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「包丁と土下座の30年」3歳から"暗闇牢獄"の家で父親に恐怖支配された独身娘の実録

2021-09-04 15:30:00 | 日記

下記の記事はプレジデントオンラインからの借用(コピー)です。

現在、30歳の独身女性は、幼少期から暴力と暴言の限りを尽くす父親に恐怖支配されてきた。うつ病・糖尿病を患い、経営していた会社も倒産させた父親はこのひとり娘を生贄にするように身の回りの世話や介護をさせてきた――
この連載では、「シングル介護」の事例を紹介していく。「シングル介護」とは、主に未婚者や、配偶者と離婚や死別した人などが、兄弟姉妹がいるいないに関わらず、介護を1人で担っているケースを指す。その当事者をめぐる状況は過酷だ。「一線を越えそうになる」という声もたびたび耳にしてきた。なぜそんな危機的状況が生まれるのか。私の取材事例を通じて、社会に警鐘を鳴らしていきたい。
父親との別居
関西在住の井上夏実さん(仮名・30歳・独身)は、当時37歳の会社経営(卸売業)をする父親、同じく37歳の自営業(エステサロン)の母親の間に生まれた。もともと自宅は母親の店舗兼住宅。父親は長年、自分の会社を経営してきたが、一向にうまくいかず、母親の稼ぎで家計が成り立っていた。
「父と母はまるで水と油。2人が結婚した経緯は知りませんし、知りたくもないので聞いていませんが、私が物心ついたときにはすでに父は母へDVをしていました。父は、いつも『自分が一番』でないと気がすまないので、自分を褒めたたえてくれる人以外は全員敵とみなします。母は、ポジティブで世渡り上手で、店も順調だったため、父は、母に対して嫉妬心や劣等感などがあって衝突していたのかもしれません」
井上さんは3、4歳の頃から父親を怒らせないように気を使っていた。
「父を怒らせると、母のように暴力を振るわれることは子どもながらにわかっていたので、できるだけ父を怒らせないように注意していました。今、幼い頃の自分を思い出そうとすると、母が夜中に正座をさせられて父に謝り続けていたり、怒った父がキッチンで床に皿を投げつけて割っていたり、包丁を振り回して怒鳴っていたり、母が父に平手で叩かれたり蹴られたりなど、父による母への暴力や暴言の記憶ばかりが蘇り、それ以外はあまり思い出せません。自宅が店舗兼住宅だったため、母には私を連れて家を出るという選択肢はなかったようです」
井上さんが小学生のとき、40代だった父親はうつ病と糖尿病と診断されて、それ以降、通院と服薬を続けている。
「父は基本的に、『かまってほしい』ので、それをやめると暴れます。そういう意味では、病院の付き添いや傾聴など、父への精神的サポートは、私はかなり幼い頃からしていたように記憶しています」
長年、父親を刺激しないように自分を押し殺してきた井上さんだが、思春期を迎える頃、父親の傍若無人ぶりに耐えきれなくなると、「それは違うんじゃない?」と言い返すことも。
すると、父親の表情はみるみる鬼の形相に変化し、井上さんを敵認定し、暴言を浴びせまくる。そうなると井上さんは、何度も頭を下げ、懸命に言葉を尽くしてなだめ、父親を落ち着かせるのだ。
2006年、井上さんが高校生になると、53歳になった父親が経営していた会社が倒産した。大きな借金を抱え、さらにうつ病が悪化。仕事はもちろん、食事も入浴もせず、オムツをして一日中、真っ暗な部屋で寝て過ごすこともあった。
一方、母親は必死に働いて家計を支えた。井上さんがまだ小学生の時分、母親は電車で15分ほどのところに住む70歳の実母の介護に備えるため、自宅から徒歩1分のところにマンションを購入していた。
ところが、それを知った父親は勝手にそのマンションに移り住み、乗っ取ってしまう。車の往来が多い大きな通りに面していた店舗兼自宅は、うつ病の父親にとって騒がしくて落ち着かず、耐えきれなかったようだ。
父親がマンションを乗っ取ってからというもの、井上さんは高校や大学から帰宅すると、何度も父親に電話で呼び出され、その度にマンションへ行き、父親の身の回りの世話をし、延々と続く父親の話に耳を傾ける日々が始まった(会社倒産後に乗っ取ったため)。
父親の爆発
2013年4月、大学を卒業した直後の井上さんは、サービス業の会社に就職。販売員として働き始める。
それまで毎日のように父親に呼び出されては、マンションに行って父親の世話をしたり、話に耳を傾けたりしてきたが、初めての仕事の忙しさに、父親のことまで気にかける余裕がなくなっていく。
「父は一人でいるのが嫌な人。24時間誰かにそばにいてもらい、『自分は糖尿やうつでこんなに体調が悪いのに、誰も心配してくれない。誰もかまってくれない』という話を聞いて欲しいのです。しかし当時の私にはそんな余裕はなく、何度も電話がかかってきましたが、鬱陶しいとしか感じませんでした」
だんだんマンションへ足が向かなくなったが、その間も父親からの電話は途切れなかった。井上さんの代わりに母親が父親の世話に行っていたが、父親は母親のことが気に入らないため、「なんでお前が来ない?」と怒気を孕んだ声で何度も電話をしてきた。
井上さんがマンションへ行かなくなって数日経ったある夏の日、父親はついに「かまってほしい」感情が爆発したのか、包丁を持って井上さんと母親の暮らす家を訪れ、暴言を叫びながら2人を追いかけ回した。
命の危険を感じた井上さんは、すぐさま警察に連絡。駆けつけた警察を見ると、途端に父親は借りてきた猫のように大人しくなったが、荒れ果てた家の中の様子や床に落ちていた包丁を目にした警官は、「また危ないと思ったら、いつでも連絡してください」と言い、父親は精神科へ強制入院となった。
「父は、20年以上前、私が小学校高学年だった頃にうつ病と診断されていたようですが、躁鬱や自己愛性人格障害も併発していたように思います。プライドが高い父は、通院の送迎はさせますが、私や母を伴って診察室には入らなかったので、この事件をきっかけに父の精神科のかかりつけ医と初めて会いました。主治医は、『うつ病ではあるものの、もともと性格的に自己愛が強く、思い通りにならないとキレるという特性があるようです』と言っていました」
井上さんは、幼いころから暴れたり、母親に暴力をふるう父親の姿は何度となく見てきたが、他所の家庭と比べておかしいと思ったことは一度もなかった。だが、このとき初めて父親を「怖い」と感じたという。
「大人になって初めて父親に対して、『怖い』という感情が湧いてきました。それまでも漠然とは思っていましたが、目の前で起こっていることがメディアなどで取り上げられるような『事件』なのだと実感した瞬間、『この人は犯罪者なんだ』と認識し、恐怖を感じるようになりました」
それほど井上さんにとって、それは“日常”だったのだ。
要介護状態に
3カ月後、父親は精神科を退院。
父親はその事件以来、自分のことを自分でできなくなった。精神疾患は症状に波があるため、それまでもうつ病の状態が悪いときは、食事やトイレ、入浴など何もできないときもあったが、事件以降、ベッドからほとんど動けなくなった。
一般的に介護というと、加齢による認知症や脳疾患で始まるケースが多いが、井上さんの場合は、精神疾患によって始まった。まだ60歳だった父親は、退院すると同時に、自宅で精神障害者居宅介護等事業のヘルパーと、自立支援医療(精神通院医療)の訪問看護師にサポートをしてもらいながら生活することになった。
井上さんは、仕事に行く前と帰宅後、必ず父親のマンションへ寄り、食事の準備や洗濯、掃除、そして傾聴を行った。
「父は、1日の中でも気分の浮き沈みが激しく、いつ機嫌を損ねるのか、また前みたいに包丁を持ち出すかと常にひやひやしていましたが、何より苦痛だったのが傾聴でした。1日中カーテンを締め切って、昼間でも暗く、夜になっても明かりもつけない真っ暗な部屋の中で、『死にたい』『お前なんか死ねばいい』『誰も心配してくれない』『誰も大切にしてくれない』など、私自身も闇に飲み込まれそうな言葉を聞き続けなければなりませんでした」
就職してから井上さんは、時々体調を崩すようになった。「体調が悪いからしばらく行けない」と父親に告げ、回復するまで母親が代わりに行ってくれることになったが、やはり母親と接すると父親はすぐに攻撃的になる。
そのため父親は、「なぜ来ない?」と毎晩電話をかけてくるが、仕事が忙しく、体調の悪い井上さんは、それを無視。すると数日後、夜中に突然自宅まで押しかけてきて、玄関で「鍵を開けろ!」と父親が叫ぶ。
気が弱く、世間体を気にするあまり、外ではおとなしい父親だが、他人の目がない家の中だといよいよ手が付けられなくなる。そのため井上さんは、仕方なく自分が玄関の外に出て、父親の興奮状態を落ち着かせながら、「今日で体調はだいぶよくなったから、明日から行くようにする。今後は体調が悪くても行くから」と言い、謝罪の言葉、父親を肯定する言葉などを何度も伝えると、1時間後にはようやく納得して帰って行った。
「いつも、『私がなだめて落ち着かせなければ、母やご近所、他人に迷惑がかかる。事件になってからでは遅い』そう思っていました」
父親の身長は180cm近くあり、体重は80kgちょっと。腕力では、女性の井上さんや母親ではかなわない。父親が興奮状態に陥り、危害を加えてきたとき、命の危険を感じたときは、迷わず警察を呼ぶように努めた。
「普通の実家暮らしの成人した娘が、親に何でもやってもらっていると、『甘え』に見えるかもしれませんが、母が父の介護をすると父が攻撃的になるので、父の介護はほぼ私。母は私の食事や洗濯など、生活のサポートをしてくれています。父には結構な借金がありますが、働けない状態なので、私と母で生活費を切り詰めて返済しています」
父親の借金、介護費用、生活費……。22歳で就職したばかりの井上さんは、それでなくても仕事で時間がない上に、父親の世話で自分に使える時間はない。加えて、自分が懸命に働いて稼いだお金が父親のために消えていく生活に、やるせなさや憤りを感じていた。
旦木 瑞穂(たんぎ・みずほ)
ライター・グラフィックデザイナー
愛知県出身。印刷会社や広告代理店でグラフィックデザイナー、アートディレクターなどを務め、2015年に独立。


「外出自粛の長期化」が日本人に招く3大弊害

2021-09-04 13:30:00 | 日記

下記の記事は東洋経済オンラインからの借用(コピー)です。

東京オリンピックは無事終了したものの、感染力が強い新型コロナウイルスのデルタ株が猛威をふるい、五輪開催中にコロナ患者数は爆発的に増え、患者数は過去最多を記録しました。
本稿執筆時、東京、大阪など緊急事態宣言は9月12日までの予定ですが、今後、患者数が急に減少するとも考えづらい。飲食店の営業時間、酒類の提供などの制限、会食、旅行、外出の自粛は、今後もしばらくは続くと考えたほうが良さそうです。
外出するな、人と会うな。結果として、家に「巣ごもり」するしかありません。しかし巣ごもりしていれば、「健康の不安」はなくなるかというと、私はむしろ逆だと考えます。多くの人は「巣ごもりしていれば、コロナ感染の心配は減らせる」と考えているでしょうが、残念ながらそれは間違いであることを科学は証明しています。
「巣ごもりの長期化」がもたらす弊害について、最新のデータを元に考えてみましょう。
弊害その1:運動不足でコロナ死亡率が倍に
運動不足の人は免疫力が低下する。これは、昔から言われてきたことです。しかし、新型コロナウイルスに対しては、実際にどうかという検証、研究はありませんでした。
なにしろコロナのパンデミックが起きたのは、2020年の春のこと。そこから1年以上が経ち、ようやく運動不足とコロナウイルスの深刻な関連を示す論文が出てきたので紹介します。
『英国スポーツ医学ジャーナル』誌に掲載された運動量とコロナ感染についての研究によると、運動不足群(週10分以下の運動)は活動群(週150分以上の運動)に比べ、入院率は2倍以上、ICU使用率は1.73倍、死亡率は2.49倍になりました。さらに、運動不足群は、基礎疾患(糖尿病、高血圧、心臓血管疾患、がん)や喫煙、肥満よりも、死亡リスクが高くなったのです。
糖尿病や喫煙が、コロナの重症化リスクや死亡リスクを高めることは、すでにご存じの方も多いでしょう。しかし本研究では、「運動不足」がそれらの既存の危険因子を上回る重要な要因であることを示したのです。
運動不足は、コロナの重症化リスクや死亡リスクを高める。では、しっかり運動すれば、コロナのリスクを減らせるのか?
韓国の76395人を対象とした大規模な追跡研究では、有酸素運動と筋トレの両方を含む身体活動が、新型コロナウイルスの感染、重症化、死亡リスクの大幅な低下につながったという結果が報告されました。定期的な運動によって、コロナ感染の予防、重症化、死亡率低下に役立つ可能性が示されたのです。
「1日20分の運動で平均寿命が5歳伸びる」という研究があるように、運動は健康にものすごく役立ちます。逆に運動不足は、生活習慣病や認知症やうつ病、自殺などのメンタル疾患のリスクを高めます。そしてコロナにおいても、運動不足は重症化リスク、死亡リスクの増加につながるわけです。
「巣ごもりしているから安心」というのは、大間違い。むしろ巣ごもりによる「運動不足」で、コロナの危険を増やしているかもしれません。
運動不足は1日20分の散歩でも補えますので、ぜひ「毎日歩く習慣」を続けてみてください。特に通勤時間に相当する朝の散歩はセロトニンの活性化、体内時計のリセットなど、1日のリズムを作るうえでも重要です。
弊害その2:睡眠不足でコロナ感染リスクが上昇
コロナ禍によって、外出や会食・宴会の自粛、帰省の自粛、友達にも会えないなど、不自由な状況が続いています。また、感染拡大や先行き不安など、コロナにまつわるさまざまなストレスから睡眠障害に陥る人たちが増えており、それは「コロナ不眠」とも言われています。
ウーマンウェルネス研究会によるコロナ禍の睡眠の調査(882人)によると、感染拡大後に「睡眠の質がとても悪くなった」と「やや悪くなった」と回答した人は、合わせて22.3%、5人に1人。さらに、「以前と変わらず悪い」(40.9%)を加えると、なんと63.2%が「睡眠の質が悪い」と感じていることがわかりました。3人に2人が、睡眠の質が悪いと感じているのです。
睡眠不足が生活習慣病やメンタル疾患のリスクを高めることをご存じの方も多いでしょうが、コロナ感染においても、睡眠不足は危険因子となることが示唆されています。
アメリカ、イギリスなど6カ国の医療従事者3000人を対象に行われた研究によると、睡眠時間が1時間増えるごとに、感染確率は12%低下しました。
西野精治氏(スタンフォード大学教授)らによる、睡眠の質とコロナウイルス感染の関係を調べた調査(対象10000人)によると、睡眠の質の指標となる「睡眠偏差値」は対照群の50.2に対して、「新型コロナウイルスの疑いによりホテル療養を行った人」は36.2と有意な「睡眠の質」の低下が認められました。また、ホテル療養者の42%に「睡眠時無呼吸症候群の疑い」の所見が認められました。
以上の研究・調査から、睡眠の質が免疫力を低下させ、コロナ感染のリスクを高める可能性が示唆されています。
弊害その3:睡眠不足の人はワクチン効果が激減
睡眠不足の弊害はまだあります。
最近は日本でも新型コロナワクチン接種が進んでいますが、睡眠とワクチンは極めて重要な関係があります。
インフルエンザワクチンの研究において、「4時間睡眠群」と「8時間睡眠群」とで、ワクチン摂取後の抗体価の上昇を調べたところ、「8時間睡眠群」では十分な抗体価の上昇を認めたものの、「4時間睡眠群」では免疫反応は非常に弱く「8時間睡眠群」の約50%にとどまりました。
睡眠時間が足りていない人は、ワクチンを打っても抗体価が上がらない。つまり、十分な免疫力を獲得できないということ。A型肝炎やB型肝炎のワクチン接種でも同様の研究があります。
世界的に権威のある『ランセット』の呼吸医学版に、2021年3月に掲載された総説でも、「睡眠不足は新型コロナウイルスのワクチン接種における効果を低減する」可能性が示唆されています。
つまり、睡眠不足の状態でワクチンを打っても、免疫力が獲得できず、無駄ということになりかねないのです。これからワクチン接種する人は、ワクチンの接種前、そして接種後も、十分な睡眠時間を取ることをおすすめします。
大事なのはやっぱり「運動」と「睡眠」
コロナ感染の予防、対策は、「ワクチン接種しかない!」と言われます。一方で「副反応が心配なのでワクチン接種したくない」という人もいます。私はワクチンを接種する、しないにかかわらず、まずすべきことがあると思います。
それが、最低限の運動(週150分の運動、1日20分)と十分な睡眠(1日7時間以上)の2つです。「コロナが怖い」と思う人ほど、「運動」と「睡眠」を整えることに、真剣に取り組んでいただきたいと思います。
樺沢 紫苑 : 精神科医、作家


「アストラゼネカの血栓」怖がる人が知らない事実

2021-09-04 12:00:00 | 日記

下記の記事は東洋経済オンラインからの借用(コピー)です。

8月23日、全国の自治体に先駆けて大阪市が、アストラゼネカ製新型コロナワクチンの集団接種をスタートした。同社ワクチンは今年5月の薬事承認と同時に国内生産されていたが、海外から血栓症等の副反応の報告を受け、国内での接種は保留状態となっていた。
しかし今月に入り、デルタ株が猛威を振るう一方で、ワクチンの供給不足はますます顕著に。そこで感染・重症化リスクと副反応リスクを天秤にかけたうえで、40歳以上への接種が解禁された。
だが、副反応リスクが大々的に報じられたワクチンだ。「コロナは怖いけれど、接種してよいものか戸惑う」という人も多い。冷静に見てどれほど“怖がる”べきなのだろうか。
接種後の「血栓症」とは?
アストラゼネカ製の新型コロナワクチンの副反応で、人々が最も懸念しているのが「血栓症」だろう。
血栓症とは、血中にできた血液の固まりが血管を塞ぎ、血液の流れを止めてしまうものだ。
一般には、加齢や運動不足などから脚の静脈に血栓が生じやすくなって起きる「深部静脈血栓症」や、その血の固まりが肺に流れて詰まった「肺血栓塞栓症」が多い。エコノミークラス症候群はその一つだ。
一方、アストラゼネカ接種後については、ごく珍しいタイプの血栓症も問題となっている。脳の静脈が詰まる「脳静脈血栓症」や、腹部の静脈に血栓を生じる「内臓静脈血栓症」だ。同時に血小板(血液中に含まれる止血成分)の減少も見られる。
脳静脈血栓症では、脳梗塞や脳出血を引き起こし、頭痛や嘔吐、けいれん、運動障害、意識障害等が表れる。内臓静脈血栓症では、激しい腹痛が長い時間続き、吐き気や嘔吐が止まらない。いずれも適切な診断と迅速な処置が必要だ。
ファイザーやモデルナの新型コロナワクチン(mRNAワクチン)では、接種後に血栓症のリスクが上がるとの報告はない。
アストラゼネカのワクチンは、「ウイルスベクターワクチン」といって、人体に無害な遺伝子組み換えウイルスを「運び屋」(ベクター)として使用する。新型コロナウイルスの目印タンパク質の設計図となる遺伝子を組み込んで、ヒトの細胞へと運ばせ、認識させるのだ。
目印タンパク質を細胞に認識させる点はmRNAワクチンと共通だが、その設計図をどうやって細胞に届けるかが異なる。そのために副反応にも多少の違いが生じるらしい。
とはいえ、実は局所反応や血栓症以外の全身反応については、mRNAワクチンとアストラゼネカで大差ない。アナフィラキシーも含めて、だ。むしろアストラゼネカは2回目接種のほうが、副反応は初回接種よりも少なく、軽いとされている。
血栓症の発症頻度は?
ならば気になるのは、アストラゼネカでの血栓症の発症頻度だ。まずは同社のお膝元、英国政府の発表(8月19日付)を確認しておこう。
英国では2021年8月11日までに、アストラゼネカ初回接種が約2480万回、2回目接種も約2390万回行われた。
そうした中で、医薬品・医療製品規制庁(MHRA)には、接種後の血小板減少を伴う血栓症が412例(18~93歳)報告された。うち147例は、脳静脈血栓症だった。全体の過半数にあたる210件が女性で、発症者のうち73人(18%)が亡くなった。
血栓症の9割は1回目接種後に発生しており、100万接種あたり14.9例の計算だ。
だが、年齢で2つに分けてみると、若年層で倍増する。50歳以上では100万接種あたり11.0例なのに対し、18~49歳では100万人あたり20.2例だった。
なお、2回目接種後の発生率は、全体で100万回あたり1.8例と大きく減少。しかも、若年層のほうが半分の頻度となった。50歳以上では100万接種あたり1.8例、18~49歳では100万接種あたり0.9例だった。
接種後の血栓症は他の欧州諸国やアジアからも報告されている。
欧州医薬品庁(EMA)によれば、EUおよびEEA(欧州経済領域)全体では6月20日までに約5140万回アストラゼネカの接種が行われ、6月27日までに479例の血小板減少症を伴う血栓症が報告された。100万接種に9.3例の割合だ。そのうち100人(21%)が亡くなっている。
台湾は、日本で生産されたアストラゼネカワクチンの無償供与が話題になった。同国の報道では、7月27日までに538万回分(うち日本からが334万回分)入手したうちの410万回超が接種された。
台湾の中央流行疫情指揮センター(CECC)によると、7月21日の時点でアストラゼネカ接種後の血小板減少を伴う血栓症が13例(22~80歳、接種後4~27日)報告された。100万接種あたり4.2例に相当するという。
ただ実のところ、こうした血栓症の副反応について、私はまったく意外とは感じていない。ワクチンは、いわばウイルスが侵入したときの予行演習を体に仕向けるものだ。感染した場合と同じような反応を体が示すのは、想定の範囲内というべきである。
無症状でも「血栓症リスク」はある
実際、新型コロナの合併症あるいは後遺症としての血栓症は、海外ではごく早くから多数報告されていた。
シンガポールの研究では、無症状あるいは軽症者でさえ、回復後も数十日~数カ月間、血栓症リスクの高い状態が続くことが示されている。
新型コロナにかかり、その数カ月後に脳梗塞と診断された18人は、全員が男性、17人が無症状で1人は軽症(下痢のみ)だった。年齢は35~50歳と、一般に脳梗塞を発症しやすい年齢よりだいぶ若かった。
調査対象者と同じ年齢、性別、民族のグループでは、通常の脳梗塞リスクは10万人当たり38.2例だが、この研究に基づく感染者の脳梗塞リスクは推定で10万人あたり82.6例(2.16倍)となっている。
また、感染から脳梗塞までの期間は、0日から最長で130日(中央値54.5日)だった。新型コロナにかかっている間のみならず、治ってからも長ければ4カ月程度、脳梗塞リスクの高い状態が続くことになる。
国内でも、厚労省研究班と日本血栓止血学会、日本動脈硬化学会の合同チームが昨年、新型コロナの入院患者6202人について、血栓症の割合等を調査し公表している。
それによると、血栓症を発症したのは108例(1.86%)。人工呼吸器やECMOを装着した重症例に限ると、その13.2%にも上った。また、6割以上が症状悪化時に血栓症を発症していた一方、4人に1人は回復期に発症していた。
新型コロナにかかった場合に血栓症が起きうるなら、ワクチン接種でも可能性はある。大事なのは、その頻度の違いではないのか。
単純計算で比較してみると、新型コロナ感染者が血栓症を発症する割合(1.86%)は、英国のアストラゼネカ接種者の血栓症リスクの12.9倍、台湾のアストラゼネカ接種者の血栓症リスクの44.3倍だ。
かかった場合の血栓症リスクに比べたら、接種後の血栓症リスクは“怖がる”ほどのものだろうか。
しかも新型コロナにかかってしまえば、ウイルスが体内に広がり、肺炎やもっと別の合併症も次々と続きかねない。ワクチンならば、全身がウイルスに蝕まれていくことは絶対にない。この大きな違いを、どうか頭に置いておいていただきたい。
アジアで年齢制限のない事情
こうしたことを踏まえ、すでにアストラゼネカワクチンを導入している欧米諸国では、血栓症が問題となった後も年齢制限を設けて接種を継続しているところが多い。
英国も例外ではなく、政府は40歳以上を推奨対象とした。日本はこれに倣ったかたちだ。
欧州疾病予防管理センター(ECDC)のまとめ(6月14日時点)によれば、欧州中10カ国では薬事承認どおり対象を18歳以上としている。他方、18カ国では接種を中高年に限り、デンマークなど5カ国ではアストラゼネカの接種をそもそも行っていないか、停止している。
制限年齢を詳しく見ると、線引きとして最も多いのは60歳以上で、ドイツなど8カ国。次いで50歳以上が4カ国、55歳以上3カ国と続く。最も高年齢の設定(厳しい制限)はポーランドの69歳以上で、最も低年齢(緩い制限)はギリシャの30歳以上だ。
もちろん単に年齢で分けるだけでなく、血栓リスクや血小板既往者を除くほか、2回目接種はmRNAワクチンで行うことを定めた国もある。
アジアでは、台湾を含むほとんどの国はアストラゼネカに関して特段の制限は設けていない。韓国のみ推奨年齢を50歳以上としているが、8月17日からは30歳以上の希望者にも残余ワクチンの接種が解禁された(ワウコリア)。
アジア各国でも台湾と同様、血管症リスクが相対的に低いのかどうかは不明だ。むしろmRNAワクチンが十分ではないために、多少の血栓症リスクは問題にしていられないのだろう。若年層であっても、感染のデメリットと比べればアストラゼネカワクチン接種を採る、ということだ。
「かかるよりマシ」――ワクチンで万が一起きるかもしれない何かを心配するより、ワクチンを打たずに新型コロナにかかってしまったときのことを心配して備える。そのほうが明らかに合理的で賢明なことは、おわかりいただけると思う。
再び欧州のアストラゼネカ接種方針に目を向けると、ポイントは、2回目接種をmRNAワクチンとしている国が少なくない点だ。
1回目と2回目のワクチンを別の種類にすることは、添付文書に記載されていない「適応外使用」にあたる。だが、7月22日付で発表されたECDCの報告書も、これまでのエビデンスからは、混合接種は安全かつ適切な免疫反応が期待されるとしている。
ドイツの研究では、ファイザー2回接種のほうが、アストラゼネカ2回接種よりも抗体の付き方はよかった。ただ、アストラゼネカ接種後にmRNAワクチンの接種を行う混合接種であれば、アストラゼネカ2回接種よりも強固な抗体産生が得られ、T細胞性免疫も引き出されたという。
治験では、アストラゼネカ2回接種のワクチン有効率(発症予防効果)は81.3%とされている。混合接種の有効率データは出ていないが、抗体価等で見る限りこれを上回る予防効果も見込める、というわけだ。
また、混合接種では2回目後の副反応(軽~中程度)の頻度は上がるものの、ECDCは十分に許容範囲としている。たしかに発熱、寒気、倦怠感、頭痛、関節痛、筋肉痛といった症状はアストラゼネカ2回接種より多く見られたが、ほとんどが2日以内で収まっている。
「だったら自分も1回目はアストラゼネカでいい、でも2回目はmRNAワクチンを打ちたい」という人もいるだろう。私も混合接種には賛成だ。
8月29日には、ワクチン接種を担当する河野規制改革担当大臣が、政府内でも検討中であることを明らかにした。
混合接種を阻んでいる「2つの壁」
現状では、国内で混合接種を行うには「2つの壁」がある。
1つ目は先のとおり、異なる種類のワクチンを打つことは、厚労省の承認審査を受けておらず適応外使用となることだ。
適応外使用そのものは、法律で禁じられているわけではない。しかし、ガイドラインへの記載など医療現場で広く知られた使用法でない場合、万が一にも健康被害等があれば、責任は医師と医療機関が全面的に負うことになる。
2つ目は、新型コロナワクチンの接種は、医療機関等が自治体からの委託を受けて実施していることだ。現状で混合接種を強行すれば、健康被害がなくとも委託契約は解除となるだろう。あえて実施しようという医師や医療機関が出てくるとは思えない。
今こそ政府の牽引が求められている。すなわち国の責任において混合接種を推奨し、適切な補償を約束するべきだろう。海外でも、アストラゼネカとmRNAワクチンの混合接種は、各国政府の推奨の下に実施されている。
デルタ株が猛威を振るう中、mRNAワクチンの供給は追い付いていない。それでも選びうるワクチンの中で、国民の健康を守るためにまだやれることがある。アストラゼネカ接種を、国民が納得して積極的に受け入れられる体制づくりが重要だ。
久住 英二 : ナビタスクリニック内科医師


《眞子さま年内結婚へ》3年半の延期の“元凶”、小室圭さん母「400万円」借金トラブル

2021-09-04 11:00:00 | 日記

下記の記事は週間女性プライムからの借用(コピー)です。

 9月1日、'18年2月に前代未聞の婚約延期が発表されてから3年半、ついに「年内にも結婚される見通し」だと複数のメディアで報じられた秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さん。
 しかし、おふたりのご結婚に待ったをかけた最大の原因である、小室さんの母親・佳代さんが抱える400万円超の金銭トラブルはいまだ解決していない。トラブルを放置したまま、息子と“義理の娘”とともに、佳代さんもNYに飛び立ってしまうのだろうか。
 そこで、秋篠宮ご夫妻も衝撃を受けられたという『週刊女性』がスクープした「小室家の借金トラブル」を詳細に報じた、週刊女性2017年12月26日号を再掲する(以下本文は掲載当時のまま)。
 大学時代に運命の出会いを果たしてから約5年。結婚式の日取りもついに決まって幸せいっぱいの眞子さま。しかし、その裏では婚約者である小室圭さんの学費や留学費用、生活費などを援助していた男性と眞子さまの“未来の義母”との間で“金銭トラブル”が勃発していた─。
「弁護士に相談しても一向に状況が変わらず、彼が気の毒でしかたがないので、本人に代わってお話しいたします。
 私の友人の竹田さん(仮名)が、数年前に小室圭さんのお母さんに貸した400万円以上がいまだに未返済で、返す意思もまったくないそうなんです」
 衝撃的な事実をそう語ってくれたのは、竹田さんを古くから知る友人。
 秋篠宮家の長女・眞子さまの“未来の義母”となる小室佳代さんをめぐる“金銭トラブル”が発覚した─。
「眞子さまと小室さんは、来年3月4日に、一般の結納にあたる『納采の儀』、その8か月後の11月4日に帝国ホテルで結婚式を挙げられる予定です。
 “御三家”といわれるほど格式の高い帝国ホテルですから、費用もそうとうな額になると思われます」(皇室ジャーナリスト)
 式場も決まって幸せいっぱいのおふたりだが、暗雲が立ち込めてくる今回の“事件”。
 小室家と竹田さんの出会いのきっかけについて、前出の友人はこう説明する。
「今から約10年前、当時竹田さんと佳代さんは同じマンションに住んでおり、佳代さんの夫が亡くなった後にふたりは交流が深くなったそうです。
 それから彼は、佳代さんと月に1~2回会うようになり、結果的にふたりはお付き合いすることになりました」
 圭さんが小学生のころ、父親の敏勝さんは他界しているのだが、佳代さんも父親代わりになる男性を探していたのかもしれない。
「佳代さんより年上の竹田さんが圭さんの進学先の相談を聞いたり、佳代さんとふたりで旅行に出かけたり、竹田さんの親にも会わせていたと聞いています。
 彼の休日には、佳代さんのパート先まで車で送るなど家族同然の関係で、お付き合いしてから数年後の'10年9月にふたりは婚約するに至りました」(友人、以下同)
 婚約関係にまで発展した仲を見ると、順調に事は運んでいたように見える。
 しかし、婚約してからの佳代さんは、竹田さんに対してたびたび“お金の無心”を始めたという。
「小室さんが現在住んでいるマンションのローンは、旦那さんが亡くなった際の保険金などで完済しているそうです。
 しかし、日々の生活費は佳代さんの収入のみだったので、決して裕福ではなく、むしろ生活は苦しかったんです。
 お金がない状況の中、圭さんが国際基督教大学(ICU)に入学するにあたり、“お金がない”と言うので、初年度にかかった入学金と年間授業料を竹田さんが貸してあげることになりました」
 大学2年生以降は、奨学金の試験に合格したので授業料はかからなかったそう。
 しかし、そのあとも佳代さんの“HELP”は続いた。
「圭さんが大学3年生のときにかかったアメリカ留学のための費用200万円、一時期通っていたアナウンススクールの授業料に関しても、佳代さんに頼まれた竹田さんが工面してあげていたのです」
 夫が急死したことで収入が激減してしまった佳代さんを助けたい一心で、お金を用意していた竹田さん。
 圭さんの学費などだけではなく、小室家の生活費までもまかなっていた時期があった。
「東日本大震災の直後、佳代さんのパート先の営業時間が短縮されて、さらに収入が減ってしまったそうです。
 佳代さんは竹田さんに何度も電話で“今月厳しいからお金を都合してほしい”と毎回10万円ほど要求するようになったそうです。
 圭さんにかかった費用と小室家の生活費で、貸した金額は合計で400万円をゆうに超えてしまったんです」
 確かに、竹田さんが友人に見せた銀行の通帳には、佳代さんの口座へ合計400万円以上が送金されていることが確認できた。
 一方で、電話をかけてくると、決まってお金の話ばかりの佳代さんに対して、竹田さんの気持ちもだんだんと醒めてきていた。
 そんなとき、別れを決定づける出来事が。
「圭さんが20歳前後の誕生日に、竹田さんが新橋の高級レストランでお祝いをしてあげたそうです。
 そこまではいいのですが、翌年の圭さんの誕生日に、佳代さんが“あの店じゃないと意味がない”と言い出し、竹田さんが別の店を予約していたのもおかまいなしに勝手にその新橋の店を予約してしまったんです。
 もちろん、会計はすべて竹田さんで、そのときに“私はただの財布じゃない。もうこの人とはやっていけない”と別れを決意したそうです」
そして竹田さんは婚約解消を伝えてーー
 そして婚約から約2年後の'12年9月ごろ、竹田さんの自宅を訪れた佳代さんと圭さんに対して、婚約解消の旨を伝えたという竹田さん。
 佳代さんは意外にもすんなり了承したのだが、貸していた400万円超については、やはりトラブルとなった。
「彼は婚約解消を伝えたあとに、今まで振り込んだお金を返してほしいと文書で伝えました。
 その後、佳代さんからは“月に1万円ずつほどしか返せません”と電話があり最初は返す意思がある様子だったと竹田さんは話しています。
 しかし数日後、佳代さんは弁護士に相談したのか、家まで届けにきた文書の中で“お金は贈与されたもので、返す理由がない”と返金を拒否してきたのです。
 その際、佳代さんと一緒に訪れた圭さんも“贈与だと認識しています”と言っていたそうです。
 確かに、借用書を交わさなかった竹田さんも悪いと思いますが、佳代さんにお金をあげたつもりはなかったんです。
 旦那さんが急に亡くなり、お金にそうとう困っている人に対して、借用書を作らせる行為がどうしてもできなかったと彼はつらそうに漏らしていました……」
 竹田さんは、佳代さんに対する善意を踏みにじられた悔しさでいっぱいだという。
「竹田さんも弁護士に何度か相談したらしいのですが、借用書がないことなどから裁判で勝つことは難しいと言われたそうです。
 その弁護士からは、今は相手の誠意に期待して様子を見るしかないと伝えられた竹田さんは困り果てています」
 12月7日の朝7時半ごろ、竹田さんとの“借金トラブル”について話を聞くため、自宅マンションから出てきた佳代さんを直撃すると、記者を一瞥して最寄り駅の方向へ早足で歩きだした。
─竹田さんから圭さんの学費や留学費用、生活費のために400万円以上のお金を借りたことは事実ですか?
「……」
─竹田さんに対して返金する意思がないとお伝えしたと聞いていますが、お金を返す意思はないのでしょうか。
「……」
 竹田さんの名前と借金の話を投げかけると、顔が少しうつむき、さらに歩くスピードが上がった。
─秋篠宮家の方々は、この事実をご存じなのでしょうか。
「取材にはお答えできません。申し訳ありません……」
 と言い残して去って行ってしまった。
借金トラブル、こういう場合は?
借金の履歴
【写真】眞子さまの妹・佳子さまのヘソ出しダンスがセクシー過ぎる
『弁護士法人・響』の天辰悠弁護士は、今回の“借金トラブル”に関してこう見解を示す。
「結論としては、竹田さんがお金を取り戻すことはそうとう難しいと思われます。
 今回はお金の受け渡しの理由が『金銭消費貸借契約』、つまりお金の貸し借りに基づいて行われているのか、それとも『贈与契約』に基づいているかで争いが起こっています。
 仮に裁判ということになれば、竹田さんはお金の貸し借りの契約が交わされたことを証明しなければなりません。
 今回のように合計400万円の大金を貸し借りするならば、通常は借用書を作成して、契約の年月日や返済方法、返済期限などを明示します。
 このような借用書がないと、竹田さんも贈与として認識していたのではないかと推認されてしまう可能性が高いので、取り戻すことが難しくなってしまいます」
 借用書などがない場合でもお金を取り戻せる方法は、佳代さんが今の姿勢を崩すということだけだという。
「小室さんが一部でも竹田さんに返済したという事実があれば、小室さん側もお金を借りたという認識があったということなので、貸借契約が成立していた裏づけになります。
 しかし、小室さん側がこの返金は今まで受け取った400万円に対するお金ではないという反論も当然できます。
 基本的に小室さん側が争う姿勢を崩さないと、竹田さんがお金を取り戻すことはできないでしょう」(天辰弁護士)
 法律的にも竹田さんは劣勢に立たされているのだ。
一方で、皇族の嫁ぎ先に対して求められる「品位」について次のように話すのは、宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さん。
「女性皇族の嫁ぎ先は、家柄やお金の有無より品位のほうが大事でしょう。
 それは、結婚される女性皇族に支払われる一時金は、一般の国民になった後も皇族だった者としての品位を保持していただくため、という目的からもわかります。
 さらに、嫁ぎ先のご家族が社会から非難されるようなことをすれば、嫁がれた元皇族の品位までも穢すことになりかねませんから、国はご家族の品位も含めて求めているといっていいでしょう。
 本件の事実関係がわかりませんので一般論になりますが、借りたお金を返さない家庭に皇族が嫁がれるというのは、好ましくありません」
 佳代さんから1円たりとも返ってこない「大金」のせいで、ついに竹田さんの生活にも支障をきたしてしまった。
「400万円が返金されないおかげで、竹田さんは住んでいた家のローンが払えずに、自宅を売却するしかなかった。貸したお金さえ返ってくれば、家を手放さずにすんでいたのに。
 これは誤解してほしくないのですが、竹田さんは圭さんの結婚の邪魔をしたいという気持ちはまったくありません。
 ただ、竹田さんのお金で圭さんはICUに進学し、アメリカ留学にも行くことができて、さらには小室家の生活までもが成り立っていたということを佳代さんに少しでも考えてほしいだけなんです。月に1万、2万円でも返済するような努力や誠意を見せてくれることを今でも彼は望んでいます」(友人)
 来年に迫る眞子さまの結婚に水を差すような今回の事態。今後、小室家が竹田さんに誠意を見せる日は訪れるのだろうか─。


1日10分歩く時間を増やすだけで死亡リスクは28%軽減する

2021-09-04 08:30:00 | 日記
下記の記事は日刊ゲンダイヘルスケアオンラインからの借用(コピー)です。


 糖尿病をはじめ、生活習慣病予防に運動がいいことはよく分かっているが、仕事や家事、育児で忙しくて運動をする時間がない……。自分自身に置き換えても、その気持ち、理解できます。運動する時間があれば、寝たり休んだり、家族とのだんらんや趣味の時間に使いたいですよね。

 米国心臓協会は、成人向け運動ガイドラインで、週にウオーキングなどの中強度の運動を150分以上、あるいはランニングや水泳などの高強度の運動を75分間行うことを推奨しています。

 しかし近年、日常的に使えるスマートフォンの健康アプリやウエアラブルデバイスが登場したことで、ウオーキングの歩数やさまざまな体の動きを測定できるようになり、さらに一歩踏み込んだ運動に関する研究結果が発表されています。

 参考になるのが、米ノースカロライナ大学の発表。2011年から15年にかけて、60歳以上、平均72歳の女性1万6732人にウエアラブルデバイスを身につけてもらい、週4~7日間の身体活動を追跡。

そして短い時間での身体活動の内容を「中断の少ない10分以上のウオーキングなどの運動」「掃除や洗濯などの家事、階段の昇降、車まで歩くなどの日常での移動や運動」の2種類に分け、さらに19年まであらゆる原因による死亡について調査しました。

 すると、1日2000歩以上の人は死亡リスクが32%減少したのですが、特に運動をしていなくても1日の歩数を1000歩増やすだけで、歩数が少ない場合に比べて死亡リスクが28%減少。長生きするには1日4500歩増やすと最高とのことですが、何もそれはウオーキングのような「中断の少ない10分以上の運動」でなくてもよいとの結果でした。

■座る時間を少し減らすだけでもOK

 カリフォルニア大学の研究でも同様の結果が出ています。同大学の学生を対象にしたこの研究では、長時間座っていると、心臓病、がん、うつ病、2型糖尿病、肥満などのリスクを高め、1時間に1回は立ち上がって体を動かすと、そのリスクが低くなるとのこと。

 1日の歩数を1000歩増やそうと思ったら、10分くらい歩けばいいといわれています。10分=1000歩。これくらい、何てことなく稼げそうじゃありませんか? それも、10分間歩き続けなくてもいいのです。

 1回買い物に出掛ければ、家から店までの往復と、店内を見て回る時間とで、10分なんてすぐです。「1日1000歩増」は、日常生活の中ですぐに実現できてしまう目標設定なのです。

 5分、いえ3分、いえいえ1分でもいい。立ったり動いたりする回数をできる限り多くする。必要なのは「体を動かそう」という気持ちだけ。

 在宅勤務で毎日通勤しないようになった人は、歩数獲得の貴重な機会がなくなってしまいました。コロナ感染拡大が言われるようになって1年半足らず、在宅勤務中心の人はその働き方が今後も変わらないでしょうから、歩数減少が将来の身体の健康へ与える影響は想像以上だと考えられます。

 日常生活の中でちょっとだけ活動量を増やすことを習慣化できればベスト。座っている時間を、少し短くするだけでもいい。「1時間仕事したらトイレに行ったり洗面所で歯磨きしたりする」「昼の休憩時間で家や会社の周辺をぐるりと歩く」「駅から自宅までの帰り道、近道ではなくやや遠回りをする」など、自分ができる範囲で行ってみてください。

1週間具だくさんアレンジスープで飽きずにおいしく認知症対策

坂本昌也
国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長
専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。