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コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

狼と香辛料 第11話 「狼と最大の秘策」 感想

2008-03-12 23:58:56 | 狼と香辛料(2008冬)

 前回どん底まで落ちたロレンス。今回はその後のロレンス、ホロの様子が描かれていきます。ロレンスとホロが仲直りするシーンはやっぱりいいですね~。では行きます!


 前回借金を背負わされ、借金返済のため知人を当たりお金を貸してもらおうとしていたロレンス。しかしホロを連れ歩いていたせいで、知人らはバカにしているのかとロレンスを門前払い。失意に打ちのめさせたロレンスはホロに「お前さえー」と言いかけ、ホロを傷つけてしまいます。
 それからロレンスはまだ諦めずお金を貸して欲しいと知人を当たります。しかしここ一連のロレンスの失態は街中に広まっており、しまいにはとっとと出てけ~!と言わんばかりにお金を投げつけられる始末。とにかくロレンスはどん底です……。
 そして宿に帰ってきたロレンス。そんなロレンスを宿の主人が冷たく迎えます。ロレンスは気が滅入りながら部屋へ入っていきます。ホロは戻ってきていて部屋にいました。ロレンスは躊躇いながらホロに声をかけます。でもホロは寝ているふり。ロレンスはそれでもホロに、街を駆け回っても3リュミオーネしか集まらなかったことと、ホロに路銀としてそれを託すと言います。ホロの返事はありませんでしたが、それからロレンスは宿を出て行きます―。
 が、そんなロレンスの頭上に重い袋が降ってきます。それはさっきロレンスがホロに託した銀貨。ホロはロレンスの話を聞いた上でそれを投げました!ホロナイス!!
 ホロはロレンスに部屋へ戻ってこいと促します。それに従いロレンスは部屋に。戻ったロレンスは戻って早々

「たわけ」

 とホロに言われます。これは身にしみるセリフ・・・。ロレンスはこのホロの言葉に「悪かった」という他ありませんでした。それからホロはロレンスにお金を集めた方法を聞き、ロレンスを叱った後、ロレンスを睨み付け、

「悪いのはわっちじゃないか!わっちがおらなかったら借りられたんじゃろう?
 なぜぬしはそれをもっと怒らぬ!わっちは、わっちは・・・・・・!」

 と泣き出してしまいます・・・。ここは小清水さんの演技もあってなかなか良い出来栄えになっていたんじゃないかと感じました。ホロのやるせない気持ちが伝わってきます。その後ホロは癇癪を起こしロレンスを戸惑わせます。ちょっとここは見ていてハラハラ・・・。
 それからホロは落ち着きロレンスに「お人好しが・・・」と呟き、自分がいたためにロレンスがお金を借りられなかったことを悔い、ロレンスにその自分の思いを伝えます。ここは原作を知っていても思わず見入ってしまいました・・・。こっちも泣きそうになるというか・・・・・・。やっぱりアニメと原作では場面の見せ方も違ってくるので、アニメで改めて見ると新鮮な気分で見れます。
 そのホロの言葉にロレンスもホロに自分の勝手な振る舞いを謝らなければと感じロレンスに謝ります。これでひとまず2人は仲直り。でもホロはその後、ロレンスにあることを聞きます。それは、何故ロレンスはお人好しなのかということ。これにロレンスはホロの望む答えを考えつつも、

「性格、かな」

 とまたまたごまかします。でもホロはやはり納得できずお人好し!という言葉を連発してキレてしまいます。今回お人好し言い過ぎなような・・・。ロレンスはこれにたじたじ。でもホロはもう一度ロレンスに問います。

「なんで・・・そんなにお人好しなんじゃ?」

 2巻のキャッチコピーにもなっていた印象的な言葉です。それだけに気になるのはロレンスの言葉。ロレンスは流石にここでごまかしは出来ないと感じたのか、こう答えます。

「お前が特別な存在だからだ」

 それはホロが望んでいた言葉。この言葉にホロはまんざらではなさそうに、嬉しそうな反応をします。そしてそんなホロをロレンスが抱きしめます―。ここは原作を読んだ時もドキドキしてしまったシーンで大好きです。アニメではちょっと挿絵とイメージが違っていて残念でしたが、2人の演技が良い感じなのでまあ良かったんじゃないかと。
 しばらくそんな状況が続いた後、我に返った2人は改めてこの状況を打開する方法を話し合います。そこでホロは自分の策をロレンスに話します。不本意だと思いつつもホロが助けを頼むべきだと話す、その作戦に必要不可欠な人物。それはノーラでした。やっぱりノーラがこの商売に絡んできました!

 早速翌日、ロレンスとホロはレメリオ商会に金に関する援助をしてくれるように頼んだ後、ノーラに商売の話を持ちかけることに。2人の策は金の密輸。大きく出ました・・・。でも昨日と比べて2人の表情には明るさがあるようです。良かった、良かった・・・。
 一方ノーラは教会にまたまた理不尽な仕事を言いつけられ我慢の限界。そこにロレンスが成功すれば20リュミオーネが手に入るという、上手い商売の話を持ってきます。ロレンスは一通り商売の話をした後、ノーラの教会への不信感を煽り、同調します。ここのロレンスの豚呼ばわりには驚きでした・・・。この作品の教会はとことん悪ですね・・・・・・。
 これにノーラは危険を伴うというロレンスの言葉に迷いながらも

「ぜひやらせて下さい」

 と、確かな意思で商売の話に乗ることにします。これにロレンスは握手でそれに答えます。こうしてロレンスはノーラを商売に協力させることに成功します。幸先の良いスタートです。
 そして契約が成立した後、別れ際にノーラは

「私、他の方のお仕事だったらお受けしませんでした。
 ロレンスさんだから、決めたんです…」

 とロレンスに言い去っていきます!ここは原作になかったシーンだったので驚きなセリフでした~!!でもノーラの確かな決意が伝わってくるノーラの強さが伝わってくるセリフで良かったと思います。このセリフにより、ノーラのイメージも変わってきました。ノーラ強し!!
 このセリフにロレンス達は動揺しつつも、更にやる気になります。ロレンスは

「全員が笑えるような結果になるように努力するしかない」

 とホロに言います。お人好しなロレンスらしいセリフですね~。この言葉は後々の展開のロレンスの決断にかかってくると思われるセリフです。そしてこのセリフにホロは、

「ぬしはどうにもお人好しじゃな」

 と相変わらずホロらしい受け答え。そんな2人の表情にはすっかり明るさが。この2人のやりとりもありますし、商売が上手くいくことを祈りたいと思います!
 今回最後のシーンはレメリオ商会に呼びつけられたリーベルトが、何か命令されている場面。なにやらまたまた不穏な空気が漂ってきました―。


 次回は「狼と若造の群れ」この状況を打開するためにいよいよ金の密輸が始まります。でも一方でレメリオ商会では不穏な動きが…。果たしてロレンスはこの密輸を成功させることができるのか、注目です。
 気づけば狼~も残り2話。残りもしっかり見ていこうと思います。