾薬庫の跡地の片付けだった。 アウシュヴィッツからそう遠くないところに、前線に送られる弾薬や兵器の供給基地になっている村があった。 わたしたちはその場所まで行進させられ、素手で爆発した弾薬の破片を拾った。 きつくて危険な作業だった。
親友の存在が支えになった
とてもつらかった。 いっしょに仕事をしているユダヤ人には、ドイツ人のわたしを信用してもらえず、しだいに自分の殻に閉じこもることを覚えた。 ただ、親友のクルトだけは別だった。 わたしの両親は亡くなり、妹が選別で生き残ったかどうかもわからない。 昔の生活と幸せだった時期を思い出させてくれるものは、クルト以外になかった。
はっきり言って、当時のわたしにとってクルトとの友情ほど大切なものはなかった。 彼がいなければ、両親が殺されたあと、絶望に負けていただろう。 バラックは別だったが、1日の終わりには必ず会い、いっしょに歩いて、話をした。 ささいなことだが、それだけでわたしは十分生きていけた。 わたしを大事に思ってくれるだれか、わたしが大事に思っているだれかが、この世にいるとわかっているだけでよかった。
クルトと同じ仕事が割り当てられることはなかった。 政府は詳細な記録をもっていて、ドイツ全土のユダヤ人の住所や職業を知りつくしていた。 これが彼らを恐ろしいほど有能な殺人者にした理由のひとつだ。
しかしクルトは運がよかった。 彼に関する情報はアウシュヴィッツになかった。 クルトはドイツとポーランドの国境にある町の出身で、ナチスはその町の記録をもっていなかったのだ。 職業をきかれたクルトは「靴職人です」と答え、収容所内の工房で腕のいい靴職人として働いていた。 彼は屋内で仕事をしていて、わたしやほかの被収容者のように雨や雪のなかを歩いて工場まで行かなくてよかった。
わたしたちは腹をすかせ、足に水ぶくれをつくって帰ってきたが、彼は安全な場所で、雨や雪にも降られず、食事もわたしたちより多かった。 被収容者に残飯が回ってくるときはいつも、まず仕立屋や靴職人や大工など、収容所内で働く人たちに回された。 わたしが働いていた工場は、帰る前に食事をくれることになっていたが、十分な量が出たことはなかったし、収容所にもどってもなにもないことがよくあった。
そういう意味でクルトは恵まれていたので、余った分を少しとっておいて、よくわたしに分けてくれたものだ。 わたしたちは互いのことを気づかうことができた。 これが本当の友情だ。
ある日、穴が開いた大きな鍋が捨てられているのをみつけた。 わたしはいいことを思いつき、その穴をふさいで持ち帰り、何人かの被収容者の医師に声をかけた。 アウシュヴィッツにはたくさんの医師がいた。 おそらく、収容されているドイツの中流階級のユダヤ人のうち、10人に2人は何科かの医師だったと思う。
クルトがいなかったら今、私はここにいない
彼らは毎朝、バスでいろんな病院に連れていかれ、仕事をしていた。 時には、戦場からもどったドイツ人負傷兵の手当てのため前線に送られることもあり、そうなると何日も帰ってこなかった。 彼らは毎日、日当の代わりにジャガイモをもらっていた。 1日の仕事の報酬が生のジャガイモ4つだ。 しかし生のジャガイモは毒なので食べられない。
だから、彼らはわたしのところにきた! わたしは4つのジャガイモをゆでる代わりに、ひとつもらうことにした。 これでクルトと分けられる食料が少し手に入る。 夕方になると、ポケットにジャガイモを入れてクルトのところに行き、夕食に2つか3つのジャガイモを分け合った。 ある晩、乱暴で有名な親衛隊員とすれ違った。
彼はいきなりわたしの尻を蹴飛ばそうとしたが、わたしが身をかわしたため、ポケットに詰めこんだジャガイモを蹴飛ばした。 わたしはけがをしたふりをして、足を引きずりながら逃げた。 そうしないと、もう一発くらわされる。 わたしはクルトにこう言った。 「悪い、今日の夕飯はマッシュポテトだ!」。
まちがいなく言えるのは、クルトがいなかったら、いまわたしはここにいないということだ。 彼という友人のおかげで、生きのびることができた。 わたしたちはお互いの面倒をみた。 どちらかがけがをしたり、具合が悪くなったりすると、もうひとりが食べ物を手に入れて助けた。 お互いが生きる支えだった。
アウシュヴィッツにいた被収容者の平均生存期間は7カ月だ。 もしクルトがいなかったら、わたしはその半分も生きられなかっただろう。 わたしが喉を痛めたときは、喉を温めて治せるよう、クルトは自分のスカーフを半分に切って、わたしにくれた。 おそろいのスカーフをみて、兄弟だと思った人もいた。 それほどわたしとクルトは親しかった。
わたしたちは毎朝目を覚ますと、仕事の前に周囲を歩きながら話をし、はげまし合った。 ささやかなプレゼントの隠し場所は、トイレの壁のなかだ。 わたしがレンガをひとつはずせるようにしておいたのだ。 ここに石けんや歯みがき粉、ぼろ布などを隠した。
この友情と彼への感謝の気持ちは、ヒトラーがつくり出した非人道的な場所で生き抜くのに欠かせないものだった。 多くの人は生きるよりもみずから命を絶つことを選んだ。 それが普通になり、こんな言葉まで生まれた。 「フェンスに行く」。 アウシュヴィッツ第2収容所のビルケナウは、いくつかの収容所の集まりである広大なアウシュヴィッツ収容所の一部で、周囲の有刺鉄線には電気が流されていた。
人の営みの中で最もすばらしいのは愛されること
このフェンスに触れると確実に死ねるので、ナチスに殺す喜びを与えずに自分の人生を終わらせられる。 多くの人はフェンスまで走って有刺鉄線をつかんだ。 わたしの親しかった友人もふたり、この方法で死んだ。 ふたりは手をつないで裸でフェンスまで走った。 彼らを責めることはできない。 わたしだって、死んだほうがマシだと思う日がよくあった。
だれもが寒さに凍え、体調も悪かった。 わたしは何度もクルトに言った。 「フェンスに行こう。生きててどうなる? 明日も苦しむだけじゃないか?」。
『世界でいちばん幸せな男:101歳、アウシュヴィッツ生存者が語る美しい人生の見つけ方』(河出書房新社)。 書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします。 紙版はこちら、電子版はこちら
クルトは首を振った。 彼はわたしをフェンスに行かせようとしなかった。
わたしがいままで学んだなかで最も重要なことはこれだ。
「人の営みのなかで最もすばらしいのは、愛されることだ」
特に若い人には、何度でも大声で言いたい。 友情がなければ、人間は壊れてしまう。 友人とは、生きていることを実感させてくれる人だ。
アウシュヴィッツは悪夢が現実になったような、想像を絶する恐ろしい場所だった。 それでもわたしが生き残れたのは、親友のクルトがいたからだ。 もう1日生きのびたら、また彼に会えると思えたからだ。 たったひとりでも友人がいれば、世界は新たな意味をもつ。 たったひとりの友人が、自分の世界のすべてになりうる。
友人は、分け合った食料や暖かい服や薬よりも、ずっと大切なものだ。 なにより心を癒やしてくれるのは友情だ。 友情があれば、不可能も可能になる。
(翻訳:金原 瑞人)


一生結婚しないから女同士で暮らしたい」結婚を敬遠する若い女性が増えた理由

2021-09-23 13:30:00 | 日記

下記の記事はプレジデントオンラインからの借用(コピー)です。

男尊女卑、差別やセクハラパワハラまみれの“ヘルジャパン”への怒りを書くJJ(熟女)作家のアルテイシアさんが、長年憧れていた女性学研究者の田嶋陽子さんと対談。日本の結婚について、政治について語り合いました――。
※本稿は、アルテイシア『フェミニズムに出会って長生きしたくなった。』(幻冬舎文庫)の一部を再編集したものです。
「あんな奴隷制度に入っちゃいけない」
【アルテイシア(以下、アル)】私より下の世代には「自分はもう一生結婚しないだろうから、女同士で暮らしたい」という子が結構います。「女の幸せは結婚出産」という呪いから自由になってる若い子は増えてると思います。
【田嶋】ほおー素晴らしい。あんな奴隷制度に入っちゃいけないよ。入ったってろくなことないから。
【アル】昔の専業主婦なんて、やることが多すぎるじゃないですか。家政婦と保育士と看護師と介護士と娼婦みたいな、そんなマルチタスクを一人でやって。
【田嶋】しかもタダ。
【アル】それらを外注しようと思ったら、月100万ぐらい払わないといけないと思うんですよ。
【田嶋】そうよ。結局、結婚は男のためのものだし、戦後以来、高度経済成長を成功させるために、男1人に女1人をくっつけたわけよ。それで男性中心のマスコミが「女の幸せは結婚」って宣伝し続けて、みんなそれに洗脳されて専業主婦になっていって。私、ときどき思うんだけど、あの頃に専業主婦やってた人たちみんなに、「金配れ」って。老後が貧乏な女の人たちは、今、たくさんいる。
【アル】2億円ぐらい配ってほしいですね、ちゃんと個人の口座に振り込んで。私の母もテレビで桂ざこば師匠が「専業主婦は家で気楽に料理して洗濯して、いいご身分やないか」と言った時に「ふざけるな!」ってブチ切れてたんですよ。
【田嶋】そうだったの! いいねぇ!
【アル】母もほんとは自分が奴隷だって気づいてたんですよね。自我はあるのに自立できない地獄を生きてたんだと思います。
女性の政治家が少なすぎる
【田嶋】それこそ子どもを抱えるシングルマザーなんてどれだけ大変か。国はそういう人たちにお金出さなきゃね。こんなコロナ禍でオリンピックなんてやってる場合じゃないよ。
【アル】ほんとそうですよ、政治があまりにクソすぎる。
【田嶋】自民党の年輩の女性議員が20年以上性教育に反対したり、いまだに夫婦別姓に反対したり、LGBTの法案に反対したり、びっくりだよね。
【アル】びっくりです。ああいう女版トランプみたいな人って、どうして生まれるんでしょう。
【田嶋】一つは小選挙区制になって、議員が入れ替わりにくくなったこと。それと、男社会では、女は二級市民だから(ボーヴォワールも言っているように)、一級市民の期待を生きないといけない。そこで男社会の価値観を内面化した女たちは、女らしさを演じながら、男の期待する役割を果たす。それが私の母であり、あなたのお母さまであり、国会議員になった女性たちなんだと思う。
【アル】そもそも女性の政治家が少なすぎるのが問題ですよね。
【田嶋】そのとおり! 女性議員が少ないから、嫌でも男社会に迎合せざるをえない。少なくとも女性議員の数が30%くらいに増えたら、そういう女性たちもコロッと変わって、堂々と自分なりの意見を言える元気が出るはず。女性議員の数を増やすことで世の中は変わっていくんだから、みんなで選挙には行かないとダメ!
来世はスウェーデンに生まれたくなる
【アル】海外ではクオータ制を導入して女性議員がどんどん増えてるのに、日本は置いてきぼりですよね。政治家が堂々とLGBT差別発言をして処分もされないとか。
【田嶋】最悪だよね。
【アル】最悪ですよね。スウェーデン在住の女友達から聞いたんですが、スウェーデンでは学校でも職場でも、人種差別やジェンダー差別的な発言をしたら処罰されるそうです。個人のモラルだけに頼るんじゃなく、ちゃんと罰則を作ってる。日本とのあまりの違いに、来世はスウェーデンに生まれたくなりました。
【田嶋】でもね、最初は違ったわけよ。スウェーデンやノルウェーやアイスランドも、昔は男の政治家や大臣ばっかりだったけど、全部自分たちで変えたんですよ。きちんと骨の髄まで民主主義を学んで、ジェンダー学んで。学校で教えてるでしょ。
【アル】スウェーデンでは保育園から人権教育やジェンダー教育をして、民主主義の根本を教えるそうです。
【田嶋】その努力を日本はしてないでしょ。日本の民主主義は戦後に与えられたもので、自分たちで努力して勝ち取ったものじゃない、というのが言い訳だけど、それにしても、もう戦後75年以上たっているんだから、自分たちでなんとかしないと。ジェンダー問題だってそう。
【アル】たしかに……。医大の不正入試があった時に「韓国だったら何十倍の規模でデモになってるよ」と韓国人の知人に言われました。
怒りは政治にぶつけなきゃ
【田嶋】私に言わせれば、フェミニズムは、人間であることを忘れた人間が元の人間に戻るだけ。そのうえで女も男も住みやすい新しい社会を作る、それだけのことなんですよ。生まれた時に私たちは人間だったのに、女は女らしくと育てられて、男に便利な女というものに作られていっちゃったわけ。だからフェミニズムというのは、人間本来の存在に戻るための手段みたいなもの。
【アル】私は中高と女子校だったんですが、男のいない世界では「ただの人間」でいられました。そこから共学の大学に進んで、男尊女卑に殴られました。女子校では「堂々と意見を言おう」と学んだけど、大学で堂々と意見を言うと「女のくせに生意気だ」と叩かれて。
【田嶋】ひどいなあ。なんだおまえら、穴と袋のくせに生意気言いやがってって、そういうことでしょ? いっちょまえの口きいて、みたいな。
【アル】穴と袋に言葉はいらないってことですよね。そういうこと言う男子って、わりと男子校出身が多かったんですよ。だから今思うと、女子校はホモソーシャルからの避難所で、男子校はホモソーシャルの養成所なのかなと。男性が集まるとホモソーシャルの圧がすごく強くなりますよね。
【田嶋】うーん。ただ、中高生になる前に、その人たちは家庭や学校で作られちゃっているんだよね。だから女子校、男子校に入った段階では、ある意味、男社会のミニチュアを生きることになる。もう遅い。先にジェンダー教育とかがないと。
【アル】先生はずっとテレビで発言されてましたけど、いまだに芸能人が政治批判すると「芸能人が政治を語るな」とバッシングされるんですよ。特に女性の歌手やタレントさんが発言すると「ろくにわかってないくせに」とか。
【田嶋】職業差別、女性差別ですね。
「政治は年寄りのもの」を変えないと
【アル】そもそも芸能人が政治を語るなって言ったら、会社員も学生も主婦も誰も語れないじゃないですか? 国民が意見を言ってそれを反映するのが民主主義なのに、わかってないのはそっちだろって。
アルテイシア『フェミニズムに出会って長生きしたくなった。』(幻冬舎文庫)
【田嶋】だから民主主義はまだ日本に浸透してないってことですよ。50年近く前、イギリスに留学した時に驚いたのは、お父さんが家事や育児をしてよく働くこと。それから、朝ごはんの席で子どもと親が政治のことで侃々諤々かんかんがくがく話してるの。「サッチャーはこう言ってたけど、あれおかしいよね」「でも、ここはこうじゃない」って小学生、中学生の子たちも政治を語ってるんだよ。日本はそれないでしょ。
【アル】日本の食卓ではあんまりないですよね。
【田嶋】日本では政治は年寄りのおじさんのものでしょ。とにかくそこを変えないと。今回のコロナでハッキリわかったじゃない、政治家がしっかりしないと自分たちが死ぬかもしれないって。家族がそろって政治について語るのが、本当の民主主義ですよ。
とにかく法律を変えること
【アル】先ほどのスウェーデンの友人は娘さんが中学生なんですけど、すごく政治に詳しくて親に教えてくれるそうです。学校でも友達同士で政治の話をよくしてるって。「スウェーデンでは政治を批判することは国民の義務だし、良いことだとされてるよ」と言ってました。
【田嶋】それだよ、そこだよ。やっぱり小学校の時からの教育が大事。それができる先生とカリキュラムが必要だよね。まずは、ジェンダーフリー教育をもっとしっかりやらないと。このまんまだと、日本の女性も男性も人間として、自立しにくいんじゃないかな。
【アル】もうすぐ沈没しますよね。タイタニックなヘルジャパン。
【田嶋】選択的夫婦別姓だって民法を変えなきゃダメ。若い女の人、生き生きした女の人たちがみんな一斉に反対してごらん、きっと変わるよ。怒りはね、政府にぶつけなきゃ!
【アル】今はSNSを使った新しいフェミニズム、第4波フェミニズムと呼ばれてますけど、森喜朗氏の女性蔑視発言にもSNSなどで署名が大量に集まって辞任に至りましたよね。
【田嶋】そうそう。今の若い女の人たち、みんな、怒りは喉元まできている。権利意識も自分たちの誇りも満ち満ちている。あとは行動だよね、SNSを駆使して世論を盛り上げれば、法律を変えることは可能。そうやって政治に参加することで、自分たちの生きやすい社会は作れるはず。「自分の1票なんか」と卑下しない。自己評価を高く持って、自分の1票が世の中を変えるという信念を持つことが大事だと思う。とにかく法律を変えるっていうことは非常に大事。

    * アルテイシア(あるていしあ)
作家
神戸生まれ。著書に『フェミニズムに出会って長生きしたくなった』『モヤる言葉、ヤバイ人』『離婚しそうな私が結婚を続けている29の理由』『40歳を過ぎたら生きるのがラクになった』『オクテ女子のための恋愛基礎講座』『アルテイシアの夜の女子会』他、多数。
<この著者の他の記事>「TVタックル」で田嶋陽子をバッシングした男性が"今は平身低頭"なワケ
    * Twitter
    * 田嶋 陽子(たじま・ようこ)
女性学研究者
元法政大学教授。元参議院議員。英文学・女性学研究者。書アート作家。シャンソン歌手。女性学の第一人者として、またオピニオンリーダーとしてマスコミでも活躍。津田塾大学大学院博士課程修了。イギリスに2度留学。『愛という名の支配』『ヒロインはなぜ殺されるのか』『我が人生歌曲』など著書多数。


重症化予防だけじゃない、米当局が追加接種を推す理由

2021-09-23 12:00:00 | 日記

下記の記事はロイターニュースからの借用(コピー)です。  記事はテキストに変換していますから画像は出ません

[シカゴ 15日 ロイター] - 新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種(ブースター接種)を準備している米当局者らは、追加接種が重症化や死亡だけでなく、軽症の感染も防ぐことに期待している。理論上、軽症者が減ればウイルスの感染も抑えられ、米国の回復が早まる可能性があるからだ。当局はこれまで、追加接種のこの目的についてはあまり明確に発言してこなかった。 9月15日、新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種(ブースター接種)を準備している米当局者らは、追加接種が重症化や死亡だけでなく、軽症の感染も防ぐことに期待している。ニューヨークで8月18日撮影(2021年 ロイター/David 'Dee' Delgado)
バイデン米政権のファウチ首席医療顧問はロイターの電話インタビューで、「それが(追加接種の)一番の理由になってはいないが、実は非常に有益な副産物になるかもしれない」と述べた。
ファウチ氏は追加接種を進める主な理由について、ワクチン接種を完了した人が感染する「ブレークスルー感染」の増加傾向を反転させることだと述べた。この点については、多くの専門家が異議を唱えている。
入手可能なデータによると、重いブレークスルー感染の大半は、65歳以上か免疫不全の人々の間で起きている。後者のグループについては既に追加接種が推奨されている。
フレッド・ハチンソンがんセンターのウイルス学者、ラリー・コリー氏は、追加接種によって感染そのものを防ぐのに十分な水準まで抗体レベルを高めることを提唱している。コリー氏は米政府が支援するワクチン試験接種の監督に携わっている。
コリー氏は「感染しなければ他者にうつすことはなくなる。より有効にこの疫病を未然に防げるようになり、経済的な恩恵をもたらす」と述べた。
ただ多くの専門家は、追加接種が実際に感染と伝染を防ぐことを示す科学的根拠は乏しいと指摘している。
一部の政府研究によると、ワクチンの完全接種を終えた人でも、デルタ変異株に感染すると他者にウイルスをうつすことがある。うつるのはワクチン未接種の人々がほとんどだ。
ファウチ氏は「米国のエビデンスを見ると、感染、そして軽症・中等症を防ぐ効果が薄れつつあるのは非常に明らかだ」と述べた。
米国では、さまざまな母集団を対象とした調査でこうした現象が見られている。13の州および大都市で感染者60万人を対象に最近実施された調査もこの中に含まれる。「劇的な結果とは言えないにしても、十分なデータだ」とファウチ氏は言う。
<ゴールは何か>
米国では接種資格のある人々の約63%が2回目の接種を終えたが、デルタ株の出現により、未接種者の間で感染による死亡者が急増している。
米国で最も広く利用されているファイザーとビオンテックの共同開発ワクチンと、モデルナのワクチンは有効性が非常に高いが、デルタ株に対する有効性は従来株の場合に劣る。接種完了者の間でも感染者が増えており、中には重症化したり死亡したりするケースもある。
米疾病対策センター(CDC)のワレンスキー所長、ファウチ氏、米政府の新型コロナウイルス対策調整官を務めるジェフ・ザイエンツ氏の3人は、ホワイトハウスで毎週行われている新型コロナについての説明会で、イスラエルのデータを引き合いに、ワクチンによる軽症予防効果の減退は、重症化、入院、死亡を防ぐ効果の低下につながりかねないとの懸念を示した。
追加接種プログラムを開始した、あるいは計画中のイスラエルや英国などの国々は、感染自体を減らすという目的をもっと率直に打ち出している。英国は50歳以上の人々などを対象に追加接種を計画している。
しかし米国ではウイルス学者らの大半が、重症化・入院を防ぐワクチンの効果が低下しているという説に納得していない。
世界保健機関(WHO)と米食品医薬品局(FDA)の科学者らは英医学誌ランセットに13日に掲載された論文で、より多くの科学的根拠が必要だとして一般の人々への3回目の追加接種に異を唱えた。感染の大半は、未接種者が広げたものだとも指摘している。
ペンシルベニア大学の感染症専門家、ポール・オフィット氏は「問題は、何がゴールかということだ。3回目の接種のゴールが重症化予防効果を高めることであるなら、その点が問題になっていることを示す科学的根拠は存在しない」と指摘。無症状の感染者と軽症者を減らすことを目的に、中和抗体のレベルを高めるのがゴールであれば、「そうしたデータを検証する必要がある」と述べた。
ウイルス学者のコリー氏は、ワクチンが感染拡大を防ぐことを証明するのはハードルが高いと言う。「今現在、(他者を感染させるのを防ぐ)証拠があるか。いや、無い。しかし(防ぐ)可能性と、それが有益かもしれないと信じる根拠には事欠かない」と述べた。
しかしファウチ氏は、イスラエルの追加接種開始後のデータを見ると、「実行再生産数」が低下し始めていると指摘する。実効再生産数は1人の感染者が何人に感染させるかを示すもので、集団全体の免疫が上がるほど低下する。
ファウチ氏は、追加接種は重症化と入院、死亡を防ぐ場合にだけ必要だ、というワクチン専門家の主張に当惑している。「入院に何か魔法や神秘でもあるのだろうか。理解できない。入院患者を減らすこと以外、一切関心がないと言いたいのだろうか。うそでしょう。ご冗談を」とファウチ氏は語った。
(Julie Steenhuysen記者)


眞子さま 佳代さんと同居?秋篠宮邸退去で義母との距離に焦点

2021-09-23 11:00:00 | 日記

下記の記事は女性自身オンラインからの借用(コピー)です。


《長女の結婚については、親として娘の思いや考えを受け止められるよう、対話を重ねております。こうした中、共感できることもあれば、意見が違うこともありますが、お互いに必要だと思うことを伝え合い、長女の気持ちをできるだけ尊重したいと思っております》

9月11日、55歳の誕生日を迎えられた紀子さま。宮内記者会からの質問に文書でお答えになったが、その中には眞子さまの結婚についての質問もあった。

「紀子さまのご回答は、昨年とほとんど同じ内容でした。1年たっても“意見が違う”状況はまったく変わっていないのです。紀子さまは、眞子さまが国民からの批判の声にしっかり向き合い、対応されることを期待して、結婚容認という苦渋の決断をなさったのですが……」(皇室担当記者)

眞子さまの“年内結婚”について、宮内庁は正式発表をしていない。だが、その詳細は次々に報じられている。共同通信は9月8日、「眞子さま10月にも婚姻届 宮邸離れ、渡米の準備」と報じた。なんと眞子さまは、小室圭さんとの婚姻届を10月に提出されると同時に秋篠宮邸を出ていかれるというのだ。

「眞子さまは渡米するには、パスポートとビザの取得が必要です。しかし、小室さんとの結婚を先に済ませて、一般人になられてからでないと手続きができないのです。一日も早くニューヨーク行きを実現させるために、婚姻届の提出を急いでいらっしゃるのでしょう。ただ、驚いたのは秋篠宮邸から引っ越しされる計画のことです」(宮内庁関係者)

上皇ご夫妻の長女・黒田清子さんも、新築の分譲マンションへの引っ越し前に約半年間、夫の慶樹さんと新宿区のマンションに“仮住まい”していた。芸能人も住む強固なセキュリティの物件で、50平方メートルほどの1LDKで家賃は20万~30万円だったといわれる。

約1億4千万円の一時金も辞退し、ニューヨーク生活に金銭面で不安があるなか、余計な出費は避けたいはず。なぜ眞子さまは秋篠宮邸から出ることにこだわるのか。前出の皇室担当記者によれば、その理由は“姑”の佳代さんにあるという。

7月下旬、自宅から実父と外出する松葉杖姿の佳代さん

「眞子さまは渡米までの間に、“小室眞子さん”としてやりたいことがおありなのでしょう。それは義母となる佳代さんを支えることではないでしょうか」

小室さんの母・佳代さんは横浜市内の2DKのマンションに、実父と2人暮らし。佳代さんについては最近も、勤務先の洋菓子店での労災トラブルや傷病手当の不正受給疑惑が報じられており、次々に新たなトラブルが暴かれる事態になっている。

「現時点で小室さんに帰国の予定はないようで、佳代さんを支えられるのは眞子さまだけです。眞子さまが渡米後、日本に帰国される機会は限られるでしょう。渡米前の数週間は、佳代さんと一緒に過ごすことができる貴重な時間なのです。それに、佳代さんと同居すれば家賃もかかりません」(前出・皇室担当記者)

『週刊新潮』(9月16日号)によれば、佳代さんは友人に「眞子さまが“母(紀子さま)よりお母さまの方が好きです”と仰ってくださるのよ」などと話していたこともあるという。この報道のとおり、眞子さまは紀子さまに反発し、佳代さんに心酔されたのか……。

眞子さまが“小室家の嫁”となられる日まで、あと1カ月――。


小室圭さん27日にも帰国へ 10月5日は眞子さま抜き〝ぼっちバースデー〟濃厚

2021-09-23 10:33:15 | 日記
下記の記事はhttps://www.tokyo-sports.co.jp/からの借用(コピー)です。

 秋篠宮家の長女眞子さま(29)と結婚予定の小室圭さん(29)が、27日午後にも滞在先の米国から帰国することがわかった。来月上旬に眞子さまと記者会見に臨み、その後婚姻届を提出する。
 実母・佳代さんの金銭トラブルなど、様ざまな問題を抱えているが、記者会見はリアルタイムではなく、皇室担当者との〝事前収録〟になる見込み。それもアンジャッシュ渡部健のような「吊るし上げ会見」とは違い、あらかじめ用意された質問に答えるだけの、予定調和なものになるとみられる。
「それでもテレビ各局はワイドショーを中心に特番態勢。国民総視聴率は凄まじいものになるのではないか」とはテレビ関係者。
 帰国した瞬間から〝小室狂騒曲〟はスタートする。まずは10月5日に小室さんの記念すべき30歳の誕生日が控えている。
 ただし、小室さんは帰国後、新型コロナの感染対策で14日間の隔離期間に入る。現在、米国からの入国者は自宅や親戚・知人宅、ホテルなどで14日間の待機が求められており、滞在場所は検疫所長に届け出て、その場所以外に移動はできない。他者との接触も禁じられている。残念ながら小室さんは〝ぼっちバースデー〟になる可能性が高そうだ。
 皇室ライターは「佳代さんが暮らす横浜市内の実家はマスコミに割れているため、別の場所に滞在するのではないか。この場合、小室さんはゲストなので、仮に都内ホテルを隔離先に選んだ場合、費用は小室さん持ちではないだろう」と指摘する。
 その後のスケジュールについては、眞子さまの誕生日である10月23日前に入籍。眞子さまはパスポートを取得次第、米国に向かう。
「小室さんは〝受け入れ態勢〟を整えるため、先に単独で米国に戻るのではないか」(同)
 運命の日に向け、いよいよカウントダウンに突入した。