こんにちは!さくちゃんです。
私は普段、出版社で企画職をしています。
もともと本を読むことが好きで選んだ仕事です。
ジャンル問わず色々な本に触れてきたと思います。
その中でも読んでとても衝撃を受けたのが「嫌われる勇気」という本でした。
アドラー心理学をもとにした、大ベストセラーである書籍なので、読んだことはなくても聞いたことがある人はほとんどではないでしょうか?
私にとって、自分の考え方の助けになった「嫌われる勇気」。
読む人にとってきっと感想は様々かなと思いますが、私が読んで学んだことを通してこの本を紹介していきます!
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目次
■自己啓発の父、「アドラー」の教えにならった話
■自分の今の状態の原因は自分にある
■「ムカムカ」から「スッキリ」に、読みながら変化した感情
■最後に
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■自己啓発の父、「アドラー」の教えにならった話
「嫌われる勇気」は自己啓発の父と呼ばれる、オーストリア出身の心理学者「アドラー」の教えをもとにしたもので、
「アドラー心理学」の第一人者である岸見一郎氏と、ライターの古賀史健氏がタッグを組んだ書いた本です。
単に「アドラー心理学」の教えが羅列されているのではなく、自分の自信のなさに悩む”青年が”哲人”と呼ばれる哲学者に人生相談をする、2人の対話が繰り広げられる形となっています。
心理学と聞くとどこか堅苦しいイメージがあって敬遠している人もいるかもしれませんが、会話形式なのでとても読みやすく、「アドラー心理学」を学ぶことができると思います。
■自分の今の状態の原因は自分にある
”今目の前に起きていることは全てあなたが選択した結果”
私は本にこのようなことが書いてあってまずはじめに「なんてこった!?」と思いました笑
まるで世界で起きていることは全部私のせいと言われているような気がして、頭の中が”?”で埋め尽くされたことを覚えています。
今考えると、もうすでに引き込まれていたのかもしれませんね!笑
書籍の冒頭から、「目的論」と「原因論」について哲人と青年は議論します。
「目的論」は、”今起きていることは自分の目的のために選んだ結果”
「原因論」は、”今起きていることは過去の何かしらの出来事によって起きたこと”
この2つは相対する考え方です。
私は冒頭部分を読んでいて、「目的論」も理解できないわけじゃないけれど「原因論」も間違ってはいなくない?と思いました。
むしろ「目的論」だと全部自分のせい、逃げ道がないような気がするのでそんなわけがない!とも思ってしまいました笑
読んでいるうちに、「目的論」はすごく生産的だということがわかりました。
「目的論」の意味をちゃんと理解したことは本当に面白かったです。
■「ムカムカ」から「スッキリ」に、読みながら変化した感情
この書籍は哲人と青年の会話形式になっていて、冒頭から「目的論」と「原因論」について議論していることに少し触れました。
青年は相談しているにも関わらず、「目的論」を受け入れられず、哲人に終始噛みついています笑
青年に感情移入したことと、先ほども書いたように私も「原因論」も正しいよね!?と思っていたので、読み初めの感情は「ムカムカ」しながら読んでいました🤣
ですが不思議となぜ哲人が「目的論」を推しているのか気になり、「ムカムカ」しながらも読み進めました。
今思うと、この「ムカムカ」は図星を食らったような感覚で、痛いところをつかれていたが故に感じていたものだったと思います。笑
次第にその痛いところを解決したいと思いながら読んだことがよかったかもしれません。
読み終わったあとはすごく「スッキリ」した気持ちになりました。
「目的論」はとても生産的で、考え方や物事に対する捉え方がとてもシンプルになったように思います。
読んでいる間に感情が180度変わり、狐につままれたような感覚でしたが、
考え方がシンプルになったので読んで本当によかったです。
■最後に
私の考え方に影響を与えた、「嫌われる勇気」。
読む人によって感じることが様々あると思ったので、この記事では、主なテーマである「目的論」と「原因論」について細かくは書きませんでした。
一つの考え方としてとても面白い内容だと思います。
ぜひご自身の手で読んでみてください!
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