Apple Pieと月の船

さくやの日常や思ったことを気ままに綴っていきます

10月の読書データ

2013年11月03日 | Books
1年10ヶ月ぶりの読書メーターです(笑)
さあ、今回はいつまで続くかな?(爆)

中にはネタバレを含む感想もありますので、未読の方はご注意ください。
また、感想は一部加筆・修正しています(読メは文字数制限があるので削ることもしばしばなのです。。)

2013年10月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3301ページ
ナイス数:117ナイス

大奥 10 (ジェッツコミックス)大奥 10 (ジェッツコミックス)
表紙が白く、複数人だったことにびっくり。
ずっと表示されてた←此方のイラストは表紙だったのか…。
そして内容は、これまでで1番辛かった。
赤顔疱瘡に対しワクチン接種という対処を見つけたものの、政の大きな争いの渦に巻き込まれ、
不遇の最期を遂げる青沼と平賀源内。黒木さんの慟哭は胸が痛かった。
田沼意次も、史実で伝えられている姿とは全く違い、とても誠実に仕事をしているのに、
うらはらの評価、天災までも意次のせいとされて追い込まれていく姿が本当に辛い。
そして、将軍は再び男性へ。
正直、この後は将軍そのものが表立たない(有名でない)時代が続くのでどうなるのかなと思ってたんですが、
ここで男系へ戻すのか!!と。よしながさんの手腕に脱帽。
完結も近い感じがしますが、今後の展開が楽しみです!!
読了日:10月30日 著者:よしながふみ

封印再度 (講談社文庫)封印再度 (講談社文庫)
S&Mシリーズ5作目。
名家に伝わる開かない箱“無我の匣”と取り出せない鍵の入った壺“天地の瓢(こひょう)"。
箱・鍵の解けないパズルが、名家の主人の謎の死と絡み合う様が面白い。
箱と鍵のトリックは実際に見てみたい!理論上では確かに可能ですが、実現するのはどうなのでしょう。
タイトル『封印再度』と『Who inside』、そんな言葉遊びも大好きです。
それにしても、萌絵ちゃんは犀川先生を振り回しすぎ。。
初読時はあまり気になった記憶が無いのですが、今読むとかなり行き過ぎた仕返しだなと思います…。
まあ、それで犀川先生(と国枝先生)の意外な面も見れたので良しとする、かなあ(笑)
読了日:10月29日 著者:森博嗣

文庫版 死ねばいいのに (講談社文庫)文庫版 死ねばいいのに (講談社文庫)
一気読み。インパクトの強いタイトルですが、ラストでその意味が分かり、戦慄。。
途中で予想のついた部分もありましたが、それでどういう結末になるんだろう?と読み進んでいったら…。。
驚愕もさることながら、全編に渡って描かれた人間の仄昏さ、
そして伏線の全てをラスト数ページで回収してきっちり匣に納めたところも、
さすが京極夏彦!と言いたくなりました。『死ねばいいのに』。怖い言葉ですね。
読了日:10月25日 著者:京極夏彦

AKB49~恋愛禁止条例~(16) (少年マガジンコミックス)AKB49~恋愛禁止条例~(16) (少年マガジンコミックス)
SKE編。熱い熱いスポ根漫画なので読んでて心地良いです。
どんな困難が合ったとしても結局は大団円になるだろうことは毎回予想してますが、
そこまでの道のりで「どうやって解決するんだろう?」とハラハラさせてくれるのが良い。
『懸けているのは他人の夢か?!違う!!おまえたちの夢だ!!』という松井珠理奈の台詞が印象的。
努力は実る、夢は叶う、誠意は伝わる。
現実はそうもいかないけど、みのりたちはそうあって欲しいな、と毎回思います。
いまマガジン本誌でやってるNMB編も面白いんだ、ほんとに。続きが早く読みたいー!(笑)
読了日:10月23日 著者:宮島礼吏

詩的私的ジャック (講談社文庫)詩的私的ジャック (講談社文庫)
S&Mシリーズ4作目。
大学内で起こる連続殺人事件に犀川・萌絵の師弟コンビが挑みます(犀川先生は無理やり巻き込まれてるだけか…)。
今回はタイトルの通り、詩的な表現がたくさんあって魅了されました。
“綺麗なイーコールのために”という殺害動機も納得。多分、私もこの話の犯人と似たような性格だからかな。
森さんの言葉のセンスはとても好きです。
普段は論理的な思考と言葉を発する萌絵ちゃんも犀川先生の前だと途端に破綻してしまうのだなあ…と少し微笑ましく思ったり。
一生のお願い、叶うと良いね。
製図やらUNIXやら、自分の学生時代を彷彿とさせる単語が出てきて懐かしくもなりました。
読了日:10月23日 著者:森博嗣

リトル・フォレスト(2) (ワイドKCアフタヌーン)リトル・フォレスト(2) (ワイドKCアフタヌーン)
小豆料理に山菜の天ぷら、合鴨ソテー、黒米とかぼちゃの二色ケーキ…2巻も美味しそうなものが沢山でお腹が空きました。
中でも心惹かれたのがワラビ!毎年山で取って食べてたのに、今住んでる所では自生は元より、スーパーにも並んでいない…。
久々に食べたくて堪らなくなりました。
続けようと思えばいつまでも続きそうな話でしたが、いち子の悩みや決意を含めてきちんと着地して終わってる所はお見事。
“いつか帰ってくる日のために”と田畑の維持をしてくれてる友人が、良いなあと思います。
読了日:10月21日 著者:五十嵐大介

その男、甘党につきその男、甘党につき
ショコラの甘い香りが漂ってきそうな一冊。舞台がパリだからこその雰囲気、少し不思議な浮遊感のあるストーリー。
とっても素敵です。そして何よりも、ジャン=ルイの渋い大人の色気が溜まりません!
初めは少し冷たい感じがする甘党の謎の男性という雰囲気でしたが、
次第に人情味というか、人柄が感じられるストーリー展開になってたのも良かったです。
“ショコラの魔法”はすごく素敵!私もしんどい時はショコラを一欠片、口に入れてみよう。
読了日:10月20日 著者:えすとえむ

笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)
十数年ぶりに再読。S&Mシリーズ3作目。
森博嗣作品はトリックや謎よりも、天才と呼ばれる人たちとの掛け合いやモノローグの方に惹かれます。
この巻だったら11章3項かな。
トリックは予想がついたものの、出てくる算数の問題は初読時も、そして今回の再読時も一切解けませんでした(笑)
誰かビリヤードの問題の答えを教えてください。。
読了日:10月20日 著者:森博嗣

リトル・フォレスト(1) (ワイドKCアフタヌーン (551))リトル・フォレスト(1) (ワイドKCアフタヌーン (551))
故郷の山村で一人暮らしする女性の生活を描いた物語。
自然の厳しさや大変さも描きつつ、そこで育まれる恵みの食材たち。それを無駄なく丁寧に料理するいち子。
“生きる”ことってこういうことなんだと思います。
ばっけ味噌、つきたてのお餅に納豆を絡めた納豆餅、薪ストーブで焼いたパン、栗の渋皮煮、
全てが美味しそうで、読んでてお腹が空くー(笑)キャベツケーキに挑戦したくだりが1番好きです。
気ままなように思えますが、幼い頃の母の失踪など少し暗い部分も絡めてあったり。
2巻も買ってあるので、読むのが楽しみ。
読了日:10月20日 著者:五十嵐大介

銀の匙 Silver Spoon 9 (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon 9 (少年サンデーコミックス)
“夢だけあってもそれは片輪の車みたいなもの。それを支えるもう片輪が無いと前進できない”。
深いなあ。。厳格そうな父と初めて向き合った八軒くん、成長ですね!
父の方はもう少し考えてることがありそうだけど…?伝えるのが不器用なだけじゃないかとも思ったり、
それにしても、エゾノーでの生活は楽しそう!
肉体労働は厳しいですが、それ以上に美味しいものだらけ♪
焼き椎茸、私はポン酢がいいと思います(笑)豚肉ファンドも参加したい!
進んでそうで進まない弟の恋路に対し、
それを一足飛びどころか全速力で飛び抜けていったお兄ちゃんの結婚(しかもお相手はロシア人!)に笑いました〜
読了日:10月17日 著者:荒川弘

球場ラヴァーズ~だって野球が好きじゃけん~ 1 (ヤングキングコミックス)球場ラヴァーズ~だって野球が好きじゃけん~ 1 (ヤングキングコミックス)
基町姉さんがヒロインの、熱い熱いカープ応援漫画となっています!
個人的には日南子ちゃん編の『私を野球につれてって』よりも共感出来るところが多くて好きかなあ。。
“頑張ってる人を応援する”気持ちという部分への共感ですが(私はカープファンではないので…)。
恋路もちょっとずつ進んでいるようで、嬉しいな。
現在カープはCSファイナルに駒を進めていますが、それが漫画とどうリンクしていくのか楽しみです。
基町姉さんやみなみさん、実央ちゃん達はいまこの瞬間をどう思うのかなあ、とニュースを見ながら思いを巡らせるのが楽しい。
こんな楽しみ方があるんだ!という新たな発見でした。
読了日:10月17日 著者:石田敦子

和菓子のアン (光文社文庫)和菓子のアン (光文社文庫)
再読。すらすらと気軽に読めて、そして面白い。
和菓子の豆知識も多くて、日本の“風流”というものを再認識。和菓子って奥が深い!
しかもアンちゃんのオススメの仕方がまた…。私がお客だったら間違いなく買ってしまいそう。
続きも刊行されそうな感じがして、楽しみです。
読了日:10月15日 著者:坂木司

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