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なぜ銃口は向けられたのか、、、

2007-09-29 00:41:40 | 最近の新聞記事より

 

ミャンマーでの日本人死亡で、真相究明求める=官房長官(ロイター) - goo ニュース

数日前からミャンマーの政情が不安定で、政治には我関せずなはずの僧侶の一団がデモ行進をしているのを見て、きっとこれは何か尋常でないことが起きているとは思っていた。

でも日本人の一人がそうした中で倒れるーの一報を聞いた時、きっと物見遊山的なミャンマー滞在の日本人が流れ弾に運悪く当たってしまったのだと思っていた。

しかし、、、事実は衝撃的だった。明らかにカメラを向けた日本人を狙い撃ちしている。
至近距離で右胸を撃たれ、左の背中部分から弾が貫通していたという。弾圧された市民のむごたらしい映像を一切出すわけにはいかない、、、。といった軍事政権の意図がはっきり映し出された映像だった。

撃たれた日本人ジャーナリストは、自ら進んで危険な地域で取材活動を続けていたという。「誰も行きたくないところでも、誰かが行かなくてはならない。」と自らの使命を最後まで全うする人生だったようだ。

彼のカメラは恐らく破壊され、用をなさなくなってしまっていると思うけど、銃弾に倒れながらもカメラを無意識に掲げている姿は、まさに死を超越したプロフェッショナルなジャーナリスト魂そのもの。

そしてその様子をはっきりと映した映像は、その記者のカメラに収められたものの用をなさなくなってしまった映像とそれに書き添えられたであろう記事以上のインパクトをもって全世界に配信されるだろう。

彼は死をもって、最期の偉大な仕事をしたことになるのだ。

          

小市民sakuraにさえ、こんな衝撃と怒りと悲しみを与えているのだから、その最期の仕事の意味は計り知れないほど大きいと思う。

それにしてもひどすぎる。日本人が狙われたことにムカつくとともに、
その衝撃的映像を見た瞬間、なんだか鼻がツーンときて、思わずウルッときた。その後、ボロッときた。

人間がなんの落ち度もない人間に対し、まるで狩りでもするかのように平然と銃口を向けるような国家は絶対異常だ。異常な国家はいずれ滅ぶのは歴史が証明している。

世界中でミャンマー政府に向けて抗議の声が広がっている。
一日本ジャーナリストの死はミャンマー政府の意図をまったく逆効果に覆したと言えよう。

僧侶がデモ行進することも、尋常でないけど、僧侶を殺傷することは、仏教の国ミャンマーではありえない光景だ。

そんなありえない光景を見たお釈迦様は、今どんな風に思って見ているのだろう。
慈悲深いお釈迦様がそんな状態を長くそのままにしておけるはずはないであろう。

          


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