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佐藤愛子、電話中に昏倒したまま動けず!それでも「病院に行くのは死ぬ時と決めている」

2021-09-24 15:30:00 | 日記

下記の記事は婦人公論.jpからの借用(コピー)です。

1923年生まれで11月には98歳となる作家・佐藤愛子さん。ある日電話をしている最中に昏倒し、そのまま動けなくなってしまいます。ようやく少し身体が動くようになってからご家族の名前を呼ぶも、やってきたのは不愛想な猫のクロベエだけで――。
電話中に昏倒!
思えばこのエッセイを書き始めた時、ふと思いついたのが「毎日が天中殺」というタイトルだったのだが、今思うとあれは神の啓示であったのか。それともこのタイトルをつけた以上は何かことが起きなければならぬという自己暗示が働いているのか。過ぐる5月24日夜、電話中にゆえもなく私は昏倒したのである。
その日の昼過ぎ、難儀に難儀を重ねていた原稿をやっと書き上げ、A誌にFaxしてヘトヘトのまま夜を迎えてダイニングの椅子に腰かけたまま、テレビもつけず夕食もとらずぼんやりしているところへA誌の担当記者から電話がかかった。その応答をしている時だった。
渡した原稿のある個処の文字がよくわからないというので、それじゃ、元の原稿を見てみます、といったところまでは覚えている。原稿を取りに書斎へ行こうとした筈なのに、気がつくと私は廊下へのドアとは反対の方角にぶっ倒れていて、手にしていた筈の電話はどこへすっ飛んだのやら、メガネはふっ飛び大腿から脇、肩、顔、頭、左側面すべてを強打して動けない。
娘一家は2階にいるが、その場から叫んでも聞えるわけがないから声を上げなかった。
どしたのもヘチマもあるかいな
驚いたのはA誌の記者さんだろう。いきなり、ドターンと地響が聞えたと思ったら、あとはシーンとしている。この状況を伝えたいにも電話はどこにあるのやら、 探すにも身体が動かない。手も足も動かないからジタバタも出来ないのである。仕方ない。2階から娘か婿か孫かが降りて来るまでこのまま、ぶっ倒れてるよりしょうがないと思い、倒れていることにした。
しかし待てよ。時間はもう9時を過ぎている筈だ。その時間になってから、2階から誰かが降りて来るということはまずない。とすると私は明日の朝までこのままと床の上に倒れているということになる。毛布も枕もなく。
そのうち、少し身体が動くようになったようなので、ジリジリと這ってダイニングを出、更に廊下を這って階段の下に辿りつき、娘の名を呼んだ。
といってもその声はとても二階に届くほどの声ではない。二階からはテレビを見て笑っているらしい孫の「ヤァーハハハハ」というアホウさながらの笑い声が聞えてくる。二度、私は娘の名を呼んだ。階段の上にヌウと顔を出したのはいつも無愛想な猫のクロベエである。
「なにやってんだ? ばあさん」
というように、しげしげと見下ろしている。
不愛想な猫のクロベエがやってくるも(写真提供:写真AC)
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やっと娘が気づいて、猫は引っ込み娘が現れた。「どしたの?」という。どしたもヘチマもあるかいな。見ればわかるだろう。絞り足りない雑巾みたいにへたばっている姿を見れば。なにがどしたの? だ。と思ったが、それを口に出す力はもうなかった。漸くいえたのは、「いきなり倒れたんだよ......」 の一言だった。
娘と孫がどたどたと階段を降りて来て、二人がかりで両脇を抱え、さし当って一番近い小部屋に私を寝かせた。
え? 猫はどうしてたかって? 知りません! そんなこと。
ささやかな個人開業医が好きなワケ
そのまま、何日か、うつらうつら眠ってばかりいた。頭の打ちどころが悪かったのかもしれないが、とにかく眠い。
『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』(佐藤愛子著/小学館)
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あいにくそれは金曜日の夜のことで、翌日からは土・日とお医者さんは休みである。救急車? そんなこと、頭に浮かびもしなかった。「病院」というところへ行くのは、死ぬ時だけ、と決めている私である。
なぜそんな決心をしたかについては、新刊に記述した駄文を讀んで下さった方にはおわかりになることと思う。讀んでない方は、「どうせまた、佐藤のことだからつまらないことでヘソを曲げたのだろう」と思って下さればいいです。
病院という大きな組織の中では、我々患者は「人間」ではなく「患者」という「物」としてあつかわれる。病院へ行くということは、「物」になり切る覚悟というものが必要なのだ。
「物」あつかいされてまで病気を癒したいと思わない私は、町のささやかな個人開業医院が好きである。そこでは医師も人間、思者も人間、看護師も人間である。何ともいえない安心感のようなものがある。
普段使わない「ですます調」で示した決意
だから私は我が家から十分足らずで行けるS医院のS老先生にこの身を預けてもう五十年近くになる。先生も老い、私も老い、お互いに気心がわかり合っているのが、病を抱える身には何よりも有難い。
だがこの時(昏倒した時)は金曜日の夜であって、当然、診療室は閉め切られているだろう。救急車を頼むなんて大仰なことは頭に浮かばなかった。むしろイヤだった。
救急車には乗りたくない!(写真提供:写真AC)

救急車とくればその先は「病院」と決っている。とりあえず娘は、かねてより信頼している整体のN先生に電話をかけた。かくかくしかじか、と説明すれば先生はいわれた。
両方の手の甲を撫でてみて下さい。同じように普通に感じますか? どちらかに 痺れを感じませんか? 早速やってみて異常は感じないというと、頭の血管のどこかが切れていると厄介ですから、明日は頭のレントゲンだけ撮って、その後、私の方へ来るように、ということだった。
ナニ? レントゲン? ということは病院へ行くことになる。思わず顔をしかめたのは打撲の痛みのためではない。病院へ行くとあの病院得意の「検査」というやつが始まることになると思ったからである。
翌朝、とりあえず娘がS医院へ電話をした。すると老先生は土曜日なので休診で、その上、「私どもでは頭のレントゲンの設備はないので、他の病院へ行って下さい」と看護師がいったという。
それを聞いて私は、正直「しめた!」という思い。それじゃ眞直(まっすぐ)に整体のN先生のところへ行きます! と、普段は使ったことのない「ですます調」になって断乎(だんこ)たる決意を示せば、娘も観念してしぶしぶ同意したのであった。
なかなか死なない人だねえ
そんなこんなで整体操法を受けた後、私は心安らかに眠りつづけ、骨に異常はなく三日目には打撲の痛みはなくなっていて、やっぱり私の判断は正しかった。病院なんかへ行っていたら、今頃は検査入院とやらで、怒りながらまずい病院飯を食べてるところだ、と満足というより自慢の気分だったのだ。
だが昏倒した日は何でもなかった顔が、一夜明けると左目を中心に紫色に腫れ上り、コテンコテンにやられたボクサーのようになっていた。
全く我が顔ながら「見事」といいたいようなシロモノだった。その凄さは見ても見ても見飽きないという趣で、うたた寝から覚めると枕もとの手鏡をかざしては点検するのが無聊(ぶりょう)の日々の 唯一の楽しみになったのだった。
「それにしても、なかなか死なない人だねえ」
という声が向うの部屋から聞えて来て、それは娘と孫の会話らしい。
ホント、私もつくづくそう思う。
※本稿は『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』(小学館)の一部を再編集したものです。 


被害額1000万円も「占い詐欺」にはまる人の共通点

2021-09-24 13:30:00 | 日記

下記の記事は東洋経済オンラインからの借用(コピー)です

占いをさまざまな角度から検証する本連載。今回は「占い」だと思って利用していたら、実は詐欺だったという例を紹介する。中には被害額が1000万円近くになってしまうケースもあるという。いったいどういう手口でだまされてしまうのか。「占い詐欺」の相談が多いという、トライアンフ法律事務所の鎌田豊彦弁護士によると、詐欺にあいやすい人には共通点があるようだ。
無料鑑定からいつの間にか課金
占いにダークなイメージがつきまとう理由の1つに、「実際に占い詐欺にあう人がいる」という背景がある。では「占い詐欺」とは何かというと、鎌田弁護士曰く、「占いを装い、次々と課金させるもの」だという。
この連載の一覧はこちら
「明らかに詐欺というものは、鑑定がいつ終わるのかをうやむやにし、鑑定料を払い続けさせるようなケース。私の事務所に相談にいらっしゃる方の相談はほぼ『メール鑑定』の被害で、電話鑑定での被害相談はほとんどありません。電話の場合は時間単位の料金が明確で、時間が来たら相談者側から電話を切ることもできます。しかし、メール鑑定は何往復もメールをさせることで鑑定額がどんどん上がっていく仕組みになっており、それを利用した詐欺というケースが多いのです」
一口に鑑定と言っても、恋愛や仕事、人生相談などいろいろあるが、占い詐欺の場合、ほとんどが「金運をあげます」「高額宝くじが当たります」といった「お金」にまつわるものだという。その手口を鎌田弁護士はこう説明する。
「まずはネット上の無料鑑定広告で客を引き寄せ『あなたは今、高額くじが当たりやすい運気です』など言葉巧みに有料鑑定に誘導します。そこからメールのやりとりが始まり、1回1000円、1500円(メール開封は無料、メール送信にのみ課金される仕組み)と課金されて、いつしか支払額が数十万円~百万円になっているという仕組み。メールといってもすべてサイト内で行われるものであり、被害者が鑑定士に必ずメール送信をさせる指示があります。それを半永久的に繰り返すことで、あっという間に金額がかさんでいくわけです」
鑑定というと、1つの質問に対してそれなりに長い回答がありそうなものだが、悪質サービスの場合、短いやり取りを重ねてそのつど課金するのが特徴。また、意味不明の文字や金運が上がりそうな漢字の組み合わせなどをメール(チャット)で送らせるという手口もあるようだ。
1回の送付で 1000円(サイトにより異なる)の課金になるので、そうやって鑑定料を積み上げていく。途中で「離脱」しようとすると、「せっかくの金運がなくなってもいいのですか」などと、鑑定を続けさせようとするという。
利用者が詐欺だと気がつく瞬間
そう聞いても、「そんなことでだまされるのだろうか……」と疑問に思う人も多いだろう。しかし、トライアンフ法律事務所には月に30~50件ほど占い詐欺被害の相談があるという。昔に比べ、パソコンやスマートフォンが普及し、多くの人がインターネットに容易にアクセスできるようになった。
そのため、占いサイトの広告やメールを見る機会が増えており、その結果、悪質なサイトにもつながりやすくなっているのが現状のようだ。
では、相談者はどこで「おかしい」と気づくのだろうか。
「運営者側は、できるだけ何度もやり取りをしてほしいので、多くは鑑定が数カ月に及んでいます。しかし、長引けば長引くほど同じようなことばかり言われるようになり、相談者は徐々に疑問を持ち始めるようです。そこでようやく口コミサイトを調べたりして、詐欺だと気づくケースが多いようです」
ではどんな人がメール鑑定にだまされているのか。実は、相談者の多くは高齢者だという。それも、一人暮らしで趣味もない、話し相手がいない、頼る人もいない、という人が多いそうだ。
「入り口は、親身に話を聞いてくれるというケースが多いようです。そこからつい深入りしてしまう」(鎌田弁護士)。こうした人たちにとっては、詐欺師が数少ないコミュニケーションを日々とれる相手になってしまっているのかもしれない。
「中には、ご家族がクレジットカードの明細をみたり、『最近メールばかり気にしておかしい』などと相談に来られる方もいらっしゃいます。しかし、その場合本人が詐欺にあっているという自覚がないため、説得をしなければならないケースも。また、『今、とても運気がいいのに、ここでやめたら宝くじが当たらなくなりますよ』などと言われると、途中でやめられないと感じてしまう人もいるようです」
悪質サイトを摘発するのは難しい
もっとも、自分や家族が詐欺に気づいたとしても、弁護士事務所に相談するケースは一握りだと鎌田弁護士は見る。多くの人が泣き寝入りをしているのならば、悪質なサイトを摘発できないのだろうか。
メールやチャットによる占い詐欺では、鑑定を止めようとすると、引き止めるメールが来る(写真:トライアンフ法律事務所提供)
現状、トライアンフ法律事務所では、被害者から相談があった場合、まず被害内容を聞き、相手側に弁護士が入った旨書面を送る。課金内容のやり取りなどを確認し、メールや電話で返金交渉をする。示談が成立し、全額返金されるケースもあれば、一部の場合もある。運営会社が海外に移転しており、所在がつかめない場合は返金交渉自体ができないというケースもあるという。
示談が成立した場合、弁護士事務所には守秘義務があるため、運営会社を公表することはほぼ不可能。また、鎌田弁護士によると、詐欺行為を働く運営会社は社名を変えたりサイト名を変えたり、あるいは海外に移転するなどして特定するのも難しい。
占い詐欺は刑事告訴をするような案件ではないし、警察が動くケースはほぼない。運営者側が示談に慣れているともいえる。
「返金請求するには、課金やメールの履歴を残しておくことが必要です(それがない場合でも交渉は可能)。しかし、もっと手前で自衛するには、悪質なサイトだと気づくことです。不安をあおってくるようなことを言われたり、鑑定の期間が曖昧、こちらの質問に的確に答えない、何度もメールを送らせるなど、いくつも特徴があるので、そういうサイトには関わらないようにしましょう。そして何より、うまい話には乗らないこと。欲が深い人ほど、占い詐欺にあいやすいとも言えます」
最後に、鎌田弁護士ご自身は「占い」をどう思うか聞いてみた。
「占いと言ってもさまざまで、星占いのようなものもあれば、茶柱が立って喜ぶこともあります。占いそのものを否定するつもりはありません。自分で迷ったときの指針にしたり、いい方向に考えるきっかけになるような活用の仕方はいいのではないでしょうか。どの時代も詐欺はなくなりません。人の欲に付け込み、お金を搾取しようとします。それは占いに限らず、最近では、出会い系、支援副業、投資詐欺など数多くの詐欺が横行していますので、簡単に儲かるおいしい話は存在しないと思った方がいいです」」
島田 ゆかり : ライター


赤ちゃんの世界は発見と喜びに満ちている。

2021-09-24 12:00:00 | 日記

下記の記事はnoteからの借用(コピー)です

子育てのイメージというと、笑ってる赤ちゃんをお母さんが抱っこして微笑んでいる風景で、そんなイラストがいたるところにあふれている。
まだ歩かない時期の赤ちゃんは1日泣くか寝るかがほとんどなことも、新生児期の赤ちゃんが笑うのは実は生理現象だと知ったのは子育てがはじまってからだった。
赤ちゃんを抱っこするときというのは、赤ちゃんが泣いてへろへろなときか授乳でふらふらなときで、赤ちゃんをみて微笑むことができるとしたら赤ちゃんの寝顔をみてるときが多いというのもあとからわかった。

でもまぁ子育ての中に幸せはたくさんある。
赤ちゃんと目があえばうれしいし(寝た!と思った瞬間に目があってしまったときをのぞく)、こちらをみて笑ったり手をふったり(ぐうぜんだけどそうゆうことにしとく)、自分に向かってトコトコ歩いてきてくれるのは至福。
床にぶちまけられた離乳食や、ちらばったおもちゃたちの存在を一瞬忘れるくらい幸せな気持ちになる。

だけど、わたしが子育てをしていて好きな時間はそこではない。
赤ちゃんがひとりでなにかに熱中しているのをうしろからそっと見ているときだ。

0歳の次男を見ているのは楽しい。

自分の手をグーしてパーして不思議そうに眺めながらそれをずうっと繰り返して遊ぶ。

お風呂で手桶のお湯を湯船にむかってゆっくり流したら、手をのばしてつかもうとする。でもつかめない。
あれ?という顔をしてまた手をのばす。でもつかめない。おかしいな、という顔をして助けを求めるようにこっちをみる。

ちいさなちいさな足をぷるぷるとふるわせながらつま先立ちをして、ソファの上に手をのばし、リモコンをとった!というときの「やった!」と言いそうな表情。
とったその瞬間に長男にリモコンをとられてその勢いで尻もちをついたときのなにがおきたの?!というびっくりした顔。
長男をうらみがましく見上げて、またソファを目指して立ち上がるときの決意に満ちた立ち姿。

箱をひっくり返し、おもしろいものはないかとけわしい顔で探索し、はじめてみるものを不思議そうに眺め、そうっとさわってみる。
なんどかそうっと触っていたと思うと、急にぎゅっとつかんで満足げな顔でなめてみる。


なにやら自分の世界で遊んでいる様子をみているとあきない。

赤ちゃんの世界は発見と喜びに満ちているのだ。
言葉はまだ話せないけれど、その様子や表情をみているだけで「?」→「!」→「!!」→「?」→「!」
ずっとそれをくりかえしている。

わたしが子育てをしていておもしろいなぁと思うのは子どもたちの「?」と「!」をみつけたときだ。
そこに「?」を見つけるんだなぁ。
そういう「!」のときにそんな顔するのかぁ。
お、新しい「!」を見つけたっぽいぞ。

そんな風にななめ後ろくらいからストーカーみたいに眺めては、へぇとかほぉとかふふふとか思ってる。(あやしい)
子どもは自分とはちがう感性、ちがう世界をもっている。
その子どもの世界の端っこみたいなものをちょっと覗き見すると、子どもの目からみた世界をちょっと知れる。
それがわたしにとって「!」となることが多くて。
それがおもしろい。

子育てをしていてわたしがおもしろいと思うのは、そんな風に自分の知らない世界を、見えていない世界を、子どもたちが見せてくれるからなのだと思う。

みたむらさやか


しわ寄せは愛子さまに…心配される“眞子さま暴走婚”の影響

2021-09-24 11:00:00 | 日記

下記の記事は女性自身オンラインからの借用(コピー)です。

「眞子さまのご結婚は、これからの皇室のあり方に大きな影響を及ぼすと考えられます」

そう語るのは、近現代の皇室に詳しい静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さん。眞子さまの“年内結婚”報道について、宮内庁長官はいまだに口を閉ざしているが、前代未聞の事態に波紋が広がっている。小田部さんは次のように語る。

「1つ目の影響は、国民の声を無視して結婚してしまう眞子さまと、それを止められなかった秋篠宮家への不信感の増大です。将来の天皇となられるであろう秋篠宮殿下とその長男の悠仁さまに対する信頼の低下は、令和以後の皇室に対する国民の敬意を損ねる危険があります。

2つ目に、愛子さまへの信頼の高まりです。天皇家の長女として模範的な生き方をされている愛子さまに将来の天皇になっていただきたい、そう期待する国民の声は高まるでしょう」

眞子さまの結婚をきっかけに、“愛子さまを天皇に”という機運が高まる可能性はあるのか――。だが、宮内庁関係者は首を横に振る。

「愛子さまの将来は“宙ぶらりん”のままです。今年12月には20歳を迎えられるというのに、将来設計を定めることもままならない状況に、天皇陛下と雅子さまは深く懊悩されています」

女性天皇容認に約8割が賛成という世論調査に反し、すでに愛子さまが天皇になられる道は閉ざされつつあるのだ。

《天皇陛下の長女愛子さま(19)が天皇ご一家に残り、秋篠宮家の次女佳子さま(26)が秋篠宮家を継ぐことを念頭に置く》

共同通信が「天皇ご一家と4宮家存続の構想 政府、女性皇族が継ぐ案を想定」と報じたのは、悠仁さま15歳の誕生日当日となる9月6日だった。
■愛子さまが皇室に残るのは“悠仁さまを支える”ため?

眞子さまの年内結婚に絡んで、皇族数確保のために天皇ご一家と現存の4宮家を存続させる構想が政府内にあることが判明したという。女性皇族が結婚後も皇室にとどまれるようにするが、皇位継承権は認めない。常陸宮、三笠宮、高円宮も後継者がいなくなるため、旧宮家男子との養子縁組を模索するとの想定だ。

その狙いは《皇室の「現体制」を保ち、秋篠宮家の長男悠仁さま(15)の即位後も皇室全体で支えられるようにする》ことだという。前出の小田部さんは、この構想に疑問を呈する。

「“支える”といっても、愛子さまをはじめ内親王方や女王方はみな悠仁さまより年長です。年下の天皇を年長の方々が支援するという不自然な形で、次世代まで見据えた案とは思えません。さらに養子縁組などをめぐって常陸宮家や三笠宮家、高円宮家まで巻き込んでしまうと、皇室全体の大きな変革となります。当事者の意思も尊重する必要があり、さまざま意見の介入で皇室のあり方が根底から揺らぐ危険を感じます。

ただ、どのような方向に改革するにせよ、愛子さまは政府の決定に対応されるでしょう。それだけに、政府は愛子さまの未来に大きな責任があると考えます」

小室さん問題の影響で、皇族方の結婚相手に向けられる国民の視線は厳しくなると予想される。また、愛子さまが結婚後も皇室に残るとなれば、お相手にもそれを受け入れてもらわなければならない。

「陛下はさまざま困難を乗り越えて、ご自分の意思で雅子さまと結婚されました。愛子さまのご結婚が、皇室の事情や眞子さま問題の影響で難しくなってしまうことを懸念されているのです。皇統の問題は棚上げされ続け、陛下も雅子さまも愛子さまをどうお育てになるべきか、20年も悩まれてきました。愛子さまが成人されるいまになって、“悠仁さまを支えるため”というあいまいな理由で、結婚して皇室を出る選択肢すら奪われてしまう可能性が浮上しているわけです。

皇位継承権あるいは宮家当主など、きちんとした立場も認められないまま、“人生を犠牲にする”という愛子さまの将来は、両陛下にとって納得し難いものだと思います」(前出・宮内庁関係者)
■河野太郎氏も“女系天皇容認論”を封印

菅義偉首相の退陣表明で、事実上、次の総理を選ぶことになる自民党総裁選に注目が集まっている。有力候補の河野太郎行政改革担当相は過去に女系天皇を容認する趣旨の発言をしていたが……。

「一部保守派からの反発は強く、ネット上でも河野氏は“左翼”などとレッテル貼りされています。女系容認の主張は総裁選への足かせになると判断し、完全に封印したようです。愛子さまは“男系女子”ですが、女性天皇を認めれば女系天皇容認につながり男系が途絶えるとの見方から、一部には女性天皇にも強い反発があるのです。

自民党政権で女性天皇が実現する可能性は低いですが、男系男子だけで皇統をつなぐのは困難です。愛子さまは悠仁さまのサポートというより、男系男子での継承が難しくなった場合に備えて皇室に残るというほうが的を射ているのかもしれません」(皇室担当記者)

眞子さまの“暴走婚”により、皇室に残る女性皇族の負担はさらに増したといっていい。

「皇室への信頼を回復するために、国民の意見に耳を傾け、応えていくことが求められるでしょう。ただ、愛子さまに関しては、天皇家の娘でありながら皇位継承権はないという非常に難しい立場になります。“悠仁さまより愛子さまのほうが天皇にふさわしい”という声が高まれば、国民に分断が生じかねないのです。“支える”といっても、悠仁さまより目立つことは避けなければなりません。愛子さまは非常に窮屈な立場に置かれることになるでしょう」(前出・宮内庁関係者)

愛子さまの未来がはっきりと見えるのはいつになるのか――。      


眞子さま、ICU入学が人格形成に大きく影響 新しい女性皇族を育む一因に

2021-09-24 10:00:00 | 日記

下記の記事はNEWSポストセブンオンラインからの借用(コピー)です。

眞子内親王の結婚がついに実現される見通しとなった。根強い批判があるなか、結婚を貫けたのはひとえに眞子内親王の自立心にほかならない。そしてその強い自立心は「秋篠宮家の教育方針」によるところが大きい。
「秋篠宮ご夫妻は、皇族としての『公』と、プライベートの『私』を分けることに努められ、自主性を大事にする教育方針で眞子さま、次女・佳子さま、長男・悠仁さまの3人のお子さまを育てられました」(皇室ジャーナリスト)
 秋篠宮夫妻は子供たちにたっぷりの愛情を注いだ。その一方で、眞子内親王は長女として厳しく育てられた一面もあったという。
「眞子さまは幼い頃から、紀子さまに『もっとお行儀よくなさい』と細かくしつけられてきました。次女の佳子さまとの育て方にも違いがあり、幼い眞子さまがいたずらをしたら紀子さまは厳しく注意されましたが、佳子さまが同じことをしても、あまり叱られることはなかったらしいです。
 そのような教育方針の下、眞子さまはきょうだいの見本として成長していき、『私』だけでなく『公』を大切にする心を養い、女性皇族として務めを果たしていきました」(同前)
 2007年7月、当時15歳だった眞子内親王は山梨県で行なわれた「全日本高等学校馬術競技大会」で本格的に公務デビュー。2008年4月には東京・上野動物園で初めての単独公務として、愛媛県今治市から寄贈された野間馬・えりか号の記念式典に臨んだ。その後も精力的に励み、公務を通して責任感や自立心を形成していった。
 思春期の人格形成に大きな影響を与えたのが、2010年4月の国際基督教大学(ICU)進学だ。
 皇族は学習院大学に進むのが慣例だったが、眞子内親王は自由な校風のICUに進学することを希望した。それを後押ししたのは秋篠宮皇嗣だったという。皇室ジャーナリストで、文化学園大学客員教授の渡邉みどり氏はこう語る。
「眞子さまの進学について学習院側が何度電話をしてきても、秋篠宮さまは『進学のことであればお話はお断わりします』と話し合いを固辞されたそうです。眞子さまの気持ちを尊重したことに加えて、この先の皇族は国際的なマナーや教養が必要との考えから、ICUへの進学を認められたのでしょう」
 精神科医で教育評論家の和田秀樹氏も、眞子内親王と秋篠宮皇嗣のICU入学決断をこう評する。
「はじめから専攻に分かれた学部教育を行なう日本の多くの大学と違い、ICUは文理の枠を超えた教養型の学部教育(リベラル・アーツ)が充実しています。
 こうした欧米型の大学を選択されたことが、従来の皇室の枠に囚われない“新しい女性皇族”を育む一因になったと考えられます」
眞子内親王は、在学中には英エディンバラ大学に留学、卒業後は英レスター大学大学院博物館学研究科に進んだ。こうした留学経験も大きな意味を持ったと和田氏が続ける。
「あくまで一般的な話ですが、長期間の留学中は、上流階級や一般家庭の子女など多様な人々が共同部屋で集団生活を送ります。そのため生活上の様々な苦労を経験できるし、日本とは違って立場にかかわらず注意や助言をしてくれる人も多かったはずです。“一般人の普通の感覚”を学べる環境は、眞子さまの人格形成に大きな影響を与えたことでしょう。
 秋篠宮さまも英国への留学経験がありますので、そうした感覚を娘に学ばせたいとの思いが強かったのではないでしょうか」